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序章 僕は・・・
僕は・・・誰だっけ?朝は記憶が無くなるみたいにボーッとする。そーだそーだ。ゲームゲーム。起動しなければ。・・・僕はゲームがなければ生きていけない。そうなってしまったのはいつだっただろう?いつも身の回りにはゲームがある状態だ。それが分かっているならまだいいだろう。お出かけするにも携帯ゲーム機が必要だし、いつもは絶対3つは固定ゲームを起動してるし。なんだろう・・・僕の友達はゲームかな?って思ったりすることもあるんだ。学校?それなんだっけ?・・・実は僕、ゲームが原因で学校を追い出されたんだ。持ち物チェックで引っ掛かったし。毎日怒こられる。大人って分かってないよね。ゲームは必需品なんだよ!・・・って言いたくなってしまう。そんなとき、僕は全てのゲームの電源を消す。なんか・・・気持ちが暗くなるんだよね。依存症なのかなんなのか、自分じゃ分からないし。悲しい時に自分の過去がよみがえるのも、なにかあるのかもしれない。