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戦闘論(仮)  作者: 如月 恭二
15/17

射撃武器 拳銃編 壱

現代アクションの花形、銃器を取り扱います!

文字数だけがかさんでしまうので、分割。

一部のものを紹介するので、詳細は興味が出たらお願いします(笑)


何故これを挙げたかと言えば、衝動を抑えられなかったんです(笑)

↑実はガンマガジンも愛読

 掌にしっくりと来る、鉄の重み。

 両の手で包むように握る──それは銃杷(じゅうは)の感触だ。

 久方ぶりに握るというのに、不思議な程きれいに納まっている。──ベレッタM92FSだ。

 シャープな銃口と形状(フォルム)遊艇(スライド)がみるものを魅力する。

 有効射程は五〇メートル。風は強く三時の方向へと吹いているがお構いなしに構え、三度引き金を引く。狙いは三〇メートル先の的だ。


 螺旋回転する三発の九ミリパラベラムが、瞬く間に的へ吸い込まれそして貫徹しきる。

 いずれも中心から一○センチから一五センチ程離れていた。

 溜め息混じりに、私は独りごちる。


 「思い通りにはいかないもんだな」





 §   §   §   §   §   §   §   §


 諸君、久方ぶりである。

 ──私だ。

 今回、射撃武器について触れようと思う。なぜ弓が飛んだかと言えば、基本的に習得すべき感覚──……と言うよりは経験か──が同じであるから統括してお送りしようと思ったからだ。

 率直に言うが、遠距離武器はとにかく数を撃つしかない。

 それしか私は言えないのだが、この項を取り扱う頃に分かって貰えれば幸いだ。

 今回、一部の拳銃類を取り扱うつもりである。

 一度に全て扱うとなると、如何せん文字数だけがかさんでしまうのでな。せめて、拳銃、突撃銃(アサルトライフル、サブマシンガン)、狙撃銃とに分けていくことにしよう。


 さて、上のシーン描写はサンプルではあるが、いずれ似たようなシーンを書くやも知れん──いや、書くだろうな。

 ……失礼。拳銃の一般的な有効射程は五〇メートルだ。射程距離の全長で言えば一〇〇なのだが……。想定される戦闘距離のことをさしていると思って頂こう。


 ところで拳銃と言えば、地味なイメージがあると思う。

 確かにモノは小さく、頼りなく映るだろう。

 しかし、侮る無かれ。拳銃とはそもそも取り回しの良さを主眼においたサブウエポン──補助武器──なのだから。

 屋内施設で狙撃銃を使えば、パイプや壁などに銃身がつっかえてしまう。つまり手狭な場所で、拳銃は適材という訳だ。

 護身用としても有用であるのは、周知の通りだと思う。

 本頁でお伝えするのは、そんな拳銃の紹介である。

 銃について触れた後、射撃の難易度について語るのでご容赦頂きたい。


 


 ○COLT M1911A(コルトガバメント)

 第一次世界大戦期、コルト社が開発した大型拳銃。正式採用から実に一世紀を経る。採用当時からサブウエポンとして支給された。幅は大型拳銃にしては狭く薄型。それでいて頑丈。古き良き時代をしのばせる(おもむき)と作り。名銃として今尚名高いブランド。

 競技用に用いるブランドでもあり、今でも人気を(ほこ)る。

 打倒力(ストッピングパワー)が買われていた。ショートリコイル方式を初めて採用したことなどで、後の拳銃開発に多大な影響を与えている。

 シングルカラムマガジン──弾丸が一列に収容される弾倉のこと──で、装弾数が低く継戦能力は低い。

 如月が愛する銃のひとつ。スライドストップ──弾切れを知らせる、遊艇が排莢後に硬直する現象──したときがクール。


 使用弾薬:9mmパラベラム(9*19AMMO)、.45ACP(45口径)、.38スペシャル(競技用。データなし)、40S&W

 装弾数:7+1



 ○ベレッタM92F(S)

 イタリア、ベレッタ社から開発。

 アメリカ軍のサブウエポンとして正式採用される。その他多くの軍隊や法執行機関で採用されているという名銃。

 因みに国外の銃器メーカーが採用されたということで、軍部との癒着など黒い噂が流れるなど、不憫(ふびん)な拳銃。シグザウエル辺りが有力候補だったらしいとか何とか。

 取り回しがよく、装弾数が多い。継戦能力は高水準。

 スライドストップのフォルムに機能美を感じる。安全装置がかけやすく、両利き対応。

 何故か遊艇が破損するなどの事故が多く、改良モデルとしてベレッタM92FSが出回るようになった。

 ステンレスモデルがクール!

 サムライエッジで一躍有名になった。某アニメで二挺拳銃している女ガンマンが使っているのは、M92Fのカスタムモデルの模様。


 使用弾薬:9*19AMMO

 装弾数:15(ものによって変動あり。弾にもよる)


 ○グロック(シリーズ)

 グロック社開発のポリマーフレーム拳銃。軍用などにされ、初めて民間に(おろ)された17以降も、数多くの品がある。

 グロック17は使用弾薬:9*19AMMO。装弾数は、弾倉ごとに違い、17、19や33(+1)などとピンキリ。

 グロック18c:グロックにフルオート機構した、いわゆるマシンピストル。

 グロック19は17のコンパクトバージョン。

 グロック26はコンパクトで、秘匿性に優れる。

 モデルによっては.45口径使用。


 これらのシリーズは、強度上問題のない箇所に特殊なプラスチックを多用しており、軍用拳銃のスタイルに拘らない形状をする。

 映画ダイハードに登場し、「ハイジャック用の銃」などと揶揄(やゆ)された。(実際には検閲の時点で見付かる)

 敬遠されがちだったが、高い信頼性と強度の両立で評価され、軍用として、または法執行機関でも採用されているとか。

 因みに、寒冷地で使用する際、金属が肌に貼り付く事故が防止出来ており、軽量化だけに留まらないパフォーマンスを見せる。

 余談だが、耐用弾数はおよそ20万発近い。

 シリーズが多すぎてきりが無いので、グロックについてはここまでとしよう。

……嘘みたいだろ、まだ紹介しようと思ってる内の三分の一も入ってないんだぜ(泣)!

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