お昼休みの有効活用!
週末は週末で、足りないものの買い出しや、地理把握のための探検と称してお出かけに忙しそうで、でも、なんやかんやと楽しそうな龍也くん。
職場の人たちも皆いい人らしく、楽しく仕事ができているようで安心した。
私はといえば、9月は上半期の決算月。中間決算だからと、気を抜いてはいられない。
我が社は人気車種の売り上げも好調で、この調子で下半期も駆け抜けていってほしいものだ。
今月末までは、残業を余儀なくされる。
毎週金曜日は定時退社指定日なので、それまでに頑張って仕事を終わらさなければ。
週をまたぐと、また積み重なってしまう。
龍也くんも私も、今は恋愛よりも仕事を優先させなければならない状況だ。
そこで私は考えた。
お昼休みの有効活用!
昼食後、社内にある生協でハガキを1枚購入する。
そこに毎日の出来事などを書き連ねて、会社の帰りにポストに投函。
次の日、龍也くんが会社から帰って郵便受けを見る。
私からの可愛いハガキが届いてる、っていうこと。
それを先週から始めた。
一番いいのは逢えること。でもそれはすぐにはムリ。
次は電話。でもお互いの都合を無視した状況でかけることになる。
電話に出にくいとき、話しにくいときってあると思う。
そんで、その次はメール。
確かにメールは便利。好きなときに送信して、好きなときに確認できる。
でも、味気ない。
確かに便利。絵文字、顔文字も可愛いのがいっぱいある。
でも、それだけ。
だから私は手書きにこだわった。
相手を想いながら一文字一文字書くのは楽しいし、読む時も嬉しい。
確かにそこに相手の顔が見える。
定型の文字とは違う温かさがそこにはある。
といっても筆無精な彼は、なかなか返事をくれない。それにもめげず今日も書き続ける。
なしのつぶてって訳ではない。『ハガキ見たよ~』『ありがとう』『元気そうで安心したよ』なんて短いメールがひょいと届く。
全く男の人は解ってないな。10回のメールより1枚の手書きの方が数倍嬉しいのに。
まあ、でも忙しいなら仕方がないと諦めてはいるけれど。
次逢えるまでは、私は続けるつもり。
だって、一度『毎日ハガキありがとう。大好きだよ』って、メールが……って、結局メールに喜んでいる私もいる。
そんなある日……。
お読み下さりありがとうございました。
次話もよろしくお願いします!




