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しばしのお別れってこと!

ぼくのすぐ横。

 黒のハイソックスをはいた白くて長い脚が立った。太腿部分がマシュマロみたいに大きく盛り上がってるけど・・・

 見上げたら不機嫌そうな先輩の表情。

 僕の前に英語と数学の問題集を投げ出した。

 放課後の学校の屋上の床。

 ぼく、自分の宿題やってた。


 「やって」


 先輩がぼく横に腰を下ろす。

 短いスカートの隙間から、スケスケのレースのパンティがしっかり見えた。

 白い太腿の曲線が美しかった。

 黒のハイソックスが、窮屈そうに、肉のついたふくらはぎを抱きしめてる。

 フルートのバッグを横に置く。

 ぼくはすぐ先輩の問題集を開いた。

 いつもの日常。

 ぼくって黙って問題集を続けた。

 先輩が煙草に火をつけた。


 「どう思う?悪いヤツって人を好きになっちゃいけないの?」


 そう言って、煙草を口にくわえた。


 「よく分からないですけど・・・」


 ぼく、問題集を解く手休めた。


 「悪い人を好きになることだってあると思います。」


 先輩が、反対側に顔を向けると、大きく煙を吐いた。

 急にどぎまぎした口調。


 「悪いヤツじゃない。わたし」


 先輩は煙草を投げ捨て足で消した。


 「たったひとりにだけど・・・」


 それからぼくの方向いた。


 「ごめん。もう吸わないから。

 日下君の前では・・・」


 そう言ってから、急に困ったような表情になった。


 「だけどさ」


 先輩が僕の手に自分の手を添えた。白くて細い指だった。そしてあったかかった。


 「宿題やったり勉強するのって、カレ氏の義務。そうは思わない?」


 ぼくって思わず先輩の顏を、しっかり見つめちゃった。

 何か言わなきゃ・・・

 でも緊張して、

 のどがからからで、

 なにも言えない。

 すっごく細い声。

 やっと振り絞った。


 「ずっとそう・・・思ってました・・・」


 先輩が横向いた。


 「ごめん。あたし勉強できないから・・・

 いろんなこと分からない。

 日下君の気持ちだって・・・

 ずっと分からなくて・・・

 ごめん」


 知らないうちに抱きしめられてた。

 そして・・・

 これって・・・


 「ごめん。

 日下君に命令なんかしたくない。

 だけど言う通りにして・・・」


 先輩の顔って本当に困ったような表情で・・・

 いままで見たことないくらい可愛かった。


 「舌だして。お願い」



                                    to be continued

 

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