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どこやねーん  作者: メロメロメロン
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やっぱりいいよね

よろしくお願いします。

暑い。今はその単語が飽和状態にある。真上からギラギラとナイフの様に太陽の光が照りつけ、さらに湿度が高いため非常に嫌な暑さだ。周りには自分の身長ぐらいもあるであろう沢山の草が生え空気の入れ替わりを防波堤の様に阻止している。汗が目に入りそうになり首にかかったタオルで顔を乱暴に拭う。この行為ももう飽き飽きである。

俺、即ち、ワタナベは今ビニールハウスの中にいる。なぜこんなジャングルの様な場所にいるのか、その答えはたった2文字で説明が可能である。仕事。そう仕事。俺はこの地獄でメロンの受粉をしている。このメロンの受粉が中々大変である。まずはメロンの雌花を見つけ、次にそのメロンと別のメロンの雄花を雌花の柱頭につける。そして、止め葉だけを残し、ほかの茎に付いている葉を全て千切り落とす。その後に今日の日付が書いてあるシールを雌花の近くに貼り、やった印をつける。一つ一つの動作は単純だが、メロンの茎のトゲがチクチク刺さるし、茎をちぎった時に出てくる液もネチャネチャしていて気持ちが悪い。だがその分リターンも大きい。メロンは高く売れるし、成長していくメロンを見るのは中々楽しい。だが、やはり暑いものは暑い。俺は再びタオルで顔を乱暴に拭う。そしてまだまだある受粉するべきメロン達を見て大きくため息を漏らした。


-2時間後-


作業服は汗でビショビショに濡れ、ずっとしゃがんで作業をしているため、足が限界に達してきた頃、後3つで受粉がすべて終わる所まできた。雌花を見つけ、隣のメロンから雄花を取り、雌花につけ、止め葉以外を摘み、シールをつけるその作業をほぼ無感情でやり遂げる。そして後一つで、一週間毎日してきた受粉にピリオドを打つことができる。そして最後のメロンに取り掛かろうとした時、ガーンと頭を殴られた様な衝撃を受ける。そして目の前の雌花がどんどん大きくなっていき、俺の方に迫ってきている。そして俺は恐怖を感じる暇もなく目の前が真っ暗になった。





目が覚める。身体の節々が痛む。周りからは大きな鳥の鳴き声や犬の様な鳴き声が聞こえる。目を動かして周りを確認するとそこには自然があった。大きな木がこれでもかと言うほど立ち並び、軍手をしている自分の手には見たことのないカブトムシの様な虫が張り付いていた。俺は立ち上がりググーっと伸びをする。背中痛っ。周りに再び目を通すとやはり自然があった。夢かな?多分熱中症になって病院にでも運ばれている途中だろう。夢の割にはすごいリアルだが・・・まあ、仕事を休めるのは夢の中ぐらいだし少し探索してみよう。俺は周りを観察しながらしばらくあるく事にした。しばらくすると目の前に人影が見えた。


ありがとうございました。

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