クエスト
……ん、きたな。
えっと、まずステータスじゃなくてメニューを開けって言ってたな。そんで、そこから、あった。うわっ、めっちゃ光ってるやんけ。いつもステータスで直にいってるから全く気づかなかったのか。設定変えないとな。
えっと、まず設定で通知を来るようにして、と。これでまず設定はオッケーだろ?次はメールの確認か。これは、うわ、運営からのお知らせメール多っ。とりあえず直近の、イベントに参加に関するメールだけでいいか。
名:運営のお知らせ
やあみんな!元気してるかな?運営だよ!
今回はみんなにいいお知らせを持ってきたんだよ!
なんと!今週の日曜日に、イベントをやるんだって!わーい!\(^_^)/
しかも無人島だよ!バカンスだね!やったー!( ≧∀≦)ノ
でもでも、こわーいモンスターもいっぱいいるみたいだから気を付けるんだぞぉ?ガオー!(≧Д≦)
じゃ!今回のお知らせはここまで!詳しく知りたい人は公式サイトをチェック!
あ!君は暴れすぎちゃ駄目だからね!やり過ぎたら、覇王くんぶつけちゃうからね?それじゃ!お姉ちゃんにもよろしく言っておいてね!ばーい(`・ω・´)ノ ヨロシクー
……ん?え?最後のって俺宛て?覇王って何だよ。
『第三回イベントに参加しますか? YESorNO 』
え、え…っと、イエス。
『参加意志あり、イベント当日までお待ちください』
あっ、ハイ。……とりあえず、組合行くか。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
組合に来た、んだが、なんかざわついてるな。原因は、受付の人だかり?
「おいおいおい!こんな嬢ちゃんがもうCクラスだってよ!」
「早いな!いやー、若さっていいね」
「いやいや、なんかのコネ使ったに決まってんでしょ?こんな小娘がCクラスなんて早すぎるわ?」
「でも見ろよあの槍。相当の業物だぜ?」
「親に買ってもらったんでしょ。大金はたいて武器買ってクラスまで買うなんて考えらんないわ!」
ん?これ……。
「ちょっと、失礼するよ」
「ん?っげ!」
「うわっ!」
「へ?!」
なんだ?なんか皆驚いてる気が……。
「あら?」
「あ、どうも」
この前誤転移したときに目の前にいた受付嬢さんだ。そういえば俺が組合に来る度に対応してくれてるのもこの人だな。
「あ!グレス!」
「やっぱりお前か」
騒動の中心にいたのは思った通りグリスだ。
「お前Cクラスになったのか」
「そうだ!今回はほんとに早かった!リツ婆のいった通りだった!」
「おお、そうかそうか。良かったな」
「がう!」
「すごいぞあの嬢ちゃん。平然とSクラスと話してやがる」
「それどころかめっちゃ親しそうじゃねえか」
「あ、あああ、あのグレス様とあんな近距離で!しかも呼び捨てっ!」
「でっけぇなぁ……」
「器がな?言い方変えような?」
……そういえばここの組合はこんな感じなんだったな。俺が来てなかった間にまた変わってるし。
「グレスは依頼受けに来たのか?」
「ん?まあな」
「そうでしたか。では、こちらの依頼等どうですか?」
「どんな依頼?」
「ダンジョンの調査依頼です」
「ダンジョン?」
#ダンジョン・剣の墓場の調査
報酬二十万Gとドロップ品
「二十っ、ま、…」
「やります?」
「やります!行くぞグリス!」
「ん?がう!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
受付嬢さんにダンジョンの場所を聞き早速やって来た。場所は西の森を北に少し行ったところ。そんでついでと言ってはなんだが、最近このダンジョンで出るはずのないデュラハンが出るそうな。それでデュラハンが出てきたなら、出来るだけ討伐し、証拠をもって帰ってくること。これが依頼の達成条件らしい。普段はリビングデッドやリビングウェポンが主な出現モンスターだそうな。
さて、早速だがモンスターだ。こいつは、リビングウェポンか。剣が浮いてる。
「そいっ」
『ギェェェ…』
剣が粉々に……。
「おおお、やっぱりすごいなグレスは!」
「確かに見事なもんだよな」
「そうか?やっぱり一発で終わって俺は悲しいんだが……」
「そうなのか?でも、剣なら元に戻ってるぞ?」
「え?」
あ、ほんとだ。これがドロップ品ってことか。もしかしてこれ、解体のスキルなかったら本当に粉々だったんじゃ…。いや、この考えは止めよう。とりあえず、この剣を見てみるか。
黒剣
凡工トライスが鍛えた加護入りの剣。
また黒剣かと、トライスが棄てたその恨みでリビングウェポンになった。
その真価は日の目を見ることはなかった。
装備条件:なし
効果:敵攻撃時一定の確率で敵の時を止める
耐久値(1300/1300)時空神の加護により固定
え?マジで?めっちゃ高く売れそう。へへへ。儲けもん儲けもん。……ん?
「カタ、カタカタカタ」
「がう?なんか動いてないか?」
「そ、そうだよな?どうしたんだ?…あ」
黒剣
使わないと呪う。
後を追ってどこまででもついていく。
後ろから刺す。斬る。叩く。
死んでも追う。魂を追う。
殺す殺す殺す殺す殺すころすコロスコロスころす殺すころす殺すコロス殺すコロス殺すコロス殺すコロス殺すころす殺す殺すコロスコロスころす殺すコロス殺す殺すコロス殺すころすころすころす殺す殺すコロスコロス殺すころすころす殺すコロスコロス殺す殺すコロスコロス殺す殺すコロスころすころすころすコロスころす殺す。
ど こ ま で で も 追 っ て 必 ず 殺 す
ひぇっ……。
「どうした?」
「こえぇよ…。この剣めっちゃこえぇよ…」
「そうなのか?」
「がう?」
「カタカタカタ」
「わかった!使う!使うから止めてっ!」
「…」
「お、おとなしくなった…?」
「カタ」
「…」
「…」
「「……」」
とりあえずボックスに入るかだけ……。あ、入らないね。うん。そんな気はしてたけどさ。
「持っていくか。抜き身だけど」
「カタ」
「動くな。ちゃんと使うから!抜き身なのが危ないってだけだ」
ほんとに動かないでほしい。マジで怖いから。帰ったら鞘買わんと…。こいつ刀身から持ち手まで真っ黒だし、少し明るい色のがいいな。
「なあ、その剣には俺様みたいに、意思があるのか?」
「いや、どうだろうな。明確な意思はないとは思うけど」
「そうか…」
「なんだ?」
「いや、別に。同じ感覚があるやつと話してみたいなってな」
「なるほど。まあ、いつかそんな機会もあるだろ。それまで待つんだな」
「そうだな!」
「んが。なんか来てる」
「お?じゃあ試し切りするか」
あれは、リビングデッドか。まんまゾンビみたいなんだが、違うらしいんだよなぁ。
まあ、それはいいから、さっさと試し切りをしてしまおう。
「それ」
袈裟懸けに剣を振り抜くと、何の抵抗もなくリビングデッドの体を切断した。
『グゥアァァ……』
《レベルアップしました》《体術のスキルレベルがアップしました》
《剣術のスキルを獲得しました》
……え?嘘だろ?レベルが、上がった?あんなにワンパンでモンスターを殺し回っても上がらなかったのに?……もしかして、経験値って、本当に経験?ワンパンでモンスター倒して何が経験だって話?嘘だろ?……剣で殺し回ればレベルが上がるのか?そうだとしたら……ふへへ。
「おーし。デュラハン探すついでにここのモンスター狩るぞ!」
「がう!」
「なんで急にやる気出してるんだ?」
そんなことは気にするな!いくぞぉ…。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
《剣術のスキルレベルがアップしました》
《体術のスキルレベルがアップしました》
《剣術のスキルレベルがアップしました》
《体術のスキルレベルがアップしました》
《剣術のスキルレベルがアップしました》
《体術のスキルレベルがアップしました》
《剣術のスキルレベルがアップしました》
《体術のスキルレベルがアップしました》
《剣術のスキルレベルがアップしました》
《剣術のスキルレベルがアップしました》
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へ、へへへ。へへへへ。楽しい。久しぶりにゲームやってるって感じが、凄くいい!体術スキルは七十レベになったし、剣術スキルはもう十三だ。いいね。凄くいい。これでデュラハンも出てくるともっといいんだけど、いないんだよな。あとはたぶんボスだけだろうし、デュラハンはいなかったって報告するか。
「がう?ボス?には行かないのか?」
「ん?行くか?」
「がう!行ってみたい!ここまでで倒したやつらは強くなかったからな!」
「そうか。じゃあ行くか」
ボス戦、あれ?俺このゲームではじめてのボス戦では?ギルグは、王ではあったけど、ダンジョンのボスってわけじゃなかったし。やっぱ初ボス戦じゃん。少し張り切ってやりますか。
三十話近くグレスのステータス出てないんですよ。信じられます?他の奴のは出てるのに…。まあ、アホみたいに字数が多いし計算もあるんで面倒になって先送りしてるだけ何ですけどね。はは、はぁ…。
あ、誤字脱字があった場合報告してくれると助かります。では。




