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序章
『俺を殺してくれ。
・・・俺が人であるうちに。』
僕は、拾われた。
ダウンタウンの片隅にゴミの様に打ち捨てられていた僕。
雪がチラついていて、とても寒かったあの日。
僕は、あの人に拾われた。
あの人は、旅人だった。
左の口角を僅かに上げて、寂しそうな笑顔をする人だった。
僕には、解らなかったんだ。
あの人の痛みも悲しみも。
僕は、心が壊れていたから。
僕は、優しさを知った。
僕は、悲しみを知った。
僕は、痛みを知った。
それでも、僕は旅を続ける。
『俺を殺してくれ。
・・・俺が人であるうちに。』
僕は、拾われた。
ダウンタウンの片隅にゴミの様に打ち捨てられていた僕。
雪がチラついていて、とても寒かったあの日。
僕は、あの人に拾われた。
あの人は、旅人だった。
左の口角を僅かに上げて、寂しそうな笑顔をする人だった。
僕には、解らなかったんだ。
あの人の痛みも悲しみも。
僕は、心が壊れていたから。
僕は、優しさを知った。
僕は、悲しみを知った。
僕は、痛みを知った。
それでも、僕は旅を続ける。