白木文さんとの出会い
腕時計は十一時。
寒さで体が痛い。
ハンバーグ冷めちゃったけど、電子レンジであっためればいいんだし・・・
車のエンジン音!
こんどこそ・・・
赤いライト・・・
パトカーだ!
こんどこそ・・・
ぼくのすぐ前で停車した。
車に駆け寄る。
・・・・・・・・・・
助手席に男の人。三十代だろうか?スーツをピシッと着込んで腕を組み、いかにもエリートって雰囲気。
きっと女性にモテモテだろうな・・・
運転席から婦人警官の制服を着た女性が下りた。
背はぼくより少し高いくらい?二十代半ば・・・
セミロングの髪。丸いふっくらした顔。澄んだ目。真一文字の口。とっても明るく活発な女性ってすぐ分かった。
美人っていえるのかしら。ごめんなさい!
?印で微妙なとこなんだけど、ぼくらの心をワクワクさせる魅力があった。
もちろん麻衣ちゃんにはものすごく差をつけられてるんだけど・・・
ごめんなさい!
「日下君ね!」
婦人警官が敬礼。身分証を見せてくれた。
「警視庁本庁。組織犯罪機動捜査班の白木文です。
警察庁の大黒麻衣さんから、あなたあてのお土産を預かったの」




