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一年越しに叶える夢~AWAの世界にて~  作者: 高木橋ユウ
一章 ゲームの始まりと修行
5/99

墜落とその後

 俺は今、空にいる。…え?何でそんなところにいるのか?…俺が知りたい。


 ゼロに殺された後、気がついたら空の上。頭の方には地上が見えて、足の方には青い空が延々と続いている。つまり落下中だ。頭から。街にリスポーンすると思ったのに何でこうなった。……まあいいや。今できることってほとんど無いしね。ステータスでも確認してよう。


ステータス

名前 グレス・ハーフ

種族:人族(龍)Lv1  職業:無職Lv0

HP150  MP150

筋力110 10up  防御力100

俊敏110 10up  知力100

運100

StP0

スキル

《格闘術Lv1》《モンスター言語Lv1》《鑑定眼》《登攀》new

称号

【龍人の末裔】【祖龍の友】(ゼロの友)new 【龍神の加護】new 【次元を越えし者】new


 お、称号が増えてる。鑑定。


【祖龍の友】

はじまりの龍に友として認められた者に贈られる称号。

全てのはじまり、その存在は世界を壊すこともできるという。

竜/龍の好感度上昇


【龍神の加護】

神へと至った龍の加護。

この加護を受け取れるのは竜/龍のみ。

レベルアップ時全ステータス上昇


【次元を越えし者】

次元を越えた者に贈られる称号。

次元を越えられるのは限られた存在のみ。


 おおー。ゼロって神様だったのかー。ほえー。

 ……そろそろ現実逃避はやめてこの状況をどうするか考えないとな、んーでも出来ることってほとんど無いんだよな、姿勢を変えて足から地面に落ちる位しか。


 あーでもないこーでもないと考えてるうちに地面が近付いてきた。とりあえず足からいくか。


 ヒューーーーーー、ズドン!!パラパラ……


 ッッッッッ!!痛ってー!!痛すぎるわ!!痛覚設定どれくらいだよ!………まあ、あの高さから落ちたのに痛いですんでるんだから十分か。着地した所にデカイクレーターができたけど、気にしないでおこう。


 んー、周りには何もないな。草原だ。それにしても、草とか土とかスゲーリアルだな。土煙とかも出てたし。落下中に風も感じたし、このゲームホントにゲームなのか?そんぐらいにはリアルだぞ。

 まあ、それは置いといて、どの方向に行くか決めないとな。マップには人工物は映ってないし。名前は…静寂の草原か。適当に行けば何か見つかるかな?んじゃ早速行ってみよう。





 何もみつからない……。あれからログアウト休憩とか挟んで進み続けたけど、何もみつからない。あ、ちなみにログアウトしてから時間を見たら二時間位しか経っていなかった。こっちでは確実にそれ以上いるのにそれしか経ってないってのは凄いな。…俺が寝ている間にこんなにも発展するなんてな。


 そんなくらいことを考えながら進んでいくと前方に城壁のようなモノが見えてきた。


 そのままそれに向かってしばらく歩いていくと、大きな門が見えてきた。遠くからじゃわからない同色の門が口を開けてそこに建っていた。そのまま行って門の前まで来ると、門番のような壮年の人が話しかけてきた。


「嬢ちゃん、街に入りたいのかい?」

「はい。そのつもりですが」

「冒険者カードは持ってるかい?」


 冒険者カード?


「持ってないです」

「そうかい…。ふむ、街に入る時には冒険者カードを見せるか、金が必要なんだ。冒険者カードは組合で発行してもらえるから、組合は街に入ってそのまま真っ直ぐ行って大きな十字路に出たら右側にあるから発行してもらえ」

「ありがとうございます。ご丁寧に」

「はは。そんな格好してるのに冒険者カードを持って無いって言うからな。金は百Gだ。さすがに金は持ってるよな?」


 格好……ね。これ初期装備何だけどな。お金は…ステータスには書いてなかったな。ボックスか?……あった、けどどうやって出すんだ?念じるのか?

 念じると大きめの硬貨が手のなかに出てきた。


「これでいいですか?」

「お。ぴったりだな。通っていいぞ」

「ありがとうございました」

「いいってことよ」


 そう言って門番さんと別れた。

Gはギルです。

グレスの初期装備は革のロングブーツに少しだぼっとしたズボン、シャツの上にコートを着て髪は後ろでまとめてあって手には何故か包帯が巻いてあります。これもランダムの影響ですね。『全部ランダム』といっていたので。あ、特典は普通に忘れてます。

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