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奇術師、海龍の領域へと侵入する

 エスたちがミサキたちの元に辿り着くと、ターニャとアリスリーエル、サリアが果実を手に味わっていた。多少汚れていてもアリスリーエルの魔法で洗浄している様子だった。


「これほどの種類があるとは…」


 転生前の世界で見たことのある果実から、まったく見たことのない不思議な形をした果実まで、様々な果実が木々になっている。よく見ると低木にも果実がなっており、一帯にある植物は何かしらの実をつけているようだった。その無数の果実からの香りなのか、甘い香りが辺り一帯に広がっていた。


「甘ーい!」


 そんな声をあげながら、ミサキが口いっぱいに果実を放り込んでいた。


「エス様、ここの果実はどれも食べ頃のようです。いろいろな種類があるのに全部熟しているというのは、やはりシームルグの力なのでしょうか?」

「そうだろうな。流石は神鳥といったところか。ある程度味わったらいくつか包んで貰っていくとしよう。船で待っている者たちにも土産にな」

「はい、そうしましょう」


 アリスリーエルの返事に頷きながら、エスは地面にポケットから取り出した大きな布を広げる。そこに果実を乗せるように皆に指示していると、口に果実を含みながらあれもこれもとミサキが果実を置いていく。そして、再び果実を拾いに行ってしまった。


「エス!」


 ミサキに呼ばれ、エスが振り向くと一つの果実がエスへと放り投げられた。それを片手で受け取り見てみると、りんごによく似た赤い果実だった。エスはおもむろに一口かじってみる。


「これは、見た目も味もりんごそのものだな」

「りんご、というのですか?このような甘酸っぱい果実は初めてです」


 エスの呟きを聞いたアリスリーエルが同じようにりんごをかじり問いかける。それを聞き、エスは疑問を覚えた。


「アリスはりんご、この果実のことは知らないのか?」

「はい、書物でも見たことはありません」

「ほう…」

「エス、あたしの知る限り、りんごはこの世界になかったよ」


 アリスリーエルの言葉を補足するように、ミサキがこの世界にはりんごは存在していないと告げる。そこで思い出したのはシームルグの言葉だった。


「大陸にはない果実、つまりこの世界にない物も含まれる、ということか」

「だと思う。他にも見たことないのから、前世で見たものまでたくさんあるよ」


 そう言いながら、ミサキは両手いっぱいに集めた果実を布の上に広げていた。


「それにしても、おまえばかり置いているではないか」

「あ、あははは…」

「サリアとターニャも食べてばかりじゃなく、持って帰る物も集めておくようにな」

「はぁい」

「わかった」


 いろいろな果実を食べつつ幸せそうな表情をしていたサリアとターニャが返事をする。アリスリーエルは厳選するかのように果実を眺め、様々な種類の果実を布に置いていた。リーナは少し離れたところで独り果実を堪能していた。エスも気になる果実を手に取り、少し眺めた後かじっていた。

 しばらく時間が経ち、満足いくまで果実を堪能したエスたちはシームルグの元へと戻っていた。エスの肩には布に包まれた大量の果実が担がれている。


『堪能したようだな。シーサーペントの礼としては、これでよかったか?』


 シームルグはミサキへと話しかける。ミサキ自身は果実を堪能しつくし、すでにシーサーペントのことは忘れていた。


「あ、うん。満足した」

『ならばよい。エスよ、気をつけて行くがよい』

「ああ、それではな」


 エスたちはそれぞれシームルグに挨拶をし、船へと歩き始めた。背を向け楽し気に話しながら歩くエスたちを眺め、シームルグは誰にも聞こえないよう独り呟く。


『天龍よ。この世界の未来はそこまで暗くはないようだぞ』


 空を見上げ、シームルグは瞳を閉じた。

 エスたちが船へと戻ると、すでに正午を過ぎていた。甲板ではグアルディアが昼食を用意しているようだった。


「ただいま戻りました」

「おかえりなさい、アリスリーエル様。皆様も無事でなによりです」


 その会話を聞いたマキトたちもエスたちの元へと近づいてくる。ドレルも船内から姿を現した。


「んで、どうだったんだ?」


 エスへと声をかけたのはドレルだった。グアルディアやマキトたちもシームルグとの話が気になっていたため、エスの言葉に耳を傾ける。


「どうと言ってもな。ちょっと助言をもらった程度だ」

「なんだ、それだけか?」


 エスの言葉に、もっと深刻な話なのかと思っていたドレルたちは安心したかのようにため息をついた。


「あぁ、あと…」


 エスは肩に担いでいた物を甲板に置くと布を広げる。先程から甲板に僅かに漂っていた甘い香りが甲板中に広がった。


「土産をもらった」

「これは果物か?見たことな…。これはりんご、それに他にもこの世界で見たことねぇもんばっかじゃねぇか!?」


 目の前に並ぶ果実を手に取り見ていたドレルが声をあげる。それを聞いたマキトも驚いた様子で果実の山を眺めていた。


「どういうことだ?この世界にはないはずのものまで…」

「さあな。詳しいことはシームルグにしかわかるまい。ただ、珍しいものを貰った、それでよいではないか」


 エスの頭の中では、シームルグが何故これ程の果実を持っていたのか、だいたいの予想がついていた。神鳥と言う呼び名から、生み出したのは天龍と同様に、この世界を造った神に近しい存在なのだろうと予想できる。そして、この世界はエスやドレルのような転生者たちの、転生前にいた世界の神話や伝承が参考にされていることはわかっている。ならば、神話や伝承に現れる果実なら創造されていても不思議ではないと思えたのだった。何より、エスの知る神話のシームルグはその羽ばたきで種子を撒き、あらゆる植物を生み出したとされていた。


「だけど…」

「やれやれ、わからないことを考え込むより目の前の現実を楽しみたまえ」


 納得がいかないマキトの肩を叩き、エスはドレルの傍へと近づく。


「ドレル、ここから海龍の巣までどのくらいだ?」

「ん?海龍の領海までならすぐだが、巣までならざっと半日から一日ってところか」

「ふむ、ならば出発するとしよう。そうすれば明日の昼頃には着くのであろう?」

「そうだな。用も済んだしさっさといくか」


 そう言ってドレルは操作盤を取り出すと、上陸に使った階段を格納し船の出発準備を始めた。


「では、皆さんの昼食もご用意致しますのでお待ちください。いくつか果実をいただいていきますね」

「ええ、お願いしますグアルディア」


 グアルディアはアリスリーエルに一礼し、少し果実の山を眺めた後、いくつか手に持ち船内へと歩いて行った。

 エスたちが他愛のない会話をしていると船が動き出す。丁度そのタイミングで、グアルディアが甲板へと料理を運んできた。エスたちは甲板に用意されたテーブルに料理を並べ、椅子に座ると食事を楽しんだ。そして、食後の休憩に貰ってきた果実をいくつかカットし並べたものを囲み、のんびりと過ごしていた。


「それにしても、モンスターに一切出会わないな」


 エスが口にした通り、シームルグの住処からここまで一切モンスターには遭遇していない。数種類の魚を見かけただけだった。


「平和でいいじゃないか」

「まったくよねぇ。教皇国でさえモンスターに追われたのにぃ」


 ターニャとサリアの言葉に、苦笑いを浮かべたのはマキトだった。


「あんときは悪かった…」


 マキトが頭を下げるが、ターニャとサリアだけでなく、アリスリーエルやリーナも笑っているだけだった。


「気にするな。あれはあれで楽しいひと時だったから問題はあるまい。この辺りにモンスターがいないのはシームルグの影響、なのだろうな」

「そうだと思います。この一帯、島程ではありませんが同じように神聖な空気が満ちていますから」


 周囲に満ちるシームルグの住処と同じ、神聖な空気を感じ取ったアリスリーエルが空を見上げていた。そこへ、ドレルが近づいてくる。


「おおい、そろそろ海龍の領域だ。入ったらこんなのんびりしてられんぞ」

「ふむ、巣までは…」

「領域に入ってからまだある。状況次第だが、予定よりは少し遅くなると思った方がいいぞ」

「なるほど、では片づけて備えるとしようか」


 エスの言葉に皆が頷き、海龍の領域に備え準備をすることとなった。ドレルはすでに、海龍の領域にいる無数のモンスターの存在をレーダーの反応で知っていた。

 しばらく時間が経ち、エスたちの乗る船は海龍が住む領域へと侵入する。侵入した途端、周囲に禍々しい空気が漂い始めた。


「シームルグの力の範囲と隣接していたのだな」

「エス様、モンスターの気配が…」

「ああ、大歓迎のようだな」


 アリスリーエルの言う通り、海龍の領域へと侵入した途端、周囲にモンスターの気配が集まってきていた。


「ドレルよ、どうする?全部倒す、というわけにはいかぬだろう?」

「ああ、船は問題ないだろうが、儂らがもたん。ここは一気に抜けちまった方が良さそうだな。グアルディア!」

「動力炉へ行ってきます。燃料はどの程度入れますか?」

「入るだけ入れちまって大丈夫だ。帰りの分まで手は出さなくてもいけるだろ。全部使い切る前に海龍の巣を目指すぞ!」


 頷いたグアルディアは船内へと向かって歩いていく。


「エス、乗り込んできたやつは任せるぞ」

「ああ、任せておけ。きっと勇者君が始末してくれる」

「テメェに頼んでんだ!」


 怒鳴るドレルを見て笑っているエスだったが、次の瞬間何かが海から飛び上がり、エス目掛けて飛びかかってくる。不意を突かれ驚くエスの仲間たちだったが、エスはそちらを見ることなく飛びかかってきたそれを掴み受け止めた。掴まれたそれは、エスの手から逃れようともがいていた。


「ゲッ!伏せて!」


 エスが掴んだそれを見て、声を上げたのはミサキだった。言われるがまま、エス以外の全員が甲板へと伏せる。その上を海から飛び上がった無数のそれが通過していった。エスは一人、それを難なく躱しながら手に持った一匹を観察する。エスの動きに振り回されたせいか、それは先程までの元気はなくぐったりとしていた。


「ふむ、元気がなくなってしまったか。それにしてもこれは、ダツか?いやいや、デカすぎるだろう…」


 甲板上を飛ぶものの正体はダツに似た姿をしてはいるが、凶悪な顔をした巨大な魚であった。あとから飛んでくるものを見る限り、エスの手に持ったものは小さい方のようだったが、それでもエスの身長から考えても2メートルを超えている。その尾の方を甲板上で引きずりながらエスは飛んでくる魚を躱していた。流石のエスであっても、この巨体と速度で飛んでくる巨大な魚が当たればただでは済まない。


「ミサキ、これの、味は、どう、なのだ?」


 躱しながらエスは、甲板に伏せたままのミサキへと問いかける。


「はぁ?今聞くの?それ、味はそこそこだけど小骨が多、ひっ!」


 少し頭を上げ返事をしたミサキの頭上すれすれを巨大な魚が通過する。驚いたミサキはすぐに頭を下げた。


「ならば、食料は間に合っているし無理に捕まえる必要はないな」


 エスが手に持っていた魚を海へと投げ捨てると、皆と同様に頭を下げる。


「ドレル!」

「わぁっとるわ!グアルディアも燃料入れ終わったみてぇだし、全速力で振り切るぞ!」


 エスに怒鳴りながら、ドレルが確認していた操作盤に手を触れると、船はあり得ない加速する。エスたちは伏せていたおかげで、船から振り落とされることなく、ダツに似た魚が飛び交う海域を脱出することができた。

 ダツに似た魚が飛び交う海域を抜けたエスたちだったが、息つく暇なく唐突に船が止まる。


「チッ!動かねぇ。なんかに捕まったか?」


 ドレルが呟きながら操作盤でレーダーを表示し周囲を探索すると、船の真下に巨大な反応があることを発見する。


「エス、海中にデケェやつがいるぞ!」

「フハハハハ、今度はなんだ?」


 立ち上がったエスは甲板端の手すりから海面を覗く。


「なんであいつは楽しそうなんだよ…」

「今更じゃない?」


 マキトがため息交じりに呟いた言葉を聞いたリーナが呆れたように答えた。手すりから海面を覗くエスの隣でアリスリーエルも海面を覗く。海面は黒く染まっており日中、しかも晴れているにも関わらず海の中が見通せなかった。


「これは…」


 それを見て何かを悟ったアリスリーエルだったが、突然船が激しく揺れ続きを口にすることはできなかった。船から投げ出されそうになるアリスリーエルを抱え、エスは仲間たちの方へと飛び退いた。その瞬間、船を囲むように海からタコともイカともとれる腕が六本伸びてきた。


「もしかして…」

「クラーケンです!」


 嫌そうに呟いたミサキの言葉に被せるように、アリスリーエルがモンスターの正体を叫んだ。


「やっぱりおかしい。さっきの魚もクラーケンも、海龍の領域には生息してなかったはずだ」

「そう言っても、海龍に会わないことには詳しい状況はわからんな…」


 マキトの言葉を聞き、海龍に会わなければと思うエスだった。


「ドレル、海龍の巣までは?」

「あぁ?さっきの速度なら二時間もありゃ着く!ま、船が動けばな」

「動けば、か…」


 ドレルの答えを聞き、エスはクラーケンの相手をすることを決断した。その間も周囲の腕は船を締めあげようとゆっくりと船に近づいてきている。


「勇者君、手伝いたまえ。まずは、船首の方を何とかするぞ。勇者君はあちらを頼む」

「ああ」

「私たちも行きましょ」


 アイリスの言葉にフィリアが頷く。エスとマキトは立ち上がると船首付近の腕へと走り出した。二人が狙う腕を確認したアイリスとフィリアが別の腕へと走り出した。


「それじゃぁ、私たちはあっちをやりましょうか」

「うん」


 サリアとターニャも別の腕へと走り出す。


「こっちの人数に対して腕が多すぎるよ…」

「ミサキ、私とあなたは一本ずつね」

「ウッソ…マジで?」


 ミサキの言葉に答えることなく、リーナは誰も狙っていない腕へと目掛け走り出す。ミサキは肩を落としとぼとぼと最後に残った腕へ向けて歩き出した。その肩をアリスリーエルが叩く。


「ミサキ様、わたくしもお手伝いします」

「ありがとぉ!アリス」


 アリスリーエルが手伝うと言うと、ミサキは表情を明るくし二人で走り出した。

 ドレルはこの場をエスたちに任せ、操舵室へと向かう。


「どこにいやがる!」


 操舵室へと着いたドレルは、クラーケンの本体の正確な場所を探し出すため、センサー群を素早く操作し始めた。

 ドレルがクラーケンを探している頃、エスたちは次々にクラーケンの腕を切断し撃退していく。最後の腕を、ミサキが牽制しアリスリーエルが魔法で生成した真空の刃で切り飛ばした。


「これで最後っと!」

「エス様!」


 異変に気がついたアリスリーエルがエスへと声をかける。それと同時に甲板上にドレルの声が響いた。


「本体が浮上してくるぞ!」


 ドレルの言葉と同時に船が大きく揺れ、船首の辺りに丸い巨大な何かが海面から姿を現す。それを見てエスが頷いていた。


「ほほう、タコ寄りか。腕からしてイカかタコか、どっちなのだろうと考えていたのだがな…」


 現れたクラーケンは表面のところどころに海藻が生えている巨大なタコの姿をしていた。切り落とした腕は六本、残り二本を使い海中で船を止めているのだろうと思われた。


「なるほど、海が黒かったのはこいつの墨か」

「エス、船が壊される前にやっちまうぞ」

「どうぞどうぞ」


 エスに促され、マキトは渋々船首へと走り出す。船首に立ったマキトは掲げた剣に白い光を集めると勢いよく振り下ろす。剣から放たれた白い剣閃がクラーケン目掛け飛んでいく。すでに腕を切り落とされたクラーケンに抵抗する力はなく、真っ二つに切り裂かれた。


「おお、お見事!これまた、素晴らしくファンタジーな技だ」


 真っ二つにされ波を起こしながら沈んでいくクラーケンを見て、エスは拍手をしながらマキトを称えた。呆れたような表情をエスに向けながら、マキトは船首から戻ってくる。エスの元へ皆が集まってきていた。


「皆お疲れ様。無事、勇者君がクラーケンを仕留めてくれたぞ」

「ありがとうございます、マキト様」


 アリスリーエルが純粋にマキトへと礼を言う。それを聞いたマキトはますます微妙な表情になっていた。


「エス、おまえもアレくらい倒せただろ…」

「何を言う。一般市民を守るのが勇者の務めであろう?」

「おまえのどこが一般市民だ!」


 エスが、ついに怒り出したマキトを軽くあしらっていると、のんびりと船内からドレルとグアルディアが姿を現した。


「終わったようだな」

「はい。なんの問題もなく」

「アリス、問題ありだよ…」

「エスさんとマキトさんがまた言い争ってるわねぇ」

「いつものことじゃない…」


 ドレルにアリスリーエルたちが次々と答えている最中、ミサキは甲板に残っている切断された腕の一本に対し【暴食】の力を使って味見をしていた。


「うげ、美味しくない…」


 そう言ってミサキは味見をした腕の先を掴むと海へと放り投げてしまった。自分の体の何倍もある腕を投げ飛ばしているが、甲板にいる者たちはミサキが『暴食』の悪魔であることを知っているため不思議に思うことはなかった。


「よし、このまま一気に巣を目指すぞ」


 ドレルが操作盤を手で触れると、先程同様に猛スピードで船は海面を走り出した。あまりの速度に立っていられず、倒れそうになるアリスリーエルを支えながら、エスは船の進む先を見つめていた。視線の先には徐々に山のようなものが見えてきている。


「さて、次は何が出てくるかな?フハハハハ、実に楽しみだ」


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