誰も勝てない奴隷屋店長
<路地裏にある1店の奴隷屋。
そこに高級の服装を来ている、男1名と男の子2名が来ていた>
「こいつらを売りたいんだが」
「カラウン家の方じゃありませんか。
いいのですか?そちらの2名は息子さんでは?」
「魔力も使えないこいつらは不要だからな。
ここに売れば、バレないと聞いたんだが」
「ええ、ご安心ください。
ここの奴隷屋は、何百年もバレていませんから」
「そうか。
じゃあこいつらを売る」
「ありがとうございます。
1名50金貨なので、100金貨渡しますね」
「ありがとうな。
あとこいつらを誘拐した事にするから、分かってるよな?」
「大丈夫です。
何百年もバレてないんですよ?」
「お前は分からないだろ?ここの店長達がバレなくて、お前だけバレる何てあるんだからな。
先代達の蜜をすすらずに頼むぞ」
「ありがとうございましたー」
<カラウン家当主は、100金貨受け取り立ち去った>
あいつらに何百金貨も使ったのに…。
魔力もないとか…カラウン家の恥だ。
100金貨なんて、果たした金だがまあいいか。
兄の方が弟を守っているな。
貴族にとって、魔力が無い息子や娘は、自分の子供にしたくない。
他の貴族より優秀だと見せるために。
昨日が魔力探知の日だってのに。
「逃げたりしないんだね」
「俺らは魔力無いからな。
逃げても捕まえるだろ?」
「そうだね。
取り敢えず着いてきてくれる?」
「ついて行かなかったら?…」
「無理矢理に連れていくよ。
君達は奴隷だからね。
あ!忘れてた、手の平を見せてくれる?奴隷の紋章を刻む」
「よし!ありがとうね。
痛くはなかったか?」
「痛くなかった…」
「痛くない」
「それは良かった、じゃあ着いてきて」
<1室の部屋に向かった。
その中に入ると…白く光だし、眩しくし目をつぶった。
そして目を開けると…王座が置いてある部屋に居た>
「アラスタリア様、お帰りなさい!」
「アラスタリア?」
「アラスタリア?…」
「ああごめん、自己紹介をしていなかったね。
俺はアラスタリアだ、よろしくな」
「私はアラスタリア·アリス、よろしくね2人とも」
「神様なんですか?…」
「神様ではないよ」
「ならなんで、名字がないんだよ!
それに、もう1人はあんたの名前が着いている!」
口調が悪いわね。
弟を守る為なのか。
警戒心が強いのか。
アラスタリア様にあってから、経験したけど…。
口調が悪い子達は沢山居た。
この子達の安心出来る場所にしてあげたい。
「神様に最も近い人間って言っておこう。
それ以上知りたいなら、ここに住むんだな」
「ここって…何処の国なんですか?」
「ここはアラスタリア国、俺の国だよ。
用があるから、アリスあとはよろしく!」
「行ってらっしゃいませ」
<アラスタリアは、目の前で消えた>
「ここの国は、2人の安心出来る場所になりますよ」
「どういう事だ。
アラスタリアは、なんで神様に最も近い人間なんだ」
「神獣の血。
これで意味が分かるでしょ?」
<この星に降りてきた神達は、専属の天使や悪魔や神獣と一緒に来た。
神獣の血は、神と神獣に認められた人間しか飲めない
神獣の血を飲むと、不死身の体を手に入れる>
「あそこの窓見てみて」
「窓?」
「窓?…」
<2人が窓の方に近づき、窓から見れる景色を見ると…。
他の国と同じで、買い物をしている人達が沢山居た>
「本当に国」
「本当に国…」
「信用出来なかったでしょ?アラスタリア様は、説明とか苦手なんだ」
「なんで親切にしてくれる。
俺達は奴隷なんだぞ?」
「奴隷?何処に居るの?」
「は?」
「え?」
「手の平見てみて?」
<手の平には…奴隷の紋章が無かった。
あの時はあったはずの紋章が無かった>
「なんで?なんで紋章が無いんだ!」
「ここの国はね、奴隷の国なんだ」
「奴隷の国?…」
「理不尽に捨てられた子や、君達みたいに売られた子。
そんな子達を保護しているだ。
だから君達は、20歳まではここのルールに囚われるけど、20歳になれば自由の身だよ」
<アラスタリアが向かった場所は…>
「アラスタリア!?目の前にワープは辞めてくれ」
「サライルヤ様すみませんね」
<サライルヤ
星に降りてきた神々の1人>
「誰が売られたんだ?」
「分かってるでしょ?」
「確認は必要だろ?」
「カラウン家の双子ですね」
「そうか。
困ったもんだな…」
「あとは任せました」
「なんで!?めんどい事を渡すな!話し合ってくれよ!」
「俺は死んでませんので。
死者との話し合いは、サライルヤ様に任せます」
「そんな…」
「それでは戻ります」
<そして、サライルヤの前から消えていった>
「はぁ…話しに行かないとな…」
「パパ!」
「アリスただいま。
2人はここに居る事になったみたいだね」
「そうですよー!」
「そうだなそろそろ話してくれないか?抱き付かれたまんまは動けない」
「すいません。
2人はルンルンの所にいます」
「そうか。
2人に聞かないといけない事があるしな」
「カルンヤですもんね」
「サライルヤ様に任せたが…。
答えは変わらないとおもうしな」
<今居る部屋から、アラスタリアとアリスは出ていった。
2人が向かう場所は、アラスタリアの主ルンルンの部屋>
「ルンルン入るぞ」
「構わんぞ」
<ルンルンの部屋に入ると、大きい犬の隣で2人が寝ていた>
「気持ち良く寝ているな」
「ああ。
2人は優しいな」
「もう話したのか?」
「我は神獣だぞ!勘だ!」
「…話してないのかよ!」
「話せるわけないだろ!我が神獣でも、話すわけがない。
親に捨てられたんだからな。
2人を殺すのか?」
「サライルヤ様の答えしだいだ。
殺せと言われれば殺す」
「カイラは殺すな!」
「お兄ちゃんは殺さないで!」
「寝てないの!?ルンルン!」
「我の幻はまだ気付かないんだな」
「はぁ…聞かれたじゃないか」
別に聞かれてもいいけど…。
まさか勘違いしているなんてな。
これが双子愛か。
「お前らの事は殺さん。
お前らの両親を殺すつもりだ。
嫌なら殺さない。
5時間後までには決めといてくれ」
そんなの…。
俺を捨てるのはいい!だけど…あの2人はカイラを捨てた!
答えなんて決まってる!
そんなの…。
僕を捨てるのはいい!だけど…あの2人はお兄ちゃんを捨てた!
答えなんて決まってる!
「殺して大丈夫です!」
「殺して大丈夫です!」
「そうか。
罪悪感は持つなよ?
俺はもう一回行ってくる」
「パパ行ってらっしゃい」
<アラスタリアが向かった場所は、またサライルヤの部屋だった>
「アラスタリア行ってら!」
「お疲れさまです。
あの2人だけでいいんですよね?
ああ、頼まれたのはその2人だけだ」
「じゃあ、行ってきます!」
「手を汚してすまないな」
「別に大丈夫ですよ。
もう俺は人間じゃない。
神獣の従者として生き。
ルンルンの主の、神の言う事を聞く。
それが俺の人生です」
「ありがとう」
「こちらこそ、ありがとうございます」
普通の人間として生き。
天国に行けたはずなのに…すまんな。
人生とは分からんな。
何かの行動をしていなければ、普通の人間として生きていけたのに。
ありがとう、アラスタリア。
<アラスタリアは、カラウン家の屋根の上に乗っていた>
魔力探知
家の中だから、他の人間はいないか。
殺す為には、2人だけの空間欲しいからな。
透明化 ワープ
「後継ぎどうするわけ?
また子供作る?」
「また雑魚が産まれたら、あの奴隷屋に売ればいい。
酒が旨すぎるぜ!」
「最低ーwww」
「お前だって笑ってるじゃんwww」
はぁ…クズの会話はこれだから嫌だ。
地獄の時間に行ってこいクズども。
先代達が待っているぞ。
<2人の死体が見付かったのが1時間後。
双子も居ない事から、双子を誘拐するために殺された!と報道された。
誰が犯人なのか。
どうやって入ったのか。
真実は迷宮入りになった。
双子は新たな人生をあやむ>