最終回:~元社畜の俺、戦うのは嫌なのでマヨネーズ売り始めたら王になりました~
――あの突然の逮捕から一年、俺はとんでもない状態になっていた。
『国王アズ・ラエル万歳ッッッ!』
『きゃああああああああアズ様ぁーーー!』
歓声を上げる民衆たち。そんな彼らへと引きつる表情を隠しながら手を振る。
――そう、アレから俺はこの国の王になってしまっていた!
「(うぉおお……なんでこうなっちまったんだぁ……!)」
本当に意味が分からない……!
領主たちの計略によって俺が逮捕されたと知るや、冒険者や街の住民たちが一斉蜂起をかましたのだ。
そしてなだれ込む大群衆。なぜか俺のことを慕いまくる人々によって解放されるも、それはトラブルの始まりに過ぎなかった。
領主に反逆したリーダー……と思われている俺のことを、王家の者たちが危険視して襲ってきたのだ。
かくして内戦は始まった。俺のマヨネーズ産業によって救われた者たちが戦士となり、国の騎士たちと大バトル。
最終的にこちら側が勝利し、何の指示も出していないのに俺は王様になってしまったのだった……!
――マヨネーズ型の王城にて、俺は心から大声を上げる!
「マヨネーズを作ってただけなのに、どうしてこうなったぁあああああああああ!!!?」
・ご愛読くださいまして本当にありがとうございます……!
皆様の心にマヨネーズを添えることができましたら幸いです!
最終決戦での覚醒は書いてて本当に熱くなったと思います。ご感想、お待ちしています。
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斬 殺 サムライ・ダークネス
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新作になります。
ぜひ読んでみてください。