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まさかの北上.からの南に行きすぎて?

『南へ行くはずが…ツバオ一家、まさかの北上ミス!? ~赤道超えどころか寒冷地仕様~』

秋の空の下、小倉家の軒先

ツバオ(気合満々)

「昨年は沖縄で終わってしもたけどな!今年こそ赤道越えて、フィリピン→インドネシア→オーストラリアまで行ったるで!!」


ツバミ(冷ややか)

「ほんま、あんたのプランほど信用できんもんもないけど……ま、今年こそは頼むで。」


いざ出発!

空高く羽ばたくツバオ一家。

しかし!


ツバオ、なぜかカーナビ代わりに拾ったガラケーのコンパス機能で方向を決定。


ツバオ(得意顔)

「よっしゃ!この“北”ってのが、熱い国への近道やな!(キラーン)」


どんどん寒くなる空

ヒナたち

「パパ〜、なんか空気が冷たい〜〜!!」


ツバミ(眉ピクピク)

「あんた……まさか……北向かってない!?」


ツバオ(凍えながら)

「え、でも“北”ってあったかそうやん?ほら、“北海道”とか……」


ツバミ(冷徹)

「どこに赤道の“北”って書いてあんのよ!!それ“避暑地”や!!」


途中で雪!

ヒナたち、羽に雪積もってパニック!

北のカモメに「おまえら、季節感バグっとるぞ」って笑われる。


そして――

窓辺のクールくんとミケ子が、

ネコテレビで“迷子ツバメニュース”を観ながら一言。


クールくん(スッ)

「南へ行こうとして北へ飛ぶ。

それが……ツバオ。」


ミケ子(吹き出しながら)

「もう“赤道チャレンジ”じゃなくて“寒気突入チャレンジ”やね。」


結果:

途中で軌道修正しようにも、ツバオ、地図アプリすら理解できず。


仕方なく、北海道の納屋の屋根裏で冬越し。


子どもたち、またもやブーイングの嵐


ラストシーン(納屋の隅で)

ツバオ(シュンと)

「今年も…赤道…越えられんかったな……」


ツバミ(ため息混じり)

「来年はGoogleマップ覚えときや!! もう感覚で飛ぶのやめて!!」


地元新聞の一面に…


「なぜこの冬、軒先にツバメが!?」

~観測史上初、越冬チャレンジ家族登場~



納屋の屋根裏にて


ツバオ(ぬくぬく羽毛に包まれ)

「おーい、みんな見てみぃ!ここのストーブ、床暖完備やでぇ!

そもそも昔、演歌であったやろ?“越冬ツバメ”…ワシら、まさにそれや!!」


(キラーン)



ツバミ、容赦ない一言


ツバミ(鬼の形相)

「あんた!演歌と本物の越冬を一緒にすなぁ!!

ツバメの名に恥じる行為や!冬は“越す”んやなくて“飛ぶ”んやで!!!」



ヒナたち(羽をふるわせながら)


「ぼくら……南の海でヤシの木に止まりたかったのに……」

「南十字星、まだ見てないぃ……」

「せめて……せめて……沖縄ぁぁぁ……!!!」(泣)



そして、ご近所の反応は…


近所のおじさん

「おお、あそこのツバメ、とうとう北海道定住か?」


近所のおばあちゃん

「どしたんだべ?最近のツバメはストーブ好きになったんかのぅ?」



クール&ミケ子、テレビ観戦中


ミケ子(爆笑)

「ツバオさん、越冬してる間にネタになっとるで!」


クールくん(目がキラーン)

「Mニャングニャんぷり特集:

《南へ飛ばぬ反逆ツバメ・北国でぬくぬく編》放送決定だニャ。」



ツバオの開き直り


「でもさ!ここ、あったかいし、エゾシカの鳴き声聞こえるし、

ご近所さんが“パンくず”くれるし……もうここでよくね?」



そして、最後にツバミの愛ある一喝!


ツバミ(羽をパシン!と叩きながら)

「甘ったれるなッッ!!ツバメにはツバメの誇りがあるんや!!!

あったかさに負けたら、もうそれはただの“ぬくぬく鳥”や!!」



ツバオ、ぽそっと…


「でも……ぬくぬく鳥もええもんやでぇ……(小声)」



いやもう、

越冬ツバメじゃなくて“堕落ツバメ”やん!



ツバオ、越冬体験を語る春――笑撃の連鎖が日本列島を襲う!?』



春。小倉家、縁側にて。


ツバオ、パリッとスリムになって帰還(…した風)。


ツバオ(ドヤ顔)

「いや〜、今年の冬はな、北海道で越冬してしもうてん!

もう、シマエナガと一緒に雪見酒や〜、ストーブ囲んで羽伸ばしたり、

雪だるま作って『ツバるま』言うて遊んでたんやで!!」



小倉家、一同その瞬間


\\ブフォッ!!!!//

•美香 → 床でのたうち回りながら爆笑

•優馬 → 腹筋が限界突破、「ツッコミ返しできん!」と悶絶

•双子の光子&優子 → 鼻からジュース噴出(※桃ジュース)



整骨院へ直送!

•優馬 → 腹斜筋断裂

•美香 → 呼吸困難&あばら骨激痛

•美鈴 → ツバミと爆笑しすぎて咳が止まらずストレッチ中にグキッ!



その整骨院で――


整骨院の先生

「で、なんの話でこんな全員お腹痛めてるんですか?」


(美香がスマホでツバオの語り動画を再生)


\\ドンッ!!//


先生

「ぎゃああああああ!!!笑いすぎて腹筋がッッ!!!」


→ 先生、自ら整形外科へ救急搬送



ニャンズまでも…


クールくん → あまりの寒ギャグに笑いすぎて喉が枯れ、にゃん声が出なくなる


ミケ子 → くしゃみしながら笑い転げて、肉球がつって歩行困難


→ 動物病院へ連れていかれる羽目に



ツバオ、満面の笑みで


「わし、ツバメ界の“笑いの渡り鳥”目指すわ!!

M-1もええけど、“W-1(ワラワラ-1)”出よかなぁ!」



ツバミ(そっと耳打ち)


「ええ加減にせぇ!!また“笑いすぎ注意報”出されるで!!」

(※昨冬、北海道の納屋でも同様の騒動あり)



テレビでも報道!


【速報】

「笑いの冬を過ごしたツバメ、春に戻り周囲を巻き込む“腹筋破壊現象”発生!」

専門家「今後もツバオ氏の動向に注意が必要です」



ナレーション(美鈴風)


「そして、今日もどこかで誰かが、ツバオの笑い話を聞いて腹筋をやられている……」

「これは、ほんのはじまりにすぎなかった――」




『ツバオ、文明開化する!ツバメ専用スマホ導入で“南”リベンジ大作戦!?』



初夏、小倉家の軒先にて


ツバオ(キリッと自慢げ)

「見てみぃツバミ!これが“最新式ツバメ専用GPSスマホ”や!

もう北と南、間違うことなんて……一切ない!!(どやぁ!)」



ツバオの手(翼)には…

•小さくて軽量!くちばし操作対応!

•方角も気温も湿度も表示!

•なんと“赤道アラート機能”付き!


画面には可愛いツバメアイコンが空を飛んでる。



ツバミ(ジト目)


「ほぉんまかいな……あんた去年も“これは間違いない”って言うて、北上して凍えたやろがい……」



ヒナたち(スマホを覗き込んで)


「うわ〜!このマーク、“沖縄”って出てる〜!!」

「もっと南もあるじゃん、“バリ島”ってなに!?行ってみたーい!」

「わたし“マンゴー食べ放題”ってとこ行きたい〜!」



ツバオ、気合いMAX!


「よーし!パパが今年こそ!赤道越えたる!!

バリでもボラボラでもバンコクでも行ったるわ!!

GPSがあれば無敵やでぇぇぇぇぇ!!!」(テンション急上昇)



ツバミ、冷ややかに一言


「その前に、スマホの充電ちゃんとしときや。あんた前回、コンパスの電池切らして“北が西”って言うてたやん。」



そしてヒナたちは――


こっそりスマホを操作して、目的地を“沖縄”に設定済み。

※南すぎるルートは削除済み(←学習した)



出発の日


ツバオ(誇らしげ)

「よし!スマホの“矢印”に従って、まっすぐ南へ!!

家族を…南国パラダイスに連れてったるでぇぇぇ!!!」


\ピヨォォオオオオ!!/(雄叫び)



数時間後


画面表示:「目的地に到着しました。おきなわ!」


ツバオ「よっしゃー!今年は成功や!!」



ヒナたち、浜辺でジュース飲みながら


「マンゴーソフトおいし〜!」

「海がエメラルド色〜!」

「……でも、もうちょい南も行けたよね?」



ツバミ(サングラス姿で一言)


「まぁ、北に向かわんだけマシやわ。」



オチ:スマホの通知


「位置情報に基づいて:おすすめ旅行先“宗谷岬”はいかがですか?」


ツバオ(反射でタップ)

「お、ええやん!」


ツバミ(本気で羽をパシン!)

「それ北や!!今すぐGPS没収!!!」



これはもはや、

“文明と笑いを飛び越える渡り鳥”ツバオの冒険譚やで!!




ツバオ、飛行の美学を捨てる!?シドニー直行で“南すぎた悲劇”』



某・国際空港、搭乗ゲートにて


ツバオ(サングラス&ウエストポーチ)

「いや〜、飛ぶって言ってもさ、

ほら今の時代、LCCって便利やん? チケットもアプリでポチーや!」



ツバミ(すでに不穏な空気)


「……あんた、まさか自分の翼で南下せんと、飛行機乗るつもりちゃうやろな……」



搭乗直後


ツバオ

「ほな、飛びます!(←自分が飛ぶんちゃう)」


ヒナたち

「飛行機の方が速いし快適〜♪」

「スナック食べれるし、映画も観れる〜!」



到着地:シドニー(※季節は“冬”)


ツバオ(飛行機から出た瞬間)

「さぁ!常夏の楽園やぁぁぁあ……」


\ひゅぅぅぅぅ〜〜〜〜(寒風)/

\ざっぶぅぅううっ!!/



ヒナたち(ガタガタ震える)


「パ、パパ……なんでこんなに寒いの……」

「南って……あったかいんじゃなかったの……?」



ツバミ(震えながら怒りMAX)


「アホォォォォォォォ!!!!

南半球は冬やろがい!!!赤道越えたら季節逆転するんじゃい!!!

そんなん小学生でも知っとるわッッ!!!!」


(羽根でスマホを叩きつける勢い)



ツバオ、冷えたくちばしでポツリ…


「……ほら……空の旅で疲れへんかった分、まだ元気やろ……?」(プルプル…)



ネコテレビ速報(Mニャングニャんぷり特番)


『速報!ツバメ界の迷走王・ツバオ氏、ついに飛行機に乗り文明の極致へ──

しかしシドニーで冬の洗礼を受け、またも家族の信頼ガタ落ち』



現地のコアラからの一言


コアラ(毛布に包まりながら)

「え?お前らツバメやろ?この気温で来るなんて、羽根に霜柱立てに来たんか?」



ツバミ、羽根バサァァァ!!


「もうええ!!!次はあたしがナビやる!!!

あんたは黙ってチュール係だけしとき!!!」



ツバオ、ちょっぴり反省


「……でも……映画おもろかったし、機内でピーナッツ出たし……うん、飛行機ええわぁ……(←反省ゼロ)」



いやもう、“渡り鳥”じゃなくて“乗り物鳥”やん!!

もはやツバオに空を飛ぶ資格があるのか問題浮上。



飛ばないツバメたち 〜ツバオ一家、サボリの旅〜』



春:出発前 in 小倉家の軒先


ツバオ(お腹ぽよん)

「なぁ、みんな……今年の渡り、中止しよっか?」


ツバミ(羽をピクつかせながら)

「……は?渡り鳥がそれ言う?」

(ヒナたちは耳を塞ぐ)



ヒナたち(目キラキラ)


「え、ほんと!?今年は“ひこうき”じゃなくて、“ひこう”すらしない!?」

「最高!!毎日ネトフリ三昧〜!」

「ぼく“ヒナチューブ”にずっと動画上げたい〜!」



初夏:九州某所のリゾート納屋にて


ツバオ

「ここ、ええやん!人もおらんし、クーラーの風も感じられるし、

なんかもう“南国気分”味わえるわぁ……動かんでええって、最高の贅沢やな!」



ツバミ(うっすら涙)


「……あんた、羽ばたく意味って…ほんまになくなったん?」



【ネコTV 特別番組】


『飛ばないツバメたち』第1話:サボりが生んだ新ライフスタイル


ミケナレーション

「今、ツバメ界で静かな革命が起きている──」

クールくん(解説)

「彼らは“動かない渡り鳥”という新ジャンルの先駆者だ。」



秋:近所のスズメたちがざわめく


スズメA

「え、ツバオさんとこ、まだいるの!?」

スズメB

「てかあそこ、ほぼ“巣ごもりステイケーション”状態やん……」



冬:北風ピープー吹く日


ツバオ(羽毛布団にくるまれ)

「いやぁ、羽毛ってあったかいなぁ……

飛ばんでも冬は越せるで……(ぬくぬく)」



春:渡り組が帰還


マジメな渡りツバメたち

「……おまえら、ここにずっといたの!?」

「え、南行かんかったの!?てか生きてたの!?」


ツバオ(胸を張って)

「うん。**“じっとしてたら、世界が回ってくる理論”**やで。」



ツバミ、ついに決断!


「もうええ!!!

来年からは私とヒナたちだけで飛ぶわ!!

あんたは……地元のツバメYouTuberでもやっとき!!」



ヒナたち(分裂)

•長男:真面目系、「母と飛行ルート再検討」

•次女:超インドア系、「渡らずネット配信生活」

•三男:ナマケモノ化、「地面に寝そべって虫観察」



オチ:ネコTV速報


『速報!ツバオ氏、今年の渡りも回避!“羽ばたかぬ哲学者”として講演依頼が殺到中』



本日の名言(by ツバオ)


「飛ぶことが“自由”とは限らんのや。

羽を休めることもまた、“生き方”やでぇ……(寝ながら)」



『ツバオ一家、シドニーからの大迷走北上旅!〜子どもたちの大ブーイングと1ヶ月の大遅延〜』


シドニー空港ロビー


ヒナたち(全員ほっぺ膨らませて大ブーイング)

「えぇぇ〜!!なんで今度は北上やねん!?意味わからん!もう飛行機で福岡行こーよ〜!!」



ツバオ(苦笑いしながら)


「う〜ん、まあな…でも南行きすぎて寒すぎたし、北上しながら暖かいとこ目指す算段やねん…」



ツバミ(ピシッと羽を伸ばし)


「そんなんでツバメの誇り守れると思うなや!自然のルートに逆らわんと!!」



大迷走開始!

•飛行機を使ったり、途中で寄り道しまくり…

•おまけにトラブル続出、遅延でいつもより1ヶ月多くかかる羽目に!



小倉家の軒先に戻る日


ツバオ一家(ヘロヘロ、羽はバサバサ)


優馬(ツバメを見上げて)

「よっしゃ…おかえり……って、めっちゃ疲れてるやん…大丈夫か?」



ツバオ(苦笑いで)


「いや〜、長かったなあ。飛びっぱなしで体ガタガタやわ…」


ツバミ(ため息混じりに)

「今度こそ、ちゃんとしたルート守るんやで。」



ヒナたち(げっそりしながら)


「やっぱりパパの計画、ムチャクチャやったな…」

「次は普通に南に飛ぼうよ……」



ツバオ(ふと空を見上げて)


「ま、これも“家族の旅”やん?どんな道でも一緒なら楽しいもんやで……(ボロボロの羽を広げて)」



小倉家のみんな、ツバメ一家の無事帰還を喜びつつも、


「次はちゃんと早く帰ってきてね〜!」と軽くツッコミ。



ネコズ(そっと見守る)


ミケ子「また家が騒がしくなるにゃ〜」

クール「今回はどんな迷惑かけるのか楽しみだニャ…」



今日の名言


「旅は道連れ、羽も連れ。どんな遠回りでも、帰る場所があれば幸せや!」 — ツバオ


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