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一年越しに叶える夢~AWAの世界にて~  作者: 高木橋ユウ
一章 ゲームの始まりと修行
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二度目のチュートリアルと転職

 街に入るとそこには中世ヨーロッパのような建築物が建ち並ぶ街が広がっていた。


『チュートリアルを開始します』


 唐突にチュートリアルを開始する声が聞こえてきた。


『まず冒険者組合へ向かい冒険者登録をしてください』


 今から行こうと思ってたのに。あ、マップに目的地までの案内が出てる。これに沿って行けばいいのか。


 十分ほどで組合の建物前まで来た。組合の建物は、石やレンガを使った三階建ての建物だった。

 中は入って正面にボードがあり、数人の人がそれを見ていた。右側にはカウンターがあり受付に並んで手続きをしているようだ。右斜め前に二階への階段、左側には酒場のような場所があり数人が飲んでいた。


 俺は受付の方へ向かい並んでいる人達の一番後ろに並んだ。


 少しして、前の人がいなくなると前に出た。


「こんにちは。本日はどの様なご用件でしょうか?」

「冒険者登録をしに来ました」

「そうですか、ではこちらの水晶に触れてください」


 そう言って受付嬢はカウンターの下から頭位の大きさの水晶玉を取り出した。俺はそっとその水晶玉に触れた。すると水晶玉が淡く輝き、いつの間にか受付嬢が持っていた白いカードに光が集まっていった。


「はい。ありがとうございます。これで登録は完了です。冒険者組合についての説明は要りますか?」

「お願いします」

「かしこまりました。それでは説明いたします。ここ冒険者組合では、登録者の方に組合に頼まれた依頼を紹介し、それをクリアして報酬を貰う、というところです。依頼には難易度がありG→F→E→D→C→B→A→Sの順に難易度が上がっていきます。それに伴い登録者の方も同じくG→F→E→D→C→B→A→Sと階級が上がっていきます。登録者は、難易度と同じ階級か一つ上の依頼まで受けることができます。登録してすぐは一律Gクラスからとなっています。依頼を受ける場合は、入口正面にあるボードから受けたい依頼をこちらのカウンターに持ってきてください」

「わかりました」


『次に組合にて転職をしてください』


「何か質問はありますか?」

「職業ってどこで変更するんですか?」

「二階の一番手前の部屋で変更することができますよ」

「ありがとうございます。では」

「またのご利用をお待ちしております」


 受付嬢さんと別れて二階に向かう。


 二階に上がってすぐの部屋に入ると、中は思ったよりも狭く部屋の中央に台にのった水晶玉があるだけのシンプルな部屋だった。

 水晶玉に触れてみると、光だし水晶玉の上に半透明の板が出てきた。そこには、転職できる職業が書いてあった。


転職可能職

・冒険者、旅人、闘士、鑑定士、テイマー

・龍神の巫女、**


  なんだ?この**って文字化けか?


『転職画面上にある職業はスキルなどのステータス面から転職可能な職業が表示されます。下にある職業は称号が関係しているものです。文字化けしている職業は就くことのできる資格は持っているが条件を満たしていないものです』


 ああーなるほどー……鑑定!


職業:龍神の巫女

龍神の加護を持つ女性が就くことのできる職業。

本来、人の就くことのできる職業ではない。

全ステータス上昇、竜/龍の好感度上昇、回復魔法取得


 おうふ……これは俺が加護を持ってることとゼロが言ってた龍の血ってやつのせいか。まあでも、俺が就くのは他のやつだし。ポチッ


『旅人が選択されました』『生活魔法を習得しました』『副職を選択することができます今選択しますか?Y/N』


 イエス。


『副職を選択してください』


 しょうがないか、ここは龍神の巫女で。


『龍神の巫女が選択されました』『回復魔法を習得しました』

『これにてチュートリアルを終了します』


 え?チュートリアルこれで終わり?

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