第3話
今回使用した生成AIの利用規約
https://openai.com/ja-JP/policies/row-terms-of-use/
私たちの番になりました。
元いた世界から本当に転移してきたのだと改めて意識した瞬間、胸の奥で鼓動が小さく跳ねました。
「転移者の登録ですね。では、こちらに指をかざしてください」
職員の言葉にうなずき、私は言われた通りに指をかざしました。
空気がふっと震え、透明な板の上に金色の文字が浮かび上がります。そこには、私の名前と年齢が自動的に刻まれていきました。
「確認しました、ノラさんですね。あなたは転移者用の学校に通ってもらうことになります。身元引受人はいらっしゃいますか?」
どう答えていいのか分からず口ごもったそのとき、背後からふわりと甘い香りがしました。
「私がなりますよ」
振り向くと、アリスさんがいつの間にか立っていて、私の肩にそっと手を置いていました。その笑顔はいつもより柔らかく、少しだけ頼もしく見えました。
「アリスさんですね。ですが、あなたも就学が必要なのですが」
「えっ、わ、私も……?」
「はい。あなたは最初期に転移された方ですから、義務教育をまだ修了していません」
その瞬間、アリスさんの表情が一瞬で固まりました。
私は、思わず吹き出しそうになりました。あんなにかっこいい人が、まるでイタズラを叱られた子どものように頬を染めているのです。
必死に笑いをこらえながら、私は心の中でつぶやきました。――意外な一面、見ちゃったな。
職員さんはそんなやり取りをよそに、書類を片づけながらぼそりと呟きました。
「こんな辺境に転移するのは珍しいな」
こうして、私とアリスさんは――ふたりで同じ学校に通うことになったのです。




