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プロローグ
プロローグ「英雄」
「ぱぱぁ…ま、ままぁ…」動かない脚の生暖かい気持ち悪い感覚。抗っても再び襲ってくる寝てはいけないと判る不気味な睡魔。顔に感じられた燃えるガソリンの熱気。呼んでも動かない両親の身体。けたたましい悲鳴。連続的に鳴る爆発音。何度も聞こえる銃声。サイレン。地面についた右目が段々と垂れた紅い液で暗くなった。6歳ながらに判ったんだ、死ぬんだって。目を閉じた。
「坊主。寝てちゃだめだ。死んじゃうぞ?ヤダろ。」暗闇で聞こえた。[[rb:英雄 > ヒーロー]]は来てくれたんだ。安心して眠った。
この作品はフィクションです。
とりあえず、ここまでです。本当に短いのですが気に入っていただけると幸いです。中途半端なところですいません。今後ともよろしくお願いします。