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ツバメ夫婦のボヤキ  作者: リンダ


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29/45

女子雛たちのおならブー

乙女の誇りと非常手段(改訂・甘声ロック限定版)


朝いちばん、小川の上でカーテンみたいに霧が揺れていた。

父ちゃんズ(ツバオ、ツバスケ、ツバナリ)が妙に厳かな顔で並ぶ。後ろにはTBM-800とTBM-1000、そしてなぜか軍歌っぽいBGM(口笛)。


ツバオ「よいか、娘たちよ。ツバメ家伝の最終防衛術“おならブー”を――」

女子雛(八羽・整列して即拒否)「いやぁぁあああ!!」

スワコ「乙女にそれは無理!!」

ヒナコ「将来のイメージ戦略が崩壊する!!」

スワエ「SNSで“#乙女のブー”とか拡散されたら一生立ち直れん!」


ツバスケ「命がかかったら恥より生存や!」

ツバナリ「ホークスも泥臭く勝つねん!」

女子雛「話、急に球団まで飛ぶな!」


その日は「おならブー講義:導入編」を全会一致でボイコット。

女子雛8羽は、**“いざという時だけ発動する、可愛くて清潔な防衛術”**を自分たちで開発することにした。


乙女開発会議(結果:全部スベる)


切り株の円卓。議題は一つ、「恥ずかしくない必殺技」。


1)キラキラ羽ばたき・スターライト

スワミ「せーのっ、ぱたぱた〜☆」

→ 眩しいだけ。タンポポがくすぐったそうに舞う。


2)ハート視線ビーム

ヒナミ「うるうる……(上目遣い)」

ヒナジュン「ぷるぷる……(涙袋)」

→ 可愛い。戦果ゼロ。


3)香水ミスト・ラブアロマ(ミント1:ハニー3)

スワジュン「ふわぁ〜」

→ いい匂い。敵の食欲が上がった。


4)合唱“かわいいの圧”

上声部「ら〜ら〜♡」 下声部「ふわ〜ん♡」

→ 近所のスズメが合いの手を入れてコーラス大会に。敵、ふつうに前進。


スワエ(議長)「……笑顔は守れた。けど、巣は守れん」

TBM-800「実効防御値:0.3。必要値:120」

女子雛「桁が違いすぎる!!」


可愛い威嚇、全く効かず(地獄の実戦)


サワガニ軍曹&ヘビ将軍がずるずる登場。

サワガニ軍曹「情報どおり、乙女技オンリーやな。今こそ巣を――」

ヘビ将軍「甘い香り、最高。いただきまーす」

女子雛「近寄るな変態!!」


乙女部隊、総力戦。

ヒナコ「スターライト!」(ぱたぱた)

サワガニ「目にキラキラ入って気持ちいい!」

スワコ「ハート視線!」(うるる)

ヘビ将軍「動揺した。だが前進」

ヒナミ「合唱“かわいいの圧”!」

敵「いい曲や……でも前進」


スワエ「撤退っ!」

スワミ「退路が……塞がれた!」


完全に詰み。電線がギン、と鳴る。


ツバオ「そこまでや!!」

ツバスケ「娘に指一本触れさせるかい!」

ツバナリ「各機――ロッ…」


TBM-1000「警告:乙女甘声認証未検出。解除不可。」

父ちゃんズ「え?」


ツバオ「ロック解除♡」

TBM-1000「不一致:甘味成分ゼロ(スパルタ臭)。」

ツバスケ「ロック解除ぇ♡」

TBM-1000「不一致:声質が加齢域。」

ツバナリ「ロック解除ぇぇええ♡」

TBM-1000「音圧オーバー:マイク一時停止。」


父ちゃんズ、目が点。

女子雛たち、同時にこめかみピクピク。


ヘビ将軍「隙だらけやん」

サワガニ軍曹「いただき――」


甘声、起動


ヒナミ、震える喉をぎゅっと握る。

「……ツーバネーターは、うちらの声じゃないと動かん。なら――」


ヒナミ「みんな、合わせて!」

ヒナコ「いざという時、って今やろ!」

スワエ「恥は、守ってから笑い飛ばす!」


八羽、胸を張る。


女子雛ユニゾン「ロック解除♡」

TBM-1000「認証完了。乙女波形一致。乙女ユニゾンモード起動。 発射まで3、2、1――」


ブオオオオオーーッ!!


ピンクとハートの渦が空を裂き、三重らせんで敵を包む。

サワガニ軍曹は回転寿司の皿みたいにシャーッと流され、

ヘビ将軍は縄跳びになって空へピョン。

川面は三段波紋、枯れ葉はリボンに結ばれてポトン。

美しいのに、暴力的に強い。


女子雛(口ぱく)「(……いけた)」


乙女の判断(命には代えられん)


静寂。

スワエが一歩前へ。

「……うちらの“可愛い防衛術”は、心は守れた。けど、命は守れん。

悔しいけど――非常時は、甘声でロック解除して、やる」


ヒナミもうなずく。

「恥ずかしさは生き残った後に笑う。今は守る」


父ちゃんズ、急にうるうる。

ツバオ「娘に言わせるんやない……せやけど、よう言うた」

ツバスケ「乙女版ブーは香りハニー強め、軌道ハート、角度35度が最適や」

ツバナリ「“笑いすぎセーフティ”も付ける。暴発は3回まで抑える!」

TBM-800「寝言ガード搭載。“ロック解除♡”単発は無効。

『今日のラッキー乙女占いは?』との二段階でのみ解除」


女子雛「しっぶ!!でも助かる!!」


伝授:乙女ブー初号


ツバミ(教官就任)「姿勢、気品、呼吸。乙女は曲線で押す。狙いは守るためだけ」


八羽、深呼吸。

上声部「ロック解除♡」

下声部「準備よし♡」


――ぽふっ。


桃色の輪が咲き、ハートの渦が小川を撫でた。

タンポポの綿毛がふわり、二つ三つ、リボンの蝶結びになって落ちる。


TBM-1000「出力:父ちゃん比63%(必要十分)。美しさ指数1.8倍」

父ちゃんズ「美しさ指数て何!?」


スワコ(照れ笑い)「……これなら、“恥ずかしい”やなくて“誇り”やね」

ヒナコ「非常手段。いざという時だけ。でも、その時は胸張って、全力で」


ツバミ、咳払い。「父ちゃん、見学はここまで。乙女の仕上げは非公開」

父ちゃんズ「(退場BGM)」


エピローグ:合言葉は


夕暮れ。電線に八つの影。

ヒナミ「合言葉、決めよ。“可愛いで守って、必要なら――”」

八羽「ロック解除♡」


風が、笑っていた。


リンダまとめ(仕様最終確認)


ツーバネーターの発動は自ツバメ女子の“甘い声”以外では絶対に解除不可。


父ちゃんズの声は常時ブロック(スパルタ臭/加齢域/音圧オーバー)。


乙女版は香り・角度・ハート軌道で品位と実効性を両立、誤作動は二段階認証+セーフティで抑制。


合言葉:「可愛いで守って、必要ならロック解除♡」





ツバメ雛ラッキーすけべ大事件

1. 朝の必殺特訓


快晴の朝。男子雛4羽は父ズ(ツバオ・ツバスケ・ツバナリ)とともに、巣の裏の小川で特訓中。


ツバタクロウ:「今日は“おならブー”の精度アップや!」

ツバヒロ:「45度の発射角が理論上最強や。気流計算済みや!」


女子雛たちは、少し離れた場所で水浴びを楽しんでいた。


スワエ:「きもちええ〜!」

ヒナコ:「太陽が反射して羽がキラキラや〜♡」


──そのとき。


ツバサク:「せーのっ!ハイパーハックション!!」

ツバマサ:「ブーーーーッ!!」


ボフッ! バシャーン!!

川の水しぶきと風圧が女子雛たちに直撃!


スワコ:「きゃーーっ!!羽根が透けとるやんかぁぁ!!」

ヒナエ:「ちょ、写真撮るなーー!!」

→ ツバサク、動揺してスマホ(代わりの貝カメラ)をポロッ。


女子雛:「まさか録画しとったん!?」

男子雛:「ち、ちゃう!自動録画モードやってぇ!」


2. 電線上での第二波


乾かそうと電線に並んで羽を広げる女子雛たち。

そこへ男子雛チーム、なぜか風圧テストを開始。


ツバヒロ:「いくぞ、風速実験。ブー起動!」

ツバタクロウ:「待て、スカート方向に風向きが――」


ブオオオオッ!!


全員の羽織布がふわっと舞い上がる。

真下で風向きを計っていたツバヒロ、顔を真っ赤に。


ツバヒロ:「み、見てへん!見てへんで!!」

ツバミ:「完全に見とったわ、このアホ!」


3. 巣の中での最悪トラップ


夕方、巣の掃除をしていた女子雛たち。

男子雛は「ハイパーハックション」の共鳴テストをしようと、巣のすぐ裏にスタンバイ。


ツバサク:「いくぞぉぉ!ハ〜〜〜〜ックション!!」


→ 巣の中の空気圧が急上昇。

羽飾り、布、アクセサリーが全部宙に舞い、女子雛たちの着替えがパーーッ!!


ヒナジュン:「ひぃぃぃ!下羽したばねがぁ!!」

スワジュン:「ツバサクのアホぉぉぉ!!」

ツバサク:「す、すまん!科学の実験やってん!!」


4. 審判の時間


夜、家族会議が開かれる。


ツバミ:「はぁ〜〜〜、またやらかしたんか」

ツバコ:「女子雛、泣いとるやないか!」

ツバミン:「父ズ、完全に遺伝やでこれ。」


男子雛4羽、全員正座。

ツバオ:「お前ら……立派にワシらの跡継ぎや……(泣)」

ツバミ:「泣くな!!誇るな!!」


罰則:


全員、高級金のミミズ10匹没収


さらに1週間、女子雛エリアへの立ち入り禁止


男子雛たち:「そんなぁぁぁ!!」


5. リンダまとめ


男子雛、おならブー&ハイパーハックション完全マスター。


しかし初実戦は「ラッキーすけべ事件」として歴史に刻まれる。


女子雛はトラウマ級の怒り。


父ズは「よくやった」と褒めて再び母ズに怒られる。


結果:


ツバメ一家における“ラッキーすけべ現象”は、もはや自然災害認定。

巣の気象庁では「毎年この時期に発生するブー前線」と呼ばれるようになった。




ツバメ雛ラッキーすけべ大事件


小川のせせらぎが、いつもより妙に不穏だった。


「今日こそ“おならブー”極めるで!」

ツバタクロウの声が響く。

隣でツバヒロがドヤ顔でメモ帳を広げた。

「屁の角度、理論上は45度が最強や。風圧計算済みや。」


──嫌な予感しかしない。


女子雛たちは、少し離れた川辺で羽を洗っていた。

スワエが水しぶきをあげて笑う。

「きもちええ〜! 乙女の羽は清潔命やけん!」

ヒナコも羽をぱたぱた。

「透けたら恥ずかしかけんね〜♡」


そこへ――。


ツバサク:「ハイパーハックションッ!!!」

ツバマサ:「ブーーーーッ!!」


爆風。

水柱。

そして――悲鳴。


「きゃーーーーーっ!!羽が透けとるやんかぁぁ!!」

「わたしの羽飾りぃぃぃ!!」

「カメラ向けんといてぇぇ!!」


ツバサク、動揺して手元の“貝カメラ”をぽろっ。

録画ボタンがピカッと光る。

ツバミン、遠くから双眼鏡で確認。

「……録っとるやん、あいつ。」


電線・風速・スカート


昼。乾かそうと電線に並ぶ女子雛たち。

風を感じてうっとりしていたその瞬間。


ツバヒロ:「よし、風圧実験開始。ターゲット南西方向。」

ツバタクロウ:「待て、それ女子の──」

ブオオオオォォッ!!


突風。

スカート状の羽織布、全上昇。

真下の男子雛たち、同時にフリーズ。


「……」

「……」


時が止まる。

そしてスワコの叫びが爆発した。


「なに見てんねぇぇん!!」

ツバヒロ:「み、見てへん!物理的に見えただけや!」

スワエ:「同じやろがぁぁ!!」


男子雛、電線から転げ落ちる。

ツバミ、遠くで手を組みながら溜息。

「はい、今年も出ました。“ブー由来ラッキーすけべ”」


巣の中パニック


夕方。女子雛たちが巣の中でおしゃれ整理中。

「羽飾りどこやった?」

「このリボン、ヒナミの?」


そこへ男子雛がまたも近づく。

ツバサク:「共鳴実験すんで! ハ〜〜〜ックション!!」


ブワァッ!!


巣の中で空気が爆発。

小物と羽根飾りが飛び散り、女子雛たちの服替え(羽替え)中の姿が――


ヒナジュン:「ひぃぃぃ!見んといてぇぇ!!」

スワジュン:「ツバサクのアホぉぉ!!」

ツバサク:「違う!これは科学や!!」

ツバミ:「どこがやねん!!物理的セクハラや!!」


家族裁判・夜の部


夜、巣の上空に“ツバメ一家裁判所”が開廷。

審判長はツバミ。

「はい、男子雛4羽、前へ。」


ツバタクロウ:「すんませんでしたぁぁ!!」

ツバヒロ:「風圧の計算が…」

ツバサク:「自然現象が…」

ツバマサ:「屁が…出ちゃって…」


ツバミン:「あんたら、それ全部自分の意思やろ!」

ツバコ:「女子雛泣いとるん見てみぃ!」

ツバオ(父):「いやぁ、ワシらの若いころもな〜」

ツバミ:「黙れ!!」

父ズ全員、同時にぴしっ。


罰として、男子雛全員「高級金のミミズ10匹没収」+「女子雛エリア立入禁止1週間」。


ツバサク:「そんなぁぁぁ!社会的死やぁぁ!!」

ツバミン:「しゃーない、罪は重いけど、笑いは軽やかや。」


リンダまとめ


こうして、ツバメ一家に伝わる伝説がまた一つ増えた。

「ラッキーすけべ前線」発生。巣界震度5。

被害:女子雛の尊厳。

加害:男子雛の無自覚。

原因:屁とくしゃみ。

そして結論はただ一つ。


――ツバメの血には、“すけべDNA”が確実に混じっている。


ツバミ(ナレーション風に):「ほんま、うちの家系……進化の方向まちごうとるわ。」


ツバコ:「でもまぁ……笑えるうちは、平和ってことやな。」


ツバオ:「ラッキーすけべは愛の証やでぇ〜」


ツバミ・ツバコ・ツバミン:「だまらっしゃい!!」


(ブオオーーーッ!!)


――巣の上空に響いたのは、笑いと風圧の混じった“夜のおならブー交響曲”だった。



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