第二話 元オネエ切り飛ばす
(まずは人里に行きたいわね。)
「とりあえず気配を探ってみますか。」
気功術で気を広げてみる。
:気配察知を取得しました。上位スキル気功術に統合されました。:
(できたわね……)
「小さい生き物がいるわね。」
反応があった場所に行くと醜い緑色の何かがいた。
(鑑定!)
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なし
ゴブリン
スキル
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「ゴブリンねぇ。」
後ろに立って抜刀一閃。一撃で仕留めることができた。
「手応えないわね。」
:抜刀術を取得しました。上位スキル刀鬼姫に統合されました。:
「スキルって簡単に取得できるのかしら?」
実際は簡単ではないがこの時のレイが知っている訳はなかった。
(本によると心臓付近に魔石があるらしい……っとあったわね。)
ゴブリンの体の中から紫色のビー玉のようなものが出てきた。
:解体を取得しました。:
(適当に狩りながら行きましょう。)
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色々考えながら歩いていると街が見えてきた。
「そろそろね。」
門の前にはぱらぱらと人が並んでいたいた。レイもその列に並び待っていたが、周りにやけに見られていることに気づく。それを無視していたら、遂にレイの番になった。
「身分証を提示してください。」
(身分証……当然持ってないわね。)
「ごめんなさい、旅の途中で失くしちゃったみたい。」
「そうですか。ではこちらに手を触れてください。」
(この水晶何かしら……鑑定!)
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判定の水晶
魔道具
犯罪歴がないかどうかを調べることができる。
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(便利ね……。)
「わかったわ。」
「はい、確認できました。仮身分証をお渡ししますので5日以内に適当なギルドに入り身分証を作成してください。」
「わかったわ。ある程度戦闘はできるのだけど、おすすめのギルドってあるかしら。」
「それなら、冒険者ギルドがいいと思います。」
「ありがとう」
「最後に、ようこそスハイオットの街へ!」
(まずは、ギルドね。)