「デッド・オン」
はじめまして。黒蘭と申します。
この度、初めて小説を書かせていただきました。
この作品は私が1年ほどかけて作ったものです。
連載作品なので、続けて楽しんでもらえればなと、思っています。
よろしくお願いします。
〜前章〜
国家最高秘密組織「デッド・オン」。
男子6名、女子3名で組まれる。彼らはなんと15歳という年齢。
主な活動は極悪犯の完全排除だ。
彼らは普段、都内の中学校にて、普通の中学生として生活している。
「デッド・オン」メンバー
リーダー・杉田マオ♀
160センチ、52キロ、11月23日生まれ、A型
父は内閣総理大臣
副リーダー・月森星汰♂
172センチ、62キロ、8月11日生まれ、O型
父は政治界No.2
村石エリカ♀
163センチ、51キロ、4月3日生まれ、B型
父は政治界No.3
高田春斗♂
173センチ、62キロ、5月16日生まれ、A型
父は政治界No.4
家川マリ♀
155センチ、48キロ、3月3日生まれ、AB型
父は政治界No.5
原本龍♂
175センチ、65キロ、8月1日生まれ、O型
母は政治界No.6
荒口シュウヤ♂
173センチ、60キロ、7月7日生まれ、B型
母は政治界No.7
折明斗♂
165センチ、55キロ、9月3日生まれ、A型
父は政治界No.8
坂本レイ♂
162センチ、53キロ、12月4日生まれ、AB型
母は政治界No.9
〜本章〜
暑い夏も終わり、茶色い落ち葉がアスファルトを包む初秋…
「ふぅ…、疲れたぁー!」
「おい、マオ、疲れたって、お前、全然問題解いてないじゃねぇか」
「何が、定期テストだー!義務教育なんだからしなくていいだろぉ!」
現在、マオと星汰は自分たちの教室で居残り、来週行われる定期テストの勉強をしていた。
このテストで受験校がほぼ決定し、同時に生徒が本気で勉強し、成績を伸ばす最後のチャンスであった。
マオは学年の中で中の下の成績であり、星汰は学年トップの成績である。
「何々?テス勉?」
「あ、エリカ!丁度良かった!帰ろうよ!」
「マオ!勝手に帰るな!まだ終わってないぞ!」
勝手に帰り支度をし始めたマオを星汰はマオの座っていた椅子をトントンと叩き、「座れ。」と命令した。
「そうね、でも、勉強どころじゃないわよ。ボスがお呼びよ?全員集合だって。」
「さっすが、ボス!あたしのこと、よぉーく分かってるじゃん!」
ボスとは、「デッド・オン」を仕切る指揮官だ。
指揮官も、マオたちが通う、この学校で教師として働いている。指揮官の名前は大田由梨。女である。
「自惚れるなよ、マオ。後でたっぷりしごく!」
「うわぁ…怖いわね、マオ、覚悟しときなよ!」
「エリカ〜、助けて!」
*
「失礼します。杉田です。」
「失礼します。月森です。」
「失礼します。村石です。」
学校の校舎の4階、そこは一般の生徒、教師は立ち入り禁止のフロア。立ち入りが許可されているのは、「デッド・オン」のメンバーと指揮官である大田のみである。このフロアには完全防音の会議室とメンバーそれぞれの個室、指揮官の個室がある。
「揃ったね。よし、始めるよ。」
既に他のメンバーは集合していた。
「敬礼!」
「「「「お願いします!」」」
「よし、今日はお前らに新しいミッションを伝えるために集合させた。マオ、これを配れ。」
「御意!」
マオは大田から人数分のホッチキスで止められた冊子をメンバーに配る。
内容はここ最近、テレビを騒がせている女性だけを狙った連続殺人事件だった。
被害者の女性は、全員、裸体で包丁で何度も刺され、酷い状態で発見されるばかりだ。
「お前らも、知ってると思うが、隣町の北区で連続殺人事件が起きている。警察が本日、犯人を突き詰めたので、排除を依頼してきた。実行は明日だ。これについて質問は!?」
長めの説明を終えた大田は質問受理の時間をとる。
「では、ひとつ、よろしいですか?」
質問したのは星汰であった。
「なんだ。星汰。」
「何故、警察が身柄を確保しないのですか?今回の案件は我々の出る幕ではないような気がします。」
「それはどうしてそう思う?」
「はい、僕の考えとしては、ニュースなどで見た限り、犯人の武器は包丁のみ。ならば、わざわざ、我々が銃を使用して、排除しなくても良いのでは?」
それに対し、大田は、「それも言えている。」と答えた。
「が、依頼してきたのは政府だ。何か特別なナニかがあるんだろう。我々は黙って排除するのみ。できるな?」
「「「はい!」」」
「では明日の放課後、ここに集合せよ!」
「「「了解!!」」」
いかがでしたか?
少し、分かりにくい描写があったら、申し訳ありません。
楽しんでいただけたでしょうか?
読んでくれた方は是非、次回も読んでください。
よろしくお願いします。