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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

同衾してみたその後

作者: 群雲
掲載日:2025/10/05


閲覧いただいきありがとうございます!


X(旧Twitter)の企画に投稿したお話です。

『同衾してみた結果』

https://ncode.syosetu.com/n8082kt/

こちらのふたりのその後です。


 年甲斐もなく、恋をしている。

 叶うわけもなく終わるはずだった恋。どういう訳か、叶ってしまった恋。

 長年ひっそりと想っていた友人と恋人になったはいいが、おっさん同士でお付き合い、なんて、何をすればいいんだ?

 仕事して、一緒にメシ食って、週末はまあ、ベッドで過ごして?あとは?

 俺があいつに飽きられない為には、どうしたらいい?

 悶々としながら洗い物をしていると、つい力が入る。皿と思考と格闘していると、友人改め恋人がキッチンに現れた。


「なあ、お前明日休みだよな?」

「ん?あぁ、休みだけど」

「そうか」

「なんだよ」

「いや……デートとか、どうかと思って」


 予想外の言葉に、皿が手から落ちて大きな音を立てた。どうやら割れてはいないようで、ホッとする。

「大丈夫か?嫌だったらいいんだ。どうかと思っただけだからな」

「いや、ちげえよ。……いいじゃん」

「そうか。よかった」

「で、デートってなにするんだ?」

「特になにも考えてなかった。お前とデートがしたいと思っただけだからな」

 相変わらずどこかズレているような、なにを考えているかわからないこの男らしい台詞に思わず笑いが漏れる。

「はは!お前らしいな」

「なんだそれは。お前がデートをしてくれるなら、これから考える」

 そろそろ髪に白髪も混じるような年のおっさんに、ムッとする顔も可愛いじゃん、なんて思うのは惚れた弱みなのか。


「じゃあ、明日楽しみにしてるよ」

「任せろ」

「あ。ならお前、今日は手加減してくれよ?」

「何をだ」

「セックスに決まってんだろ。明日動けなかったら意味ないだろうが」

「……善処する」

 またもやムム、と眉間に皺を寄せながらリビングへと戻っていく姿を見送り、小さく吹き出した。

 先ほどとは打って変わって軽やかな気持ちで皿洗いを再開した。


 今晩も、明日も、きっとその先も、あいつと一緒に楽しんでいけそうな気がした。


気に入っていただけたら、幸いです!

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