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遠距離恋愛の果てに  作者: 藤乃 澄乃
【第6章】 遠距離恋愛のはじまり
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お昼休みの有効活用!

 週末は週末で、足りないものの買い出しや、地理把握のための探検と称してお出かけに忙しそうで、でも、なんやかんやと楽しそうな龍也たつやくん。


 職場の人たちも皆いい人らしく、楽しく仕事ができているようで安心した。


 私はといえば、9月は上半期の決算月。中間決算だからと、気を抜いてはいられない。

 我が社は人気車種の売り上げも好調で、この調子で下半期も駆け抜けていってほしいものだ。


 今月末までは、残業を余儀なくされる。

 毎週金曜日は定時退社指定日なので、それまでに頑張って仕事を終わらさなければ。

 週をまたぐと、また積み重なってしまう。


 龍也くんも私も、今は恋愛よりも仕事を優先させなければならない状況だ。


 そこで私は考えた。


 お昼休みの有効活用!


 昼食後、社内にある生協でハガキを1枚購入する。

 そこに毎日の出来事などを書き連ねて、会社の帰りにポストに投函。

 次の日、龍也くんが会社から帰って郵便受けを見る。

 私からの可愛いハガキが届いてる、っていうこと。


 それを先週から始めた。


 一番いいのは逢えること。でもそれはすぐにはムリ。

 次は電話。でもお互いの都合を無視した状況でかけることになる。

 電話に出にくいとき、話しにくいときってあると思う。


 そんで、その次はメール。

 確かにメールは便利。好きなときに送信して、好きなときに確認できる。

 でも、味気ない。

 確かに便利。絵文字、顔文字も可愛いのがいっぱいある。

 でも、それだけ。


 だから私は手書きにこだわった。

 相手を想いながら一文字一文字書くのは楽しいし、読む時も嬉しい。

 確かにそこに相手の顔が見える。

 定型の文字とは違う温かさがそこにはある。


 といっても筆無精な彼は、なかなか返事をくれない。それにもめげず今日も書き続ける。

 なしのつぶてって訳ではない。『ハガキ見たよ~』『ありがとう』『元気そうで安心したよ』なんて短いメールがひょいと届く。


 全く男の人は解ってないな。10回のメールより1枚の手書きの方が数倍嬉しいのに。

 まあ、でも忙しいなら仕方がないと諦めてはいるけれど。

 次逢えるまでは、私は続けるつもり。

 だって、一度『毎日ハガキありがとう。大好きだよ』って、メールが……って、結局メールに喜んでいる私もいる。


 そんなある日……。



お読み下さりありがとうございました。


次話もよろしくお願いします!

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