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白銀の雪と果てしない旅  作者: 鷹真
2/12

出会い

灰で汚れたような重たい雲に覆われた天を、辛うじて開いた目で見上げた。

とても寒い。

僕はやっと死ねるのだろうか。

ダウンタウンの汚い片隅で、ゴミの様に。

僕は動かない。

痛む体を動かして、行く所もない。

だから、僕は動かない。


「おい。大丈夫か?」

聞き間違いかと思った。

だって、そうだろ?

僕は、ゴミだよ?

ゴミに話かける事なんてないだろう、普通。

まぁ、僕の場合、普通っていうのが解らないけど。


僕は、霞む目で話し掛けてきた人をなんとなく見た。

ぼやけて、あんまり良く見えなかったけど、僕を殴らないみたいだ。ちょっとだけ安心した。

死んじゃってもいいけど、やっぱり痛いのは、怖い。

その人は、動かない僕に手を差し伸べてくれた。


重たい天から、白い雪がちらつき始めていた。

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