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ダンジョン最奥、暴走!

ダンジョンの最奥、白銀の糸が壁一面に張り巡らされた広間。

 中央には巨大な蜘蛛――八本の脚を広げ、赤黒い複眼でタカトとアリリマートを睨む。


「くっ……狡猾な相手だな」

 タカトは爪を握り、アリリマートの背中奥の結晶を手に取った。

「【鋭刃化】――発動!」


 両腕に光が走り、爪が鋭利な刃に変化する。

「これでオレも戦える!」


 アリリマートが前足を振り上げ、槍脚を構えた。

「ウオオオオオオオオオオッ!!」

 地を蹴り、跳躍。糸を蹴散らしながら蜘蛛の脚へ突進する。

 鋭利な槍脚が蜘蛛の脚を裂き、火花が飛び散った。


「チカラ ワイテクル!」

 タカトが指示を出すと、アリリマートは方向を変え、連続で脚を振るい、蜘蛛の左右の脚を同時に攻撃する。

 糸に絡め取られそうになると、後ろに飛び退き、前脚で振り回し、絡んだ糸を一気に粉砕。


 その勢いで蜘蛛に再び突進。槍脚を回転させながら打ち込み、腹部に深く突き刺した。

「ウオオオオオオオオオッ!!」

 叫び声が広間に響き渡る。蜘蛛は身をひるがえすが、アリリマートは追いかけ、さらに左右から突き上げる。


 タカトも負けじと爪で糸を切り裂き、蜘蛛の脚を狙って跳びかかる。

 「前だ、アリリマート!」

 「アアッ!!」

 槍脚を振るいながら、タカトの斬撃が蜘蛛の脚と腹を同時に打ち抜く。


 蜘蛛は怒りの低唸りをあげ、糸の雨を降らせて反撃を狙う。しかし、アリリマートは跳躍し、前脚を振り回して糸を切断。

 地面を蹴って旋回しながら、再び奇声をあげる――

「ウオオオオオオオオオッ!!」


 タカトは鋭刃化の爪を握りしめ、蜘蛛の背後を狙う。

 アリリマートが全力で前脚を振り回し、蜘蛛を押さえつける隙に、タカトは糸を避けながら斬り上げた。

 蜘蛛の腹に鋭い切り傷が入り、ようやく初めての手応えがあった。


 戦場中に響くのは、アリリマートの奇声と槍脚の衝撃音。

 タカトの冷静な指示と刃の連携が、狡猾な蜘蛛にじわじわと圧力をかけていく。


 広間は戦闘の嵐。光と影、糸と金属のぶつかり合いの中で、アリリマートは叫び、跳び、槍脚を振るい続ける――まさに暴れん坊の化身だった。

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