射撃武器 拳銃編 壱
現代アクションの花形、銃器を取り扱います!
文字数だけがかさんでしまうので、分割。
一部のものを紹介するので、詳細は興味が出たらお願いします(笑)
何故これを挙げたかと言えば、衝動を抑えられなかったんです(笑)
↑実はガンマガジンも愛読
掌にしっくりと来る、鉄の重み。
両の手で包むように握る──それは銃杷の感触だ。
久方ぶりに握るというのに、不思議な程きれいに納まっている。──ベレッタM92FSだ。
シャープな銃口と形状、遊艇がみるものを魅力する。
有効射程は五〇メートル。風は強く三時の方向へと吹いているがお構いなしに構え、三度引き金を引く。狙いは三〇メートル先の的だ。
螺旋回転する三発の九ミリパラベラムが、瞬く間に的へ吸い込まれそして貫徹しきる。
いずれも中心から一○センチから一五センチ程離れていた。
溜め息混じりに、私は独りごちる。
「思い通りにはいかないもんだな」
§ § § § § § § §
諸君、久方ぶりである。
──私だ。
今回、射撃武器について触れようと思う。なぜ弓が飛んだかと言えば、基本的に習得すべき感覚──……と言うよりは経験か──が同じであるから統括してお送りしようと思ったからだ。
率直に言うが、遠距離武器はとにかく数を撃つしかない。
それしか私は言えないのだが、この項を取り扱う頃に分かって貰えれば幸いだ。
今回、一部の拳銃類を取り扱うつもりである。
一度に全て扱うとなると、如何せん文字数だけがかさんでしまうのでな。せめて、拳銃、突撃銃(アサルトライフル、サブマシンガン)、狙撃銃とに分けていくことにしよう。
さて、上のシーン描写はサンプルではあるが、いずれ似たようなシーンを書くやも知れん──いや、書くだろうな。
……失礼。拳銃の一般的な有効射程は五〇メートルだ。射程距離の全長で言えば一〇〇なのだが……。想定される戦闘距離のことをさしていると思って頂こう。
ところで拳銃と言えば、地味なイメージがあると思う。
確かにモノは小さく、頼りなく映るだろう。
しかし、侮る無かれ。拳銃とはそもそも取り回しの良さを主眼においたサブウエポン──補助武器──なのだから。
屋内施設で狙撃銃を使えば、パイプや壁などに銃身がつっかえてしまう。つまり手狭な場所で、拳銃は適材という訳だ。
護身用としても有用であるのは、周知の通りだと思う。
本頁でお伝えするのは、そんな拳銃の紹介である。
銃について触れた後、射撃の難易度について語るのでご容赦頂きたい。
○COLT M1911A
第一次世界大戦期、コルト社が開発した大型拳銃。正式採用から実に一世紀を経る。採用当時からサブウエポンとして支給された。幅は大型拳銃にしては狭く薄型。それでいて頑丈。古き良き時代をしのばせる趣と作り。名銃として今尚名高いブランド。
競技用に用いるブランドでもあり、今でも人気を誇る。
打倒力が買われていた。ショートリコイル方式を初めて採用したことなどで、後の拳銃開発に多大な影響を与えている。
シングルカラムマガジン──弾丸が一列に収容される弾倉のこと──で、装弾数が低く継戦能力は低い。
如月が愛する銃のひとつ。スライドストップ──弾切れを知らせる、遊艇が排莢後に硬直する現象──したときがクール。
使用弾薬:9mmパラベラム(9*19AMMO)、.45ACP(45口径)、.38スペシャル(競技用。データなし)、40S&W
装弾数:7+1
○ベレッタM92F(S)
イタリア、ベレッタ社から開発。
アメリカ軍のサブウエポンとして正式採用される。その他多くの軍隊や法執行機関で採用されているという名銃。
因みに国外の銃器メーカーが採用されたということで、軍部との癒着など黒い噂が流れるなど、不憫な拳銃。シグザウエル辺りが有力候補だったらしいとか何とか。
取り回しがよく、装弾数が多い。継戦能力は高水準。
スライドストップのフォルムに機能美を感じる。安全装置がかけやすく、両利き対応。
何故か遊艇が破損するなどの事故が多く、改良モデルとしてベレッタM92FSが出回るようになった。
ステンレスモデルがクール!
サムライエッジで一躍有名になった。某アニメで二挺拳銃している女ガンマンが使っているのは、M92Fのカスタムモデルの模様。
使用弾薬:9*19AMMO
装弾数:15(ものによって変動あり。弾にもよる)
○グロック(シリーズ)
グロック社開発のポリマーフレーム拳銃。軍用などにされ、初めて民間に卸された17以降も、数多くの品がある。
グロック17は使用弾薬:9*19AMMO。装弾数は、弾倉ごとに違い、17、19や33(+1)などとピンキリ。
グロック18c:グロックにフルオート機構した、いわゆるマシンピストル。
グロック19は17のコンパクトバージョン。
グロック26はコンパクトで、秘匿性に優れる。
モデルによっては.45口径使用。
これらのシリーズは、強度上問題のない箇所に特殊なプラスチックを多用しており、軍用拳銃のスタイルに拘らない形状をする。
映画ダイハードに登場し、「ハイジャック用の銃」などと揶揄された。(実際には検閲の時点で見付かる)
敬遠されがちだったが、高い信頼性と強度の両立で評価され、軍用として、または法執行機関でも採用されているとか。
因みに、寒冷地で使用する際、金属が肌に貼り付く事故が防止出来ており、軽量化だけに留まらないパフォーマンスを見せる。
余談だが、耐用弾数はおよそ20万発近い。
シリーズが多すぎてきりが無いので、グロックについてはここまでとしよう。
……嘘みたいだろ、まだ紹介しようと思ってる内の三分の一も入ってないんだぜ(泣)!