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「正真正銘の小学生、もしくは中学生の女の子を魔女っ娘にすればいいって？あははは、割とよく聞く意見だニャ」
「でもそんなことしても無駄ニャ」
「いいかニャ？その年代の女の子が、ごくごく平凡に過ごしてきた普通の未成年が、どうやって他人を助けられるっていうんだニャ。人外と戦い続けて、成人する前にその子はとっくに本物の魔女になってるニャ。人間以外だって生きてるニャ。命を命と思わなくなるニャ。敵と味方と人と怪物、立場の違いなんてメンタルトレーニングを受けた軍人でもない彼女たちには分からないニャ」
「正義と場の空気で他人を殺せるニャ。次元が違うとは言うけれど【マラク】だって歴とした生き物ニャ。絶望した人間に希望で満ちあふれた人間の説得なんて効かないニャ。どうしたって隣の芝生は青いんだニャ」
「だから程よく世界の理不尽さと自分の無力を知ってる君を選んだんだニャ」
