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百年過ごした剣士はスローライフに憧れる  作者: うずら
ゆったり生きる、それが大事
8/12

8俺の平穏はどこに?

「釣れない………」


「くそが…!消えねえ…!」



 ばっしゃばっしゃとレインは未だに水で顔を洗いまくっていた。顔削れるぞ?つか、お前が騒ぐせいで魚釣れないんだけど!



「………おい、ショウタロウ!どうだ、消えたか?」



 レインが顔をこちらに向けてくる。強く洗いすぎて顔が全体的に赤くなっている。照れてるわけではなく削れてるのだろう。しかし、哀れ落書きはまだうっすらと見える



「まだだな…。…………俺が落書きを消してやろうか?こっちにおいで」



「まじかよ…!ありがたい申し出だが、とりあえず手に持ったナイフをしまえ!何するつもりだバカやろー!」



「ちっ………根本から除去した方が良いと思ったんだけどな」



「殺す気か…!」



 冗談だよ……?

 俺は立ち上がって釣り場所を変えることにした。ここでこのまま待っていても、レインが暴れるせいで魚にいつもより警戒されるし、そもそも魚が寄りつかない



「ちょっと上流の方に行ってくるわ。ぜんぜん釣れない……しっ!?」



 言い終わると同時に後頭部に殴られたような衝撃が走った。背後にいるのはレインのみ、つまり喧嘩かな?お?やるか?お?魚臭っ!?

 殴られた?後頭部をさすった手が魚臭いと思ったら、手には血が、足下には血を吹き出した魚がぴちぴちともがいていた

 川の中程まで入っていたレインがにやにやしながらこちらを見ていた



「やるよ、一宿一飯のお返しにな…!もう何匹か捕まえてやるよ…!このままじゃ俺も飯にあり付けなさそうだしな…!」



 そう言うとレインは川の中を動き、立ち止まったかと思えばじっと気配を殺して機をうかがい、素早い動きで川に腕を差し入れ振り抜い…たっ!?魚臭っ!

 またも魚が飛んできた、今度は顔面にぶち当たった。魚はやはり血だらけで、勢いのありすぎるレインの捕獲の衝撃で魚が傷ついているらしい



「……わざとだな!?俺に向けて魚を投げるのはわざとだな!しかもパスというよりゴールする勢いで!あぶな!?」



 三匹目もまっすぐ顔に向かってきたが、今度は当たる前にキャッチできた。どちらにせよ魚の血しぶきはくらったが……



「……………お前はクマか」


「狼だよばかやろー…!ちまちま釣るより直接捕った方が早い…!つーか釣れてねえし」



「普段ならこれぐらい糸を垂らしておけば二、三匹は釣れてるからな!釣れないのはお前が騒ぐせいだよ!」


「はっ!だとしても俺のおかげで魚が手には入ったんだから感謝するんだな!」



 こいつ…!自分で釣れなくしておいて、その上で魚を提供することで恩を売る………ただのマッチポンプじゃねえか!


 だが、背に腹は代えられないのでこのまま魚を捕獲してもらおう。捕ってくれるなら貰おう。その辺の岩に座ってレインの捕獲劇をぼんやり眺めていた

 それにしても、やはりずいぶんと身体能力が高そうだ。川の中から弾き飛ばされる魚のことごとくが強すぎる衝撃で血だらけになっていた。変身する前から人間よりもずっと強そうである



「なあ、ギブニー家には他にも人狼がいるのか?」


「んん?ああ、いるぜ。母さん、姉さんが三人、あと妹が一人、親父は昔に死んじまって、俺を入れた六人家族がギブニー家に所属している。他にはいねえな」



「おお……家族単位で仕えてるのか」


「昔ギブニー家には世話になったらしくてな。その縁もあって、今は生活を保障してもらってる代わりに俺たちは武力を貸している。俺たち一家以外の人狼(なかま)は基本的にはアレギア大森林に群で住んでるぜ」



「アレギア大森林…?」


「はあ!?知らねえのか!?どこの田舎者だよ!?」



 日本だよバカやろー………

 そもそもの話自分が今どこに住んでいるのかも正確に把握できていない。ということを話すとレインはいささか哀れみの表情を浮かべ、子供に向かって話すように説明してくれた


「今お前がいるのがアルソウだってことは知ってるか?」


「バカにすんなよ、それだけは知ってるよ!」



「それだけかよ……。まあ、いい。じゃあまずアルソウは地名の名前だ。アルソウの隣には俺が住んでいるガルヴァンがある。どちらもレスレクシア王国の都市だ。つまり、俺たちはレスレクシア王国の国民だってことだ」



「……そうだったんだ。この国の名前初めて知った……」



「………………お前、親は……いや、そうか、教えてくれる人がいなかったんだな。お前も……苦労してるんだな……」



 なぜか非常に気まずい空気が流れ始めた。確かにこの世界には親はいないけどきっと元気にしてるよ?

 勘違いなのだがこの世界にいないのは事実なのでわざわざ訂正まではしなかった。こいつも父親を亡くしているそうで思うところがあるのか、若干声音が優しくなった



「レスレクシア王国はパルト大陸の西端に位置している。パルト大陸ってのはめちゃくちゃでかい島を想像してくれればいい。その島は楕円形に近いらしいぜ。大陸の形なんて見たことねえけど地図じゃあそうなってる。それでパルト大陸の西側にはいくつかの国があるんだが、中央にはアレギア大森林が広がっているんだ。アレギア大森林には強力な魔獣や魔族、戦闘力の高い亜人が住んでいて、普通の人間じゃ立ち入ることも出来ない、人類の未開拓地だな。だから、アレギア大森林を囲うようにいくつもの国々が発展していったそうだ。そしてレスレクシア王国もその一つで、ここからだと東の方向にずっと進めばアレギア大森林にぶち当たる。そこが俺たち人狼族の元々の故郷なんだよ」



 レインが説明してくれたことは全部初めて聞いたことだった。だが、知るのが遅すぎるくらいの一般常識であった。俺はレスレクシア王国の国民だったのか


 ばしゃばしゃと水を押しのけて川から上がってきたレインが隣に腰掛けた。いつの間にか河原には魚の小山が出来ていた。大漁である



「人間からすりゃ他国と貿易するにも交流するにも邪魔でしかないみたいだが、亜人にとっては絶好の住処なんだよ。………生存競争に負けない程度の力は必要だがな」



「そんなに危ないところなのか…?なら何でそんなところに?人狼達はガルヴァンに住まないのか?」



「…………住めないんたよ。つーか、普通に考えて町の中に俺たちみたいなのがいたら怖いだろ?」



「……?いや、別に」



「……………お前は特殊だったな。そんだけ強けりゃな………誰も彼もがお前のように強いわけじゃない。ごく普通の、大勢の人間からすれば俺達のような普通じゃない者たちが恐怖の対象でしかないんだよ。要するに迫害の対象だ」



「………………そっか」



 人間にとって亜人は恐怖……か。ということは逆もまたそうなんだろうな。そう言えばアルソウの町でも亜人と思われる人たちは滅多に見かけなかった。亜人と人間は良くない関係だったのか



「今の時代はだいぶましだがな。一昔前ならどこもかしこも亜人迫害の気色が高くて、至る所で亜人が不当に扱われていたらしい。……………今もそうだがな」



「………………そうか、ここはそういう世界か」



 平和ではないこの世界のことを少しだけ知り、心がざわついた。自分たちのことを話すレインの顔も少し悲しそうに見えた



「だがまあ今のギブニー家やラウドラシル家のように亜人を保護しようとする奴らもいる。目的はあるんだろうが、良くしてくれるだけありがたい話だよ」



「へー……レスレクシア王国は亜人迫害の風潮が少ないのか?」



 なんせアルソウには少ないが亜人が普通に暮らしているのだ。何度かいったことのある飲食店〈猫めしや〉は頭に猫耳、お尻に尻尾を生やした猫人族が経営しているのだ。しかもけっこう繁盛していて、実際に料理は格別だった



「そうだな……この国は亜人も暮らしやすい方だな。特に奴隷制度がないのがでかいな。それと宗教が力を持ちすぎていないし」



 奴隷や宗教と聞けば悪いことしか想像できない……。人間はいろいろな理由で自分と違う者を差別し迫害する。亜人などは格好の的なのだろう。どうやらレスレクシア王国は平和な方らしいな



「そして何よりもこの国にはケモミミ愛好団体の本部があるからな。あの有名な史上最強の獣人愛好家(ケモナー)リンドウがいるんだぜ?もしも亜人をいじめるような奴がいたらすっ飛んできてボコボコにされるからな。お前も気をつけろよ」



「……………大丈夫か、この世界」



 違ったかもしれない。レスレクシア王国には変態がいるらしい



「…………なんだそのふざけた団体は?何だよ、ケモナーって……」


「おいおい、滅多なこと言うんじゃねえよ。ケモミミ少女を愛するがゆえにたった一人で大国に喧嘩を売った男、リンドウをバカにすれば亜人から睨まれるぞ。多くの亜人がそいつに救われてるからな。俺だって直接関わりはないが、ある程度尊敬してるんだから」



「…………………………………へー」



 ただの変態じゃね?


 しかし、リンドウ…か。動機は不純だが、弱い者を助ける正義の味方?なのか?機会があれば会ってみたいな



「それよか腹減ったな…。そろそろ昼飯にしようぜ。食おうぜこの魚」



「別に良いけど、全部は食うなよ?俺の今日の晩ご飯なんだから」



「なら、もっと捕らねえとな…。こんなんじゃ全然足りねえ」



「どんだけ食うんだよ……。食うなとは言ったがけっこうな量あるぞ」



「これっぽっちじゃ夜に食う俺の分がねえだろ。お前もちゃんと釣れよな…!」



「だから釣れないのはお前のせいでも……あれ?お前帰らねえの?」


─────────────


 結局レインはずっと俺の家に入り浸り、夕飯を俺の倍以上はたいらげた。ケガは治っているはずなのだから、ここにいる理由もないだろうに。暗殺に失敗したために帰りづらいのだろうか


 夜の帳が完全に下り、闇がどんどんと濃くなってきた頃だった。殺気でも敵意でもない、だが決して無視できない強い気迫のようなものが辺りを満たしていた。それが俺に向けられているとすぐにわかった



「…………おい、ショウタロウ、何かすげえうっとうしいんだけど。なんだよこれ?」



 風呂上がりのレインが嫌そうな顔をして、首にタオルをかけて現れた。顔の落書きはすっかり消えていた



「知らない………それより何で勝手に風呂に入ってんだ…。家主より先にはいるなんて……!」



「けちけちすんなよ、禿げるぞ。それにお前はこれから暴れるんだろ?」



「………やっぱり俺がやらないとだめか…」



 タンスにしまっておいた長剣を取り出し、腰に巻いたベルトにつり下げた。愛用のナイフも腰に差し、ランプに灯をともす。そのまま外にでて、玄関にランプを掛けておき、家の前まで歩いてそこで待つことにした。レインも追従し、玄関先に座り込んだ



「けっ…!俺の時はナイフだけだったくせに、今回はちゃんと剣を持つのかよ…!」



「………ふう。今回ばかりは…な」



 なめてかかるとこちらもただでは済まないだろうな。どんどんプレッシャーが強くなっている。どうしてこんなことになったのだろうか。平穏に暮らしたいと言っておきながら、なぜこうも不本意な戦闘が起こるのか……


 悲嘆にくれていたそのとき、現れたのは闇夜にも関わらず、燃えるように輝く深紅の長髪をたなびかせた少女だった。メイド服を着込んだ彼女からは見た目からは想像もつかないようなプレッシャーを放ちながら薄く微笑んでいた


─────────────


 エリス・フォースガル・ディエドスクルム………吸血鬼の支配者にして、暗夜の王……。見た目はただの少女なのに肩書きはやけに仰々しい。しかし、闇夜の中で月光に照らされる彼女は怪しく美しく、まさに夜の女王といった感じだ

 などと見とれているすきはない…な…!



暗夜急勢(ダークネス・バースト)!はあああ!!」



 エリスは手を振り、腕を振り、それと同時に破壊をもたらす闇が襲いかかってくる。定まった形はなく、エリスの思うがままにふるわれるそれは闇のエネルギーそのものだ。轟音とともに大地を砕きながら迫る十の闇の奔流は容赦なく俺を追いつめていく



「うおうっ!?うわぁっ!?」



 走ってよけて、また走る。さっきまでいた場所に闇が炸裂し、大地に穴をうがつ。まともにくらえば即死だ。エリスは背中にかわいらしい小さな黒いコウモリのような羽を生やして空中を飛び、空から必殺の攻撃を浴びせてくる



「くそ…!断切裂(たちきりさく)!」



 怒濤の攻撃により、ついによけきれなくなり、提げておいた長剣を抜き放ち、至上の一振りで迎え撃つ


 轟音が鳴り響く…!


 エリスの一撃を切り裂き、その衝撃で暴風が巻き起こる。一瞬視界が遮られ、気づけば上空にいたエリスの姿がなかった。完全に見失っ……た!?



「…………後ろ!?」



「遅いわっ…!暗夜爆塵(ダークネス・ブラスト)!」



 エリスから放たれた実体化した影のようなものが見えた瞬間、爆発とともに前後左右が分からなくなるほどの衝撃をくらった。轟音が響き、土煙が巻き起こる中、至近距離で受けた衝撃で俺は吹き飛ばされた。五、六メートルは後退させられ、地面を転がる。何とか体勢を立て直しつつ、決してエリスから目をそらさないようにした



「今のをまともに受けて、目立ったダメージはなしか……。堅いのぉ…!なんと強力な心の纏いじゃ…!やはり一筋縄ではいかんか…!」



 並の人間なら即死だろう強力な一撃を受けた……。いや、殺す気かよ…!俺じゃなければすでに何度も死ねている。勘弁して欲しいんだけど……



「……いってぇ…。…………油断…していたつもりはなかったんだけどな。………今ので俺の負けじゃだめか?」



 エリスは想像していたよりもずっと上手だった。要するに俺はなめてかかっていた、のかもしれない。少なくともさっきの一撃は完璧にくらったのだ



「阿呆か…!当たっても大丈夫だと判断した上で受けたじゃろうに…!もはや……力の温存など無意味じゃな…!」



 エリスはまたも背中の小さな羽で中空に浮かび上がる。いつの間にかその手には何か液体の入った小瓶が握られていた。夜空の下で照らされるその液体は赤黒く濁っていた



「えー……。試合なら今ので終わってもいいと思うんだけど……」



「………わしは遊びに来たわけではないよ。本気で来るがいい…!お前のことをもっと知りたい…!」



 エリスは小瓶の中の液体をぐいっと一気に飲み干した。あれは血、なのか?血を飲むと力が増すというようなイメージ通りの吸血鬼の特性があるならば、今までよりさらに強くなるのか。……あー…これはちょっとまずいな


 予想通りエリスから感じるプレッシャーが増していく。身にまとう力の奔流が視覚ではっきりと捉えれるほどに強く濃くなっていく。吸血鬼…か…。人狼も厄介だった………だが、吸血鬼はもっと厄介で、おそろしく強い…!



「わしの全力を持って、お前に挑もう…!」



 エリスの瞳はぎらぎらと真紅に光り、圧倒されるほどの魔力をその身に宿している。今までの比ではない強力な力を感じて、俺がすべきことをはっきりと自覚した



真剣(しんけん)飛突(とびつく)!」



 長剣に心力を込め、空を切り裂く高速の突きを放つ。相手との距離を無視した飛ぶ斬撃である。一突きはエリスを真正面から貫かんと直線上に斬り進んでいく。エリスは一瞬驚いた顔をしたが、空中で旋回し、難なく避ける。だが、それは言わば隙が生じたことになる。その隙をつく…!



「うおおおお……!」



「…………は?……ちょっと、待たんかショウタロウ!?」



 俺は逃げた。超逃げた。なんせ俺にはエリスと戦う理由がないのだから。気配を消しつつ、飛んでいるエリスを避けるように森の中を全力で走る。暗闇の中では視覚が全く機能しないが、直感と五感をフルに稼働させてスピードを緩めることなく走り続ける。このまま距離をとって姿をくらまし、頃合いを見て家に帰ろう。そして、次からはもう絶対に闘わないようにしよう


 そもそも俺は隠居したいのだ。戦闘とか、争いとか、そういう面倒なことから離れて暮らしたい。平穏を守るためにと、剣を振るうことはあったが、正直エリスぐらいのレベルの奴らとことを構えるのは嫌だ。あのレベルになると適当にあしらう、なんてことが出来なくなる。本当に迷惑な話だ



「…はぁ……はぁ……もうそろそろ…、まいたかな…?」



 しばらく森の中を走り回り、エリスの放つ強烈なプレッシャーからだいぶ離れることが出来た。エリスの飛ぶ速度も相当速いが、心力解放状態で全速力で走ったためにこちらも相当のスピードが出ていたはずだ



「…………いっそのこと、このままここを離れようかな?気の向くままに世界中を旅して回るのも良いかもしれないな」



 実行しようかと思ったがその時、フィールやカルネラ、そして時々会うアルソウの住人たちの顔が思い浮かんだ。そのことが自分でも意外で、案外悪くないと思った



「………心残りに思うほどには、愛着がわいているんだな」



 どうやら俺は今の暮らしが結構気に入っているらしい。気の良いアルソウの住人と話すことはもちろん、騒動の元凶ともなったフィールとの出会いも、腹立たしいカルネラとのやりとりも、良い思い出になっているようだ。どうせならこのままレインとも仲良くなりたい。できればエリスとも打ち解けて、信頼しあえるほどに仲良くなりたい


 豊かな暮らしは心地良い隣人がいなければならない。ひとりぼっちはつらいだけだ



「なら、逃げていても仕方がないなぁ………」



 要するにエリスは俺を危険視、もしくは警戒しているわけだ。フィールやカルネラが俺のことを安全だとみなしてくれていて、その二人のことをエリスは信頼している。だけど、エリスから見て俺が異常すぎて、そのせいで俺のことを信用できていないのだ。だから俺を試そうとする。探ろうとしている。いささか過大評価を受けている気がするが……とにかく



「全部丸く収めるために信用してもらうためには、まずは俺が相手を信じて心を開くべき、だな」



 なら俺のすべてを見せよう…!たった百年ほどで一生を終えてしまう人間の、百年以上磨き続けた最上の業を…!


 よし、あの吸血系女子を泣かせるか…!

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