先輩の怒り爆発ってこと!
サキ先輩はその日のうちに釈放。
ぼくと一緒に御帰還。
やっぱりサキ先輩に叩きのめされた他校の女子生徒の仕業だった。証言したって会社員も、その生徒の仲間に痴漢を働き言いなりになってたみたい。
その女子生徒って、先輩にひどい目に遇わされてたけど、そのってサキ先輩、ピンクのパンティ履いてたみたい。
サキ先輩は拘束されたときと同じよう制服姿。
超不機嫌な顔で僕の手首強く握って自宅に戻った。
先輩の家ってだれもいなかった。
部屋に入ったらいきなり頬を平手打ちされた。
何度もキック浴びせられた。
「優等生の日下君。
あたし感謝なんかしてないから」
先輩の宣言。
「このストーカー野郎!何がスケスケのレースのショーツだよ」
キックの瞬間!
ハッキリ見えた。
スケスケのレースのショーツ。
うつ伏せに倒れるたら上から馬乗り。
頭や背中を殴られた。
最後は首を締められた。
いつも手加減なしなんだから。
「暴力はやめてください」
ぼく、大声で頼んだ。
「痛いんです」
サキ先輩ったら、ますます強く首を締めだした。
「これがあたしなんだ!文句ある!」
サキ先輩が後ろから大声。
そうかもしれない。
サキ先輩からバイオレンス取ったら、あとになにも残らないかも・・・
「じゃあ、がまんします」
サキ先輩ったら僕を仰向けにして、上から両手両足を押さえつけてきた。
「どうせ逃げるんだろう。転校して!」
両手首と足首が痺れて来た。
だけどホントのこと伝えなきゃ!
「転校なんかしません」
サキ先輩が驚いた顏
だけど疑いの目。こわい!
「ウソ言って逃げようとしてるんだろう」
先輩が顔近づけてくる。
「ウソ言ってません!」
ぼく、ほんとのこと、ハッキリ先輩に話すんだ。
「先輩に会いたくて梅華高校に入りました」
しばらく沈黙があった。
サキ先輩ったらあわてた顔してるんだもの。
なんだかおかしい。
「ぼくのスマホ見てください」
先輩が胸ポケットからスマホを取り上げた。
ロック画面!
先輩の頬がピンクに染まった。
先輩が屋上の手すりにもたれて、首をかしげてる写真。
どこか夢見るような目が可愛らしかった。
僕が一番好きな先輩の表情だもの・・・
「盗撮しました」
ハッキリ告げた。
話してよかったと思った。
照れ臭かったし、先輩の反応が心配。
だけどやっぱり伝えたかった。
屋上にふたりだけでいるとき・・・
一番楽しかったって・・・
「バッカッ」
先輩の怒号。
顔をひっぱたかれ、胸を殴られ、最後には、上から首を押さえつけられた。
呼吸が苦しくなった。頭がフラフラ。
先輩の顔がボンヤリ。
でも最後にこれだけ言っておきたかった。
「盗撮したのって先輩だけです」
返事はなかった。




