表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/99

2 帰る方法も分からないし、覚悟を決めよう…

本作、実はカクヨムの方で1週間早く連載しております。なろうでは、2日に一回の更新ですがこちらは毎日です。続きが読みたい方はこちらへどうぞ。

https://kakuyomu.jp/works/16818093074728943900/episodes/16818093074728966044

レビュー 感想、評価、応援、誤字脱字等もありがとうございます。嬉しいです!直接のコメントは作者のやる気に直結しております。毎回書いていただけてる方の名前は把握しております!

更新も頑張りますー!



 天文17年1548年 2月 ???


 戦国時代に転生して1週間ほどが経った。最初はパニックになり今までの事とか思い出せないしどうしよう…物怪付きとして殺されたりしないかな…とビクビクしていた時期がありました。しかし、よくよく自分の体のサイズや身体能力を考えると5歳辺りだと分かった。その上、最近祖父である六角定頼と父である六角義賢が軍を率いて三好長慶と戦いを繰り広げていることを城内の噂話などから取得し、現在が天文17年1548年あたりであることが判明した。


 体調も回復してまともに動ける様になった俺は、まず城内を覚束ない足をしっかりと踏み締めて歩き回った。付き人が止めようとするがそれをうまく掻い潜ったり捕まったりしてわんぱく坊主として行動していた。それによって周囲の情報を集めるとともに運動量を少しでも増やしているつもりだ。


 正直現代に未練はダラダラであるが何をどうしたら帰れるか分からない以上、この世界で死なずに生き延びることが大切だと思う。もちろん史実の通り没落して行くなんて真っ平ごめんである。だからこそ、無能であった六角義治ではなくそこそこ使える六角義治として六角家をまとめて、織田という勝ち馬に乗れる様にしなければならないと考えている。


 ざっくりとした草案だが、まずは12年後に起こるであろう野良田の戦いで負けないことを目標にして行動しようと思う。達成条件として、優先順位を付けてみた。

 1.野良田の戦いをそもそも起こさない。

現在、浅井氏は久政が当主であり祖父である六角定頼がボコボコにして従属させている状態であるが長政が出てきたら一発逆転されてしまう。つまりは、そもそも戦いを起こさずにしっかりと支配下に置くことが出来れば良いのだ。


 2.野良田の戦いで浅井長政を味方にする。

史実では長政が担ぎ上げられて仕方なく腹を決めた説と長政が元々独立を狙って行動を起こした説が出ている。どちらも朝倉が関わっているのだが、久政が権力を持ち続けたことを考えると長政は久政の掌の上で踊っていた説を俺は推したいと思っている。その事から久政の洗脳をくらう前に俺の配下として信頼関係を築くのだ。


 3.野良田の戦いで久政のみ打ち破る。

長政とある程度信頼関係があった場合のみギリギリなんとかなるかもしれない策だ。戦後に更にきつい従属、と言うより臣従をさせて配下として取り込むパターンである。しかし、これはなかなかに厳しい…。そもそも、史実で負けている上に長政を生かして倒すなんて難易度が高すぎる。


 4.野良田の戦いで浅井家を滅ぼす。

長政と久政どちらも倒してしまって北近江を手中に収める方法だ。元々、久政に対しては国人衆達は不満を抱いていたのだからこちらの方がまだうまく行くかも知れない。後々の統治もなんとかなりそうだ。


 5.野良田の戦いで長政のみを打ち破る。

これが最悪のパターン。戦いには勝ったものの久政という朝倉と繋がった奴が北近江を纏めて六角と反目しあうのだ。察して有り余るほど面倒臭い。


 という事で、まずは同じ城にいて生活している猿夜叉君、別名浅井長政君と仲良くしようと思います!

いいね ☆☆☆☆☆→★★★★★

コメント 感想 レビューお待ちしております!作者が毎回返信できるわけではないですが全て閲覧させていただいております。

特に読者からの声が直接モチベーションにつながっていますのでどしどし下さい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ