第二章 僕の意識は・・・(前編)
あるとき僕は不思議な体験をした。頭の中に光を放つ板のようなものがくるくる回る光景が映るんだ。なんだろうと思った。不思議な光景は何回かあった。それから僕は旅出ることにした。いつまでもこの田舎にいるわけにもいかない。近所のひとにもらったたまごボーロを5粒持って、どんどん進んだ。そうしたら、だんだん人が増えてきた。でも・・・辛い・・・足が痛くなってきた。山はいくつ越えただろう・・・川はいくつ越えただろう・・・広い空に飛んでいくのは・・・
気づけば寝床・・・いや違う。ここは何処だ?白い布に囲まれた空間と、針が刺された体・・・たまごボーロもぐしゃぐしゃだ。なんだこのボタンは・・・ポチッ・・・ブーー・・・何処かで音がした。うわっ人だ!・・・「どうしましたか?あら、目が覚めましたか。」ピンクの服に身を包み、なにやら板を持って近づいてきたその人は、僕の心配をしているようだ・・・僕は、「ここは・・・何処ですか?」と聞いてみた。「病院よ。」・・・病院?聞いたことなかった。「病院ってどうゆうところ何ですか?」当たり前だ。勝手にここに連れてこられたみたいなんだから。「えっ?病院?あなた病院も知らないの?」え?あなたこの場所知ってるの?って聞きたいよ。あ、知ってるか。だってここのひとみたいだし。「ここは、具合の悪い人を看護するところよ。あなたが道に倒れてたって通報があったから、ここにつれてきたのよ。」ん?看護?通報?よくわからんが、僕は歩いている途中で倒れたのかな・・・