無人島に持って行く三種の神器はなんですか?異世界転移に持って行く三種の神器はなんですか?
急に寒くなり、朝お布団から出るのが嫌な季節になりましたね。
コロンの朝は動物に起こされるところから始まります。
相手は動物ですから「あと30分待って…」とか聞いてくれません。
なので一度起きて、布団から出てまた戻る場合もあります。
今朝がそれでした。
また布団にもぐり「ああっ暖かっ!!幸せ〜♡♡」
ぬくぬくとお布団に包まれる幸せを感じながら思いました。
「もし無人島に行くことになったら、お布団を持って行こう…」と。
よくある質問の「無人島に持って行く三種の神器は何にする?」を、布団の中でぬくぬくしながら考えました。
電気や電波は通っていない、海に囲まれたあの無人島です。
生き残るため、何を持って行くか。
今までのコロンの答えは。
★大工道具一式。
家作らねばだから。ノコギリ、くぎ、ハンマーも大工道具一式とひとくくりにすれば一個!
★鎮痛剤。
頭痛とか解熱とか痛いの怖いから。(これも薬箱とかひとくくりにすればいいか)
★ライター。
木と木を擦り合わせて火つけるの大変そうだから。うっかり種火を消してしまう自信があるから。
と、思っていました。
でも、今朝「無人島にはもうお布団だけでいいや」と無人島での人生は、お布団に全振りする事にしました。
「無人島で無理に生き残らなくていいから、お布団あればいい」と。
無人島に到着したその日。午後から土砂降り…
それは困る。ブルーシートはお布団ですよね?じゃあブルーシートもお布団枠で持って行きます。
無人島に持って行く三種の神器の一つはお布団。残りの2つは何がいいですかね〜?
。。。
そしてですね。無事、無人島お布団生活の終焉を迎えたコロン。
気がつくと真っ白な世界。
そこにキラキラ眩い1人のお兄さんがいました。お兄さんは言いました。
「無人島生活お疲れ様でした。僕は…わかりやすく言えば君たちに「神」と呼ばれている存在だよ。さっそくだけど明日から君には僕の箱庭に行ってもらう。持って行く三種の神器、何にする?」
と。
初の異世界勤務!!魔法なんて使えませんよ?ブラックなので。
「どうしよう:;(∩´﹏`∩);:何持って行こうかな」
うーん。無人島と同じように大工道具?いやいや、無理無理。だって一本でも木を切ったら死罪でしょ?江戸時代だって昔のヨーロッパだって木は厳しく管理されていたわけで。
「おうち作るために木切るぜ!」…なんてしたら、コロンの首がぽーんとなるはず。
「あの…神様、無人島じゃないからおうちはありますよね?」
「うん」
「なんだ、早く言ってよ。住むところはもらえますか?」
「うん」
「じゃあ大工道具いらないね。良かった。町に住むなら鎮痛剤は持って行かなくてもお医者さんくらいいますよね?」
「うん。一応医者はいるよ」
「でも待てよ?なんでコロンお腹痛いの?お水しか飲んでないよ?」
「お水が汚いよ」
「え?お水汚いの?」
「うん」
「飲んじゃったよ…」
異世界のお水は汚いんか。ついてそうそう腹痛いのは嫌だな。煮沸するにも木は切れないし…
井戸の掘り方知っていても、道具もないしなぁ。
ドラム缶に石とか詰めて作る浄水器…ドラム缶は無いから樽とかかぁ。
それ作るにもタダでは作れないしなぁ…
でも、すでに人が暮らしている町を開拓する必要がないよね?
普通に暮らす異世界暮らしなら、みんなと仲良く細々と暮らして幸せになりたいよ。
よし!
「三種の神器決まりました!一つ目は有り余るほどの金!」
「…夢がないな」
「夢で腹一杯になるか!もののけ姫のアシタカだって砂金の大粒と米を引き換えたんだぞ!」
「二つ目は!運!」
「…うん?」
「うん!」
「う〜ん…」
「三つ目は!神の加護!」
「え〜運とか金とか神の加護とかじゃなくてもっとさぁ…」
「え〜じゃねぇ!知恵だの何だのあっても運がなくて認められずに無念の中死んでった偉人が腐るほどいるんだぞ!運は重要な持ち物だよ!それに加えて神の加護があれば魔法なんかなくても箱庭無双だってば!」
。。。
皆様。明日からの僕の箱庭勤務。何を持って行きますか?夢のないコロンにどうぞ夢のある持ち物をご教授ください。




