ツバメの渡りに文明の利器?
小倉家の軒先に実在したらこうなる!? ツバオ&ツバミ夫婦』
⸻
朝の光とともに――
優馬が新聞取りに出ると…
軒先から聞こえてくるツバオの声
「なぁなぁ、昨日の阪神の試合、また延長やったで〜!はよ飛ばな間に合わんがな〜!」
ツバミ(寝ぼけながら)
「アンタ、夢の中でも寄り道すんのやめてくれる?」
⸻
昼下がり、子どもたち(光子&優子)が空を見上げて
「ママ〜!あのツバメ、また電線でスマホ見てる〜!」
「なに検索しとんのやろ?」
→ツバオ、“南国 安くて美味しい チュール持ってる人間” を検索中
⸻
美香とアキラが登校中
アキラ「あれ…あのツバメ、クチバシでスナックつまんでへん?」
美香「うん、しかもメスに叱られてる。
……なんかうちの両親みたい……」
⸻
ネコズ(ミケ子&クール君)軒下でひなたぼっこ中
ミケ子「また夫婦漫才はじまったにゃ…」
クール「これは録画しといて、“ニャップルTV”で流すべきレベルだニャ」
⸻
ツバオが街の人に向かって
「ええか〜!?
スマホは水に弱い!でも、ツバミの怒りはもっと強い!」
(ドヤ顔で風に乗る)
⸻
ツバミ(ピシャッと羽をたたんで)
「はいはい、そろそろ飛びますよ〜!
阪神の試合より、子どもの成長やろがい!」
⸻
夕暮れ時、小倉家の屋根で
優馬「いや〜、今日も一日おもろかったわ……
あのツバメ夫婦、テレビよりずっとおもろい」
美鈴「ほんと、毎日が劇場よね……『軒先ワイドショー』って感じ」
⸻
そして今日の締め台詞:
「夫婦って、羽ばたく速度が違っても、巣は同じ場所に作るんやなぁ」 — ツバオ、たまには名言を
発表!ツバオ&ツバミ、どっちが主役か問題――!
⸻
ボケ担当:ツバオ
•スマホ水没!
•飛行機でショートカット!
•甲子園上空から観戦!
•南じゃなくて北に飛ぶ!
•ビール腹で飛行不能寸前!
→ もう、やらかしのデパートやん
物語の“事件”を生むジェネレーター!
⸻
ツッコミ&管理担当:ツバミ
•GPS頼りのツバオを常に軌道修正
•子どもたちをまとめ、飛行計画も管理
•一番冷静で一番強い
•時には激怒、時には苦笑、時にはそっと支える…
→まさに物語の屋台骨
読者の共感を一手に引き受ける存在!
⸻
結論:
**“夫婦でワンセット”こそが主役!**
•ツバオがボケて
•ツバミがツッコんで
•子どもたちが振り回されて
•ネコたちが実況して
•小倉家が笑ってる
それがこの物語の醍醐味!
⸻
つまりこう!
「この二羽がいてこそ、物語が飛ぶ!!」
⸻
だから、どっちが主役とかじゃない。
「ツバオ&ツバミ」という“夫婦漫才ユニット”こそが、主役!
ワタシ、渡り鳥。家族を背負うツバメの一日。』
第2話「巣作りって、住宅ローンみたいやん?」
⸻
春のある日、小倉家の屋根裏
朝からツバオが張り切っている。珍しく、巣のメンテナンスに目覚めた様子。
⸻
ツバオ(興奮気味)
「なぁツバミ!ええとこ見つけたで!!屋根の裏の隅っこ!
日当たり良好!風通し抜群!あれは巣の一等地や!!」
⸻
ツバミ(眉ぴくぴく)
「ふーん……。で、あんた、確認した?
そこ、前からカラスが住んでたとこやで?」
⸻
ツバオ(急ブレーキ)
「えっ…………えええええっっ!!?
あの黒い不動産屋のやつか!!」
⸻
ツバミ(ため息)
「そや。あれ、“飛べる黒いバイオレンス”って呼ばれとるカラスやで。
あんた、ツバメがうっかり引っ越したら一瞬でサンドバッグやん」
⸻
ヒナたち(ヒソヒソ)
「パパ、またやらかしたね……」
「カラス物件とか、もはや事故物件……」
⸻
ツバオ(呆然としながら)
「じゃあワイ、ローン組む前に差し押さえされるとこやったんか……」
「巣ってほんま、人生やなぁ……」
⸻
ツバミ・モノローグ
「そう、巣作りってのは、
土台しっかり、素材は吟味、敵のチェック忘れず。
簡単そうに見えて、実はめちゃくちゃ戦略的。
人間の“マイホーム購入”とそう変わらんのよ」
⸻
その日の午後:ツバオ、償いのために泥と草を集める
→ 途中で遊んでしまい、カエルと相撲取り始める。
⸻
ツバミ(羽バシッ)
「カエルと相撲とってる場合ちゃうやろ!!」
「泥持ってこいや!!巣、スッカスカやぞ!!」
⸻
ツバミ・モノローグ(夜)
「ほんま、手間のかかる夫やで……
でもまあ、泥だらけになって必死に集めてた姿、
少しだけ笑ってもうた。
ほんま、うちのツバオは“天才的な天然”や」
⸻
夜。ようやく完成した新しい巣。
子どもたちは嬉しそう。
ツバオは草の上でぐったり。
⸻
ヒナたち
「新しいおうち〜!」
「ママ、ありがと〜!パパも……まぁ、ちょっとはがんばったよね!」
⸻
ツバオ(小声で)
「次はちゃんと、不動産屋……じゃなくて、巣の場所、マジで見極めるから……」
⸻
今日の名言
「安全な巣の裏には、ママの地道な下調べと、パパのやらかしがある」 — ヒナ長男談
『ワタシ、渡り鳥。〜GPSが泣いている、ホバリング迷子大作戦〜』
⸻
舞台は南の空——インドネシアを目指すツバメ一家。
ツバコは念には念を入れ、つばみん(娘)とツバスケ(夫)に最新型の燕用GPSスマホを支給。
⸻
ツバコ(出発前)
「ええか?このアプリ開いたら、“いまどこおる”ってわかるからな。
もう今年は迷子ゼロで行くんやから。ホバリング時間も減らせるし、羽の疲労も軽減。完璧!」
⸻
つばみん「はーい!よゆーだよ!」
ツバスケ「うむ、文明の利器やな……お父ちゃん、時代についていくで」
⸻
3時間後:空の彼方から通知音ピコーン。
ツバコのスマホに表示された位置情報:
“現在地:日本海”
⸻
ツバコ(食い気味で)
「日本海!?おい、なんでインドネシアの真逆行っとんの!?
あんたら、なんか設定おかしない!?」
⸻
ツバコ、電話をかける。
「あんたら、いまどこにおるんよ!!」
ツバスケ(ふわふわ上空から)
「さあ……どこやろなぁ……なんかカモメと目ぇ合うたわ」
つばみん「うん!めっちゃ風強いし、下にカニいっぱいおる!あと海鮮丼のにおいする〜!」
⸻
ツバコ(冷静に鬼モード突入)
「それ、完全に日本の漁港やん!!
GPS持たせた意味ぃぃ!!パスコードちゃんと入れて、アプリ起動してる!?」
ツバスケ「いや、それがな、さっき間違えて羽で画面スワイプしすぎてフリーズしたんよ」
つばみん「私も、**鳥語に設定変えちゃって読めない〜**てへへっ」
⸻
ツバコ(深いため息)
「はぁ……もうええわ。
今から追いかけるから、そこでホバリングしときなさい!!
あんたら動いたら、マジで“渡り鳥”やなくて“迷子鳥”認定やからな!!!」
⸻
結果:
•ツバコ、猛烈な追跡飛行を開始
•漁港の漁師に「あれ?ツバメって今の時期いたっけ?」と二度見される
•上空でつばみんとツバスケを発見 → 羽をバッサァア!!とつかまえて確保
⸻
ツバコ・モノローグ
「やっぱり、アプリより羽で確認したほうが早かったわ。
技術が進歩しても、うちの家系の“迷子本能”は退化せんのやね……」
⸻
今日の名言
「GPSがあっても、使えんかったら、ただの羽つきの重りや。」――ツバコ、涙のホバリング回収より
『ワタシ、渡り鳥。〜バリ島バカンス未遂と、迷子一家の南国珍道中〜』
⸻
【舞台:インドネシア・バリ島】
つばたろう(長男・冷静分析系)
つばまる(次男・いつも腹ペコ)
南国の風に乗って、予定通りバリ島に先行上陸していたふたり。
⸻
つばたろう(観光パンフ読みながら)
「このバナナの木の上で昼寝して、夜は屋台の虫スナックをつまみながら、スパイシー虫カレー…
完璧な“燕のための南国ライフ”や…!」
つばまる(チュール持参)
「冷やしチュールもここで食べると3倍うまい。
あとは、パパと姉ちゃんがまともに来てくれればなぁ……」
⸻
そして来た、ツバコからの緊急連絡
「おい、つばみんとツバスケ、また迷子や。
今、鳥取のカニと一緒におる」
⸻
つばまる「ま〜たか!!」
つばたろう「“GPS付き迷子”って新ジャンルすぎやろ…」
(バリ島の夕日を背景に、羽でツッコミ)
⸻
その後、ツバコが回収して一家合流
つばスケ&つばみん、バリ島到着は予定より10日遅れ。
⸻
再会シーン(でもバリのバカンス最終日)
つばたろう「遅っっっっっそ!!!」
つばまる「チュール、もう溶けとる!!」
つばスケ「いや〜、お父ちゃん、鳥取の温泉にちょっと…」
つばみん「うっかり“鳥取”と“トリバリ”間違えちゃって〜☆」
ツバコ「“トリバリ”てなんやねん!!!」
⸻
バリ島バカンス、満喫できたのは最終日の午後3時間のみ。
•つばまる、念願の現地チュールは「スパイシーすぎて涙目」
•つばたろう、現地ニャンとの将棋対決に負けて羽を落とす
⸻
ツバミ(現地の空気を感じつつ一言)
「どこ行っても、うちはいつもドタバタツバメ一座やなぁ」
⸻
今日の名言(byつばたろう)
「旅行は計画が命。迷子になるのは個性じゃない、伝統や」
(羽をパタパタしながら真顔)
『人間×ツバメの通訳大作戦!〜便りがないのはいい知らせ!?〜』
⸻
舞台:小倉家の軒先
優馬、美鈴、美香、双子ちゃんが最新の燕語翻訳機を手に、スマホを構える。
⸻
優馬(慎重に)
「えーっと…“ツバオさん、無事に着いたんか?”って燕語でどう言うんやろ?」
美香「えへへ、翻訳機に任せたらええんやて!」
⸻
翻訳機の音声(ツバオの声で再生)
「便りのないのは、いい知らせや。」
⸻
ツバミ(聞きながらツッコミ)
「何あほなこと言うてんねん!
便りないのは、そらええ知らせちゃうやろ!!」
⸻
美鈴(苦笑い)
「さすがツバミさん、ツッコミのキレが鋭い…」
⸻
ツバオ(のんびり)
「ほら、意味はええんやで。
無事っちゅう意味や!」
⸻
優馬「いや、全然ちゃうやん!」
⸻
ツバミ(あきれ顔)
「ほんま、ツバオさんは昔っからのんびりしすぎや。
あんたら、翻訳機もあてにならんわ!」
⸻
美香(楽しそうに)
「まあ、でもこれで意思疎通できるだけでもすごいよね!」
⸻
双子ちゃん(かわいく)
「つばおさん、つばみさん、だいじょうぶ?」
⸻
ツバスケ(スマホ越しに)
「みんな、心配せんといてや。
そろそろ到着するはずやからな!」
⸻
オチの一言
ツバオ「便りないのはええ知らせ…やからな…(しみじみ)」
ツバミ「もうやめてくれーー!!」
『翻訳機が繋ぐ、笑いとツッコミの方言混合劇場!』
⸻
小倉家の庭先、夕暮れ時。
優馬、美鈴、美香、双子の光子・優子がスマホの**燕語翻訳機(AI搭載)**で、空のツバメ夫婦に連絡中。
⸻
優馬(博多弁)
「ツバオさん、ツバミさん、無事に着いとるとね?
こげん遅かと、ちょっと心配したばい!」
⸻
ピピピー、翻訳機が反応!
⸻
ツバオ(大阪弁変換)
「おう、着いたで!ちょっと道草しとってんな〜。
せやけどな?“頼りないのはええ知らせ”ちゅうやんか〜(ドヤ)」
⸻
一瞬の沈黙。
⸻
ツバミ(大阪弁で秒ツッコミ)
「アホか!!それ、どこの昭和のことわざやねん!
そんなんで心配してくれとる人に安心感与えられるかいな!」
⸻
美鈴(苦笑しつつ)
「は〜、やっぱツバミさんのツッコミ、めっちゃキレとるばい…」
⸻
美香
「ツバオさん、道草って…今回はどこ寄っとったと?」
⸻
ツバオ
「うーん、途中で甲子園の上空通ってな、
タイガースの応援してたんや。気ぃついたらちょっと北向いてしもててな?」
⸻
ツバミ
「そら“ちょっと”やのーて、“だいぶ”や!!
あんた、方向感覚ゼロか!GPSあっても迷子になる才能どこで磨いてきたんや!」
⸻
光子&優子
「ツバミおばちゃん、キレキレ〜!」
⸻
優馬(苦笑しながら)
「そんなんでようインドネシアまで来たばい…」
⸻
ツバスケ(後方からひょっこり)
「パパら、もはや“渡り鳥”やのーて、“寄り道鳥”やな…」
⸻
つばまる「せやな、
パパら、飛行ルートよりネタ拾い優先やし。」
⸻
ナレーション(美香・博多弁)
ツバオさんとツバミさん、ホントに自由すぎるばい……
でも、なんやかんやで絶対帰ってきてくれるとが、
わたしたちも嬉しかとよね。