表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/94

先輩に三百五十万円請求されたってこと!

 東校舎の三階。いまは使用されていなくて、こわい人たちが不法占拠してるって話。

 先輩だってそのひとりだもの。

 東校舎の向って左側。非常階段三階まで上がって、非常ドア開ける。

 ムッとする臭い。煙草・・・

 三階の廊下。

 ブレザーの制服着た男子生徒が五人。

 スパスパ煙草吸ってる。


 「チェッ。アホか!」


 体の大きな生徒が大声で叫んでる。一緒にいた生徒がうなずく。


 「まったくつまんねえな」


先輩の大声!


「バカヤロー」

 

 一瞬で心臓がブルブル震える。

 廊下の生徒!

 先輩見た瞬間、すぐあちこちの部屋に飛び込んだ。

 時間にして三秒以下!


 「小野!」


 先輩の大声!体の大きな生徒が立ち止まる。

 一瞬で顔青ざめてる。


 「変な声出すな。気持ち悪いヤローだな!」

 「す、すみません」


 小野って呼ばれた人が駆け寄ってきた。

 ペコペコ頭を下げる。

 一万円札を二枚差し出す。


 「足りねえな」


 先輩の声って冷たい。

 小野さん、あわてて一枚取り出す。


 「小野。あたし、ケチな人間がキライなんだ」


 小野さん、もう二枚、先輩に差し出した。

 大きな体で何度も頭を下げる。


 「よし!消えろ!」


 小野さん、いまにも倒れそうな勢い。

 部屋のひとつに消えた。

 

 「こんなの不公平・・・なんでボクだけ・・・」


 大きな体で小さな声を残して・・・

 ぼくらといえば、非常ドア開けてすぐ右手の部屋に入った。

 音楽室かなにかだったの?

 大きな部屋。

 

 「よーしっ」


 先輩、煙草くわえた。横山さんがあわててライターの火。


 「こいつ、縛るんだ。早く!」


 ぼくのすぐ横に安田さん。

 困ったようにぼくの顔見る。


 「安田」


 先輩が煙草の煙吐く。

 ぼく、安田さんの顔見て小さくうなずく。

 先輩に向かって声をかけた。


 「縛らないでください」


 先輩、黙ったまま!

 煙草を投げつけられた。

 ブレザーに当たって床に落ちた。


 「ぼく逃げたりしません。先輩と話をしたいんです」


 雪のように白くてマシュマロのように膨らんだ先輩の太腿。

 窮屈そうな黒のハイソックスのなまめかしさ。

 レースのパンティ。

 ぼくの方に迫ってきた。

 思いっきりおなかを蹴られた。

 涙のシャワーが吹き出た。

 そのまま部屋の隅に転がった。

 美柳さんと三杉さんに両腕をつかまれた。そのまま立たされる。

 

 「いいぜ。

 君と話をしよう。三百五十万払え」


 先輩に顎つかまれた。


 「これがあたしの話だ!さあ、縛るからな」

 「はい」


 自分で両手を後ろに回して両手首重ねた。


 「こんどは、ちゃんと言うこと聞いたな。

 ひどい目に遭うのイヤだろう・・・

 安田!早くしろ」


 先輩の冷たい声。

 後ろ手首にロープが回されていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ