夜空に投げた量子力学は星座みたいに君と結ばれたい屋根裏部屋にのぼった恋心。
「もうすぐ暗くなるね」って、独り言みたいに呟いて
澄み切った空気の中 この惑星の上で流れる夜空に
君へと投げかけた言葉
恋の量子力学ほど 小さくて説明のつかない 私の心の中の見えない世界
いつしか君へと描いてた手紙
隠してた引き出しの奥 心の中にあるもの 自分で取り出して
それでもこの夜空のぼる星座に魅せられて
君との関係を結ぶ宇宙
屋根裏部屋にのぼって独りみてる 星空と
君──
冬の夜空に浮かぶ君 その背中見て 思い浮かべる
宇宙の始まりがいつかなんて知らない
君への気持ちが いつ始まったのか分からないように
千年の時 さかのぼれば
いつしか君に会えてたのかな?
月の引力に導かれた今夜が
ちょうど千年前の今日なら
彗星の落ちた瞬間から数えて 空を蹴って
君へと会いに行く
今いる場所からもっと遠くへ
君へとつながる この夜空と時間を超えて
あらかじめ決まってた運命なんて
「関係ないよ」って言った 君の声が
聴こえる──
星の流れる音
私の心の中に
君の言葉が 遥か流星にのって
身体さえもフワフワと浮かばせる無重力
この夜空に浮かぶ星座みたいに
いつしか君と結んで描く
私の未来
結末なんて分からない最後のページ
難しくて理解出来ない明日までの課題
分厚い本開いて ひたすらこなして
謎が私を問い詰めた真夜中の時間
今はそれどころじゃないから
屋根裏部屋にのぼって 君への想いかかえた
今ごろ君は、どうしてるのかな──って、