表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

第3話

今回使用した生成AIの利用規約

https://openai.com/ja-JP/policies/row-terms-of-use/

 私たちの番になりました。

 元いた世界から本当に転移してきたのだと改めて意識した瞬間、胸の奥で鼓動が小さく跳ねました。


「転移者の登録ですね。では、こちらに指をかざしてください」


 職員の言葉にうなずき、私は言われた通りに指をかざしました。

 空気がふっと震え、透明な板の上に金色の文字が浮かび上がります。そこには、私の名前と年齢が自動的に刻まれていきました。


「確認しました、ノラさんですね。あなたは転移者用の学校に通ってもらうことになります。身元引受人はいらっしゃいますか?」


 どう答えていいのか分からず口ごもったそのとき、背後からふわりと甘い香りがしました。


「私がなりますよ」


 振り向くと、アリスさんがいつの間にか立っていて、私の肩にそっと手を置いていました。その笑顔はいつもより柔らかく、少しだけ頼もしく見えました。


「アリスさんですね。ですが、あなたも就学が必要なのですが」


「えっ、わ、私も……?」

「はい。あなたは最初期に転移された方ですから、義務教育をまだ修了していません」


 その瞬間、アリスさんの表情が一瞬で固まりました。

 私は、思わず吹き出しそうになりました。あんなにかっこいい人が、まるでイタズラを叱られた子どものように頬を染めているのです。

 必死に笑いをこらえながら、私は心の中でつぶやきました。――意外な一面、見ちゃったな。


 職員さんはそんなやり取りをよそに、書類を片づけながらぼそりと呟きました。

「こんな辺境に転移するのは珍しいな」


 こうして、私とアリスさんは――ふたりで同じ学校に通うことになったのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ