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第1話 プロローグ

 時は25世紀半ば。

 これは、人類が太陽系のほとんどの領域へと進出していた時代の物語である。


 ここは宇宙ステーション大鳳(たいほう)

 月の裏側にあるラグランジュポイントに位置している。


 太陽系開発機構の所有する宇宙基地、ここを拠点としているレスキューチームがある。


 その名は「美少女レスキュー☆ビューティーファイブ」である。

 

 そのメンバーは10代の若い女性で構成されている。宇宙飛行士として優秀なだけではなく。外見も美しい少女ばかりが集められている。


 太陽系内で起こる事故による要救助者を救出するため、日々忙しく飛び回っている宇宙のアイドルである。


 ビューティーファイブ最大の特徴は、まだ開発されたばかりで普及していない次元跳躍(ワープ)航法を駆使し、光速を突破して救助活動を行う事である。


 光速突破のビューティーファイブ。

 宇宙で暮らし仕事をする者たちにとって、非常に心強い味方なのである。


 しかし、ここ一か月。その活動は休止中だ。

 それはビューティーファイブリーダーの綾瀬(あやせ)美沙希(みさき)の妊娠が発覚したためであった。


 世間では稀代のスキャンダルと言われた。しかし、恋愛は個人の自由であるとの反論も多かった。


 しかし、多くの独身男性にとってその事実は【悲報】でしかなかった。美貌と人望を兼ね備えた悩殺ボディ。清楚でありながら限りなくエロティックな容姿は太陽系の全男性が恋焦がれているとも言われていたのだ。


 そのリーダーがチームから除外されたのだ。

 太陽系開発機構では後任の人選に手間取っていた。若さと美貌を持つ優秀な宇宙飛行士という条件に合致する人材がその辺に転がっているはずがない。


 レスキュー部隊総司令の三谷朱人は異例の決断を下した。

 それは、男性隊員をリーダーとして採用するという事だった。

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