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母に追及されたってこと!
「それでどうするつもり」
母の声が鋭い。
「お祖父さまの面子がつぶれました」
自宅に鍵はかかってなかった。
キッチンルーム。
テーブルをはさんで向かい合う。
紺のスーツ姿の母。
そして隣には・・・
グレーのスーツ姿の・・・
麻衣ちゃん!
ぼく、下向いてた。
「顔上げてよ。健ちゃん!」
麻衣ちゃんの優しい声。
「麻衣ちゃんが調べてくれた。
健が校長先生と会う日・・・
約束をすっぽかして・・・
どこへ行ったか・・・
健!顔を上げなさい」
母の厳しい声。
「あきれてものも言えない。
なぜこんなことをしたの?」
ぼく、ゆっくり顔上げた。
母の厳しい顔。
やっぱり下向いた。
「月影サキ先輩を助けたかったんです」
下向いてたけど、ハッキリ伝えた。
「あの女性、犯罪者だよ」
麻衣ちゃんの優しい声。
「うまく立ち回ってるけど、恐喝、暴行、JKビジネス。
悪いことばかりしてる。
健ちゃんだって知ってるでしょう。
かばう必要なんいないんだよ」




