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曲がり角  作者: 加藤無理
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朝倉一家の日常

 正和は毎日、夜明け前には起きて家族の朝食を作る。出勤する時には家族も起きていて、家族に見送られる。その後、雪絵と子ども達は食事の他に歯を磨いたり身支度を整えたりする。それが終えると和男と和夜は母親の雪絵を見送る。残った二人は一緒に絵本を読む。和男が和夜に読み聞かせる。時間が来ると和男は和夜を保育園に連れて行く。和男は和夜に合わせて歩く。保育園まで来ると和男は保育士達に挨拶し、急ぎ足で学校に向かう。遅刻はしなかった。


 放課後、和男は急いで保育園に向かい、保育士達に挨拶すると、和夜を連れてゆっくり歩く。帰宅したら支度して和夜と一緒に道場に向かう。和男は夕方まで仲間と練習する。その間に和夜は道場の隅で寝る。帰りはとぼとぼと歩く。自宅に戻ると和夜と一緒に菓子を食べて休む。母親の雪絵が帰宅するまで和男は宿題や勉強をする。和夜は隣で絵を描いている。


 雪絵は帰宅すると急いで夕食の準備をしたり洗濯をする。その間に和男は和夜と一緒に風呂に入る。三人が夕食を済ませた頃に父親の正和が帰宅する。三人は正和に挨拶すると歯を磨き、子ども二人は就寝する。雪絵は風呂に入る。その間に正和は夕食を済ませる。その後夫婦は少し会話をすると雪絵は就寝する。正和は静かに風呂に入って深夜に寝始める。


 正和は週に一回ほど、休日に和男と和夜と一緒に部屋中を念入りに掃除する。自分の書斎は正和一人でやったが、雪絵の部屋も三人で掃除する。雪絵はその間に食材や日用品を買いに出かけている。


 雪絵は七年ほど休職していたが、見事に復帰している。学級担任も部活の顧問もそつなくこなしている。


 正和も相変わらず仕事に忠実だ。同じ警察官でもある隣の山田夫婦も正和の仕事ぶりに感心している。和男と和夜も何も問題を起こしていない。


 和夜の通う保育士達や和男の通う教職員達は和男を心配した。皆、メールで雪絵と正和に子ども達の様子を伝えている。保育士達は雪絵と正和に、

「もっと仕事を減らしてもらった方がよろしいのではありませんか」

 教職員達も、

「これは半ば育児放棄です。和男君はヤングケアラーです」

 と、批判した。正和は、

「そうおっしゃっても事件や事故は減りません」

 雪絵は、

「私には生徒達に対して責任が有ります」

 と、どこ吹く風。


 皆、和男と和夜をそっと見守ることにした。

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