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母とぼくの対決ってこと!
母が立ち上がった。
「わたしたちと一緒に大阪へ行こう。
山宮の伯父さんも話があるそうだし・・・
ヨシ君も来る」
麻衣ちゃんがテーブルの上にたくさんの箱を置く。きれいな包装紙で包まれてる。
「健ちゃん、お土産」
ぼくも席を立つ。
勇気を出して母の顔、ハッキリと見た。
「先輩を助けたいんです。
お母さん、助けて下さい」
母がぼくのこと見る。
いままで見たこともないくらい厳しい顔。
ぼくって「被告人」なんですか?
母の厳しい表情を受け止めた。
「先輩を助けたいんです。
取り調べしている松山警部に会いたいんです。
一緒に警視庁へ行ってください!」
思いっきり大声出した。
「だめ、健ちゃん!」
麻衣ちゃんの大声。
母が腕を組む。
麻衣ちゃんがぼくの方へ駆け寄る。
やさしく肩に手を置いた。
「健!」
母の鋭い声。
鋭い目の光!
ぼく、目をそらさなかった。
少しだけ笑み。
「まっすぐ見たね。
お母さんの顔!」
母が肩すくめる。
「麻衣ちゃん。
いま、無理に大阪連れてってもいい結果にならないから・・・」




