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日常で世界を変える(唐沢編)  作者: mei


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7月23日 ミーティング(同点)

 もう、1学期も終わるなぁあ。ここ最近は、サッカーのことに集中して学校がいつまでかなんて考えていなかった。まぁ、早く終わったら終わったで部活するしかないし、部活に負けたらホントに何もなくなってしまう。そんな現実に対して受け入れれるイメージがわかなかった。野球部が今毎日練習してるのを見ていて思う。負けたら終わりというプレッシャー。このプレッシャーに負けてられないな。


 ー7月13日ー


 3対4。ここで決めなければ負ける。かなりのプレッシャーの中で俺は立っていた。ああ、こんなことになるくらいなら辞めた方がよかったかな?そんなことが頭の中をよぎってしまう。こういうプレッシャーとは無縁の生活だったな自分は。改めてこうした場面を避けてきた人生であることがわかった。沢田や宝来や工藤は、こうした場面を何度も経験してきたんだろうな。だから、追い詰められた状態でも挽回できるんだろう。アイツらは、幾度となく追い詰められた展開はあった。ただ、次々とそんな場面を乗り越えてきた。今の俺に足りないのは、その試練を乗り越えることだろうな。ただ、乗り越えてきたことがないから、乗り越え方がわからない。こんなんで大丈夫か?思わず、笑いそうになってしまった。

 中沢は、大きな笛を鳴らし、蹴る合図が整った。珍しく何も考えずに蹴ろうとしていた。もし、外したら、、、、、、、、、、、。俺は、そんなことを考える暇もなく助走をつけていた。そして、次の瞬間何もわからずボールを蹴っていたのだった。ボールは、まさかのど真ん中。やらかしてしまった。蹴った後に気がついた。ただ、既に工藤は右へと動いており、真ん中にいることはなかったのだ。ゴールネットが揺れるとともに、再び大きな声が湧き上がった。あぶねぇー。これで、なんとか首の皮一枚つながったな。

 4対4。これから、どうするのか?想定では、5本で決着をつける予定だっただけに、どうすればいいか決めていなかった。安堵とともに、俺は中沢の方を見つめた。中沢も想定外だったのか、キャプテンの沢田を呼びつける。そして、キーパーだった工藤も戻ってくる。


 中沢「どうする?」


 少し離れた沢田の方に問いかけた。


 沢田「決めるまで、やろう」


 歩きながら、俺たちの方を向かってくる。


 中沢「じゃあ、これからは1本ずつでいいか?」

 工藤「俺はいいぜ?」


 工藤は、自信満々だった。

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