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遠距離恋愛の果てに  作者: 藤乃 澄乃
【第6章】 遠距離恋愛のはじまり
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ベテラン女子社員(1)

 今週末の3連休、龍也たつやくんが帰ってくる。今日は水曜日。明日明後日と会社に行けば、金曜日の仕事終わりに最終の新幹線で彼は帰ってくるのだ。その夜は直接実家に帰り、次の日、そう土曜日の朝に待ち合わせをしている。


 1ヶ月とちょっとぶり。龍也くんもこちらで会いたい人もたくさんいるだろう。

 まず土曜日は職場の仲良しで先輩の家に集まるという。


 龍也くんの先輩の智ちゃんと彼女、もとい今は奥さんの恵子ちゃん、後輩の小川くんと彼女の美枝ちゃん。同じく後輩、あのイケメンで彼女のいない浩ちゃん。


 そういえば智ちゃんと恵子ちゃんの結婚式の二次会で、龍也くんは幹事をすることになったとか言ってお店探しから会の進行、寄せ書きのための色紙を買いに行ったりと、ふたりの結婚式を嬉し忙しと応援していたのを思い出すな。あれからもう2ヶ月以上も経つなんて。


 その間にもいろいろあったが、今となってはいい想い出とでもいおうか。






 次の日、会社ではちょっとしたこと、ホントにちょっとしたことなんだけど、私には気になる出来事が。

 

 ウチの部署、そう総務には仕事ができるベテラン女子社員が数名いて、大半の先輩方は優しく接して下さるけれど、約2名、とんでもない方がおられる。


 私たちも新入社員のときから、ただ“若い”というだけで、ことごとく嫌味を言われ続けてきたものだ。

 新入社員っていうだけで目立つし、学校を出たばかりなんだから“若い”に決まっている。

 それだけで、仕事とは関係なく毎日毎日嫌味を言われるというのは、正直萎える。


 去年の夏なんかは、毎日毎日電卓であと何日出勤すれば大型連休になるのかを、よく計算していたものだ。残りの日数なんて昨日と1日変わるだけなのに、それでも毎日電卓で確認していた。


 たとえば、私がひとり残業をしているところにやってきて、「頑張ってるね」「ほどほどにして早く帰れよ」なんていう労いの言葉をかけてくれたりしても、それ自体が気に入らないようで。

 次の日のお昼休憩のときに大きな声で言うのだ。


「若いからって、調子にのってどういうつもりかな。ちょっと残業したくらいで。男性社員にちやほやされてさ、あとで男性社員にひと言注意しておかないと」 


 これって、私のこと。前日残業していたのは私とそのベテラン女子社員の宮本さん、畑山さん。

 遠目に見られている気配は感じたが、気にせず仕事をしていた。


 まあ、それくらいは大したことなくて。

 

 忘年会の時なんかも大変だったな。

 そう、あれは去年の12月のこと……。



お読み下さりありがとうございます。


次話「ベテラン女子社員(2)」もよろしくお願いします!

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