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セイビア(Savior) - The X  作者: 春野(ハルヤ)
3/11

【セイビア】『第1章』 - 2話 ートレーニングの時間

一限目が始まる鐘の音が聞こえてきた。それと同時に学生たちは定刻に合わせトレーニング室に到着した.

うちのクラスだけに来たのではなく、1年生全体がトレーニング室に来た。でもトレーニング室の内部は広すぎても広すぎてホールも多くの空間が残っていた。さらに内側にはまだ多くの空間があり、驚きを隠せなかった。そう、まるでサッカー競技場を見ているような気がした。まあ、それより大きいだろうが。

1年生の生徒の総合はおおよそ500人だ。私たちはホールに隊列を合わせたあと、周囲を見回しながら先生が来るのを待った。

そして、担当先生に見える黒髪を持っている男性が演説台に上って来た。


「皆さん、おはようございます。実技テスト監督官を務める『シェイン』と申します。よろしくお願いいたします。さって、時間が足りないので...。」


持って来た書類を広げた.


「皆さんがトレーニング室へ呼ばれた理由は見学、そして訓練のためです。皆さんがどんほどに強靭な体力と精神力を持っているか、そしてセイバーになれる資格を持っているかを調べるためです。でも面接に通過されたひとたちだけここにいるので、訓練担当としてちょっと期待しますね、ふふふ。」


今年の入学生たちはほとんど面接で高い点数を受けた。それでカットラインが自動的に高く設定された。そのせいで脱落した人が多かった。

それでシェインは活躍する私たちの姿を期待しているのだ。


「次はトレーニング室での規則を説明します。第一、他人のセイバーの装備は手をつけないこと。第二、許可を受けなかった時には機械操作をしないこと。第三、けんかをしないこと。第四、安全を最優先に考えること、4つです。このくらいなら無理なく守れると思います。」


シェインは書類を見ながら話った。

何人かは聞いた内容をノートに書き記していた。その方が賢明だろうが。


「ここまでですが、質問あるますか?」


シェインはきょろきょろ見ながら,手を上げた生徒を探してみた。でも誰も挙手しなかった。


「ふむ、ないですね。それじゃ、先に言ったとおり、セイバーは基礎体力が良ければ良いほどもっと強いセイバーに成長します。そのうち瞬発力は多くの比重を占めています。後で皆さんの先輩たちが模擬戦をすることをお見せする予定ですので、多くの期待を抱いて練習に臨んでください。これから一クラスずつ移動してトレーニング室を見学します。まずは1組から始めます。」


これからトレーニング室に何があるのか,内部はどんな形なのかを見せ説明するために見学が始まった。

お姉さんも初めて来た時にこんなことをしたのかな。

私は2組なので1組が戻ったら移動するんだ。その前に、ここはホールですからトレーニングをために必要な施設がある内部を見たかったんですが、ここでは見えなかった。少し残念だが仕方なかった。

でも、武器庫は見えた。

セイバーが使う武器は高出力のエネルギーを圧縮して日の形で加工した後、エックスを瞬時に切り開くことのできる威力を持つ武器だ。相当に危険な武器なので許可を受けたセイバーだけ使用が可能だ。

威力がどの程度かというと、銃弾で撃つことができずに、砲弾で運が良ければ殺せるほどの強さを持っているエックスの肌を簡単に切ることができる程度だ。それで普通Bランク以上が使うことがでくるんだ。

いま武器庫にある武器は使用者がないので取っ手の部分だけがあるが、シューツを装着して握れば加工されたエネルギーが出るのできれいになるはずだ。

サクラは自身がセイバーになってエックスを殺す想像をした。何か怖いけど、それと同時に期待されていた。

そして、1組が戻ってくる姿が見えた。


「次は2組、こちらえ。」


白いガウンを着た女性が私たちをシェインがいる場所まで案内した。

待っていた先生は、私たちに施設を見せながら一つ一つ説明した。

学年ごとに12回の実技試験をここで受けるようになり、最高等級はAで、獲得方法は合計95点を超えれば受けることができる。95点未満はB、80点未満はC、65点未満はDでその下ではF級を与える。

因みに、成績が優秀な学生は賞状を授与する"と話した。HR時間に先生が言った業績に含まれるかどうかはよくわからないが、意地のいいときにとても有利だというんだ。ソスはお姉さんだ。

実技試験は体力試験や先生と模擬戦闘などさまざまな試験種目がある。 ただ,問題があるなら、ハードルが非常に高いということだ。

審査委員らはただ一つのミスをキャッチするため、"鷹の目"を持ったと噂されている状態だ。

不正行為は直ちに試験から除外され、試験途中に少しでもミスがあればA級は水の泡になったと思えばいい。つまりA級はもらえないのだ。

私たち命をかけて戦う立場という訓練を厳しくしなければならない。命は大切だから。


「ここ内側で練習している先輩たちの姿を見てみましょう。」


シェインは歩きながらしばらく立ち止まり,右側にあるトレーニング室で練習中の先輩たちを見るように言った。先輩たちは男性が二人で、女性が3人だった。

先輩たち皆訓練用シューツをシューツを着ていて、男女が同じペアを組んで模擬戦闘をする先輩と飛行訓練と武器を扱う訓練をしていた。特に模擬戦闘はすごかった。急速に進む攻撃は私たちの心臓の鼓動を揺るがした。

訓練途中で先輩たちは私たちを見て、手を振りながら歓迎してくれた。

私たちも手を振った。 私たちが手を振る姿を見た先輩たちは,再び練習に集中した。

両目に訓練方式を刻んで、時間の関係上次に移動した。

移動しながら機械の扱い方やインストールされているプログラムについて詳しく説明してくれた。 おかげで理解できない部分はもう消えた。一生懸命に練習し、誰もが憧れるセイバーになりたいという思いがした。そして、いつの間にか見学は終りを迎えた。


「説明はここまでです。質問ありますか。」

「先生、トレーニング室も制限がありますか。例えばAランク以上とか。」


ある女学生が先生に質問した。トレーニング室に制限はなかなか興味のある質問だったので耳を傾けた。これはお姉さんにも質問しなかったんだけどねぇ。


「当然制限があります。 先ほど私たちが見たトレーニング室は制限がB等級以上です。」

「A等級以上は全てのトレーニング室を使えますか。」

「そうですね。ほとんど使うことができます。実は上位ランク専用トレーニング室があるんですけど、S等級のセイバーはよく訪れるが、もっと上位ランクはなかなか利用しないからですね。」


トップ10のメンバーたちを語っているものと推定される。

実力至上主義ということか、等級が低いからといって無視されないよう一生懸命実力を上げなければならないということね。


「トレーニング室に制限をかけておいた理由は何ですか。」

「昔には統合でした。しかし、S等級の学生が自分の等級がもっと高いと腐心したせいで、大きな戦いが起きてこのように制限をかけておきました。自分より低い等級のトレーニング室に入って訓練中の学生が使っている機械を強制的に止め,卑下発言までしました。監視カメラにその争いが撮られた映像を証拠資料でその生徒は退学処分を受けました。」


確かに、この学園は名門なので大勢の人が集まるんだ。そして試験も難しいし、出席をするためには高いな成績を受ければならないので後先構わず訓練と勉強に臨むしかないのだ。

自分の利益のために他人を妨害する行為はここでも社会でも同じようだ。


「でもトレーニング室に制限をかかったとしても争いは時々発生するんですが、その事件以後に相手が自分より等級低いだとしてもいじめたり、けがをさせたりする行為、そして卑下する行為が摘発された時には強力な措置が待機しています。最悪の場合には退学まで受けることができます。」


今度は白いガウンを着ている女性先生が眼鏡をかけ直しながら答えた。ちょっと怖い気が感じたけど、大丈夫だろう。

高い等級に上がったセイバーたちの中で、きっと自慢する人たちも明らかに存在するだろう。それで後輩や自分より低い相手に無視する行動は決して正しくなう行動だ。いつも謙遜な態度を持ってないまま生きて行ったらいつか大きな不利益が自分を襲うかも知れない。



もう1年生の学閥たちの見学が終わり、トレーニング室に入った。私たちは等級がないので最低等級のD等級を利用した。形式上はD等級だが体系は非常に良かった。

機械の状態も良く、環境も悪くなかった。管理人がここを毎日清潔な環境が保てるよう管理している証拠だ。


「因みに、等級が高くなるほどトレーニング室の施設はもっとよくなります。」


また眼鏡をかけ直しながら話た女性先生。

実は先生じゃなく管理人だけど。


「あの、トップ10はどこで訓練をしますか。」


ある男学生が挙手しながら質問いた。

お姉さんの話では練習室が別にあると言うが。


「トップ10たちは個人トレーニング室を使用します。 ここより小さいという短所がありますが、便利だという長所があります。」

ー「すごいね。」


あちこちから感嘆の声があがった。

その勢いで見物したいと言おうとしたが、その心を読んだのか出入り許可証がなければ入ることができないという言葉に尾を下げた。私たちには出入り許可証だが、トップ10たちは学生の身分証だけど。


「一応基本的な使用方法からお知らせします。」


シェイン先生は私たちはに使用方法を教えてくれた。訓練に慣れるためにしばらく利用した。

学生数が多くて少し時間がかかったが,満足した。

最初はちょっと適応できなかったがある瞬間からかんを掴み始めたサクラは、熱心に練習したせいで制服は汗で濡れた。 気まずい。

そろそろ終わりの時間だ。私たちは元々あったホールで待機した。その後は3組、4組そして次のクラスが見学に行った。

時間が経って、すべてのクラスが見学を終えた。

シェイン先生は再び舞台に上った。


「ふむ。皆さんは使用方法を完璧に身につけたと思います。もし方法を学ばなかったとしても、地道に使いながら学んでいけばいいのでそれほど心配する必要はありません。それでは今回はみなさまのシューツ訓練を担当することになった先生達を紹介します。」


シェイン先生は舞台から降りてきて,2人の若い女性先生が舞台に上がった。


「初めまして。シューツの訓練を担当している『セリカーポン』と申します。」

「実機担当の『ユーラ』だ。」


セリカーポンさんは金髪に長髪の女性だ。見た目がとても美しいので男学生の視線を捕らえるのに成功すると、さわやかな笑みを浮かべた。

彼女に比べてユーラ氏はかなりタフな格好をしていた(推測)。

黒髪は長くも短くも無い中間ぐらいの長さだった。紹介の時にかなり荒っぽく言ったせいで学生たちはかなり萎縮した様子だった。


「お前たち、私について無礼な考えをしたのではないだろう?何か怪しいだけど?」

ー「ち、違います」


ユーラは両目を大きく見開いて、脅威的な口調で言った。その状況でまともに言える人は強心臓だろう。


「雰囲気がかなりダウンしたようですね。 これが全部ユーラのせいです! どうなさるんですか!」

「私のやり方でやっただけだ、脂肪かたまり女!」


...その言葉を一瞬からユーラは既に"沈"している状態だ。 理解できなかった人を除いたすべての学生がそう思っただろう。やっぱり大きいのがいいね。

舞台の下にあった先生の助けでごった返していた先生たちも喧嘩を辞め服装を整えた後、話を続けて話した。


「自己紹介は終わりましたのでこれから本格的にシューツの使い方を教えてあげます。」


セリカはプロジェクターのリモコンを操作して画面に写真を映した。画面には2枚のシューツ写真と,それについての説明があった。そしてセリカ説明が始まった。


「ふむふむ。まずは左側にあるシューツを先に見てください。この写真は訓練用スーツで、デザインはシンプルですけど出撃用シューツに似た機能が搭載されています。練習用だから出力はかなり低いけど...。」


セリカはリモコンを操作して右側のシューツの写真を拡大した。


「このシューツが出撃用シューツです。出撃用は個人用と軍隊用がありますが今日のシューツ写真は個人用です。個人用と軍隊用の差異点があるといえば外部に持ち出せるかどうかです。軍隊用は出来ないけど個人用はできます。普段危険なことが自分に降りかかった時、個人用のシューツで克服できます。もちろん人を攻撃する目的で使えば不法です。」


写真を一枚ずつ越えながら私たちに見せた。素敵なシューツもあり、綺麗なシューツもあり、個性溢れるシューツもあった。


「個体ごとに性能がバラバラで、そのシューツに合う武器に設定されています。例えばこのシューツを例に挙げます。」


セリカは赤いシューツを例に挙げた。


「このスーツはこのシューツと最も適した武器はソードです。ソードをもっとよく振り回せるように手助けするプログラムが内蔵されているからです。つまり、その武器とシューツ (個体)が個体が同一であれば出力、つまりパワーと上昇します。セット効果と言った方が理解がもっとうまくいくでしょう。」

「シューツと武器がセットでなくとも使うことができるので心配するな。」


他の武器を使ってもいい。でも熟練していない人がすれば、100%純粋な自分の力で武器を扱わなければならない。セット効果ボーナスが受けられないから。

この時点から先生たちはシューツについて詳しく説明してくれた。 聞きさえすれば忘れる可能性があるのでノートに筆記した。 きっと役に立つ内容だ。

そして。


「今から実習時間だ。」


ユーラの言葉で皆は唾をごくりと飲み込んだ。緊張してそうしたんだ。

でも私はシューツを直接着た状態で訓練するのが楽しみだった。むしろ胸がどきどきした。

しかし。


「まだシューツの番はない。そんなに期待するな。」


安全のためなら最初からシューツを着たまま訓練はしない。まだ学生の身分なので私たちは何も知らない状態でけがでもしたら訓練担当先生の責任だから基礎体力や様々な運動を通じてシューツに適応できるように体を鍛えた後でするのが私たちにもいい。シューツを着るとパワーとスピードが強化されるが,体力は強化しないため体力がなければ無用の長物だ。


「お前たちは1ヵ月間,スポーツウェアを着て体力を育てればいい。スポーツウェアについて説明する。」


ユーラはプロジェクターリモコンを使って画面にスポーツウェアについての説明映した。


「このスポーツウェアは学園で特殊制作した服だ。右側の袖を見ると機械がある。 赤色は時間(hour)、青色は分(Minute)を表すボタンで、上にある黒い画面は数字の表示器だ。横にあるダイヤルは時間を細かく調整できる。それでは、名前をつける学生から前に出てスポーツウェアを受け取って試着室に行って着替えれば良い。まずは『山田準(ヤマダジュン)』。」


ミヨ桜と言う名前はほとんど最後に呼ばれた。スポーツウェアのサイズはこの学園に入学する時、身体検査を一つの基準で与えたという。それならサイズについての心配は要らない。

スポーツウェアをもらった学生たちは更衣室に行って着替えた。学生数も多くて更衣室は男女それぞれ2部屋ずつあり、内部空間はものすごく広かった。キャビネッの席が決まっていてとても便利だった。盗難事故を防止するために指紋認識システムもあって驚いた。

2年生になった先輩たちは他の更衣室にあるキャビネットに情報が移されたという。

約20分後、全学生が体育服に着替えた。黒色の背景に白い列が数本並んでいる服だったが、デザインもシンプルで材質も良かった。後でスーパーに行く時に着ていけばぴったりだった。


「もうそろそろ集まっているようだから、右側の袖にある機器に赤色のボタンを1回押せ。」


ピッー


「時間は1時間、その時間内に間に決まった種目の記録を立てるのが今回の練習の目的だ。合格基準はここの記録帳に記載されているからお前たちの記録を教えてくれれば知らせる。じゃ、始め!」


ユーラは手に持っていた記録版を打ちながら言った。合格基準を話さないことを見ると、基準値を聞いて"挫折するな"と配慮しているかもしれないが、この学園ではあるはずのない可能性だった。おそらくとんでもないほど高い基準値であることは明らかだ。

種目は先ほど服を配る時、ビニールの中にあった紙に書かれていた。たしか、シットアップとプッシュ・アップ、そしてスクワットだったけ。そして下に書かっていた文章、【スタートボタンは黒い画面を押せばいいです。】と親切に書かれていた。

1時間の間に最大限に回数を多くつけるのが目標だと言っていたが、途中で体がけがをしないようにストレッチングをして体をほぐした後,深呼吸をした。そして、黒い画面を押して種目を始めた。

これは時間の戦いと体力の戦いを同時に進行する試験であることを悟り、時間を3等分して種目を害してこそ,ようやく通過が可能だ。一つの種目だけが最高記録を狙うからといって時間を全部使ってしまえば残りの種目は不合格になるせいで、一つを始める時に残りの二つをどうするか考えなければならない。

複数作業と言う単語がある。運動をしながら考えもしなきゃならないのでかなり難しい。

そして運動中に自分の回数を忘れる場合もあるので,その部分については、機械が自動的に回数を数えるという。でも回数が上がる基準が定められている。 その基準を満たせなければ,改修は上がらないんだ。

サクラは一生懸命運動をした。

まずはシットアップをした。腹の部分に力がかかる運動なので他のことを容易に進めるには、まずするのが賢明だ。

20分経過、1回目の試みで出した結果は110回だ。30回ほどで汗が吹き荒れてものすごく気持ち悪い状態で歯を食いしばってみたが、かなり満足した結果が出た。大変で途中で休んだが20分がかかった。

時間が足りないのでいち早く次の種目を始めた。少しでも休む時間がない。

次は腕と胸に影響が及ぶプッシュ・アップをした。

15分経過、結果は50回だ。でもサクラはもう汗みずくになり、体力が持てずに倒れた。もう残ったのは一つだが、体がついてくれなかった。


「はぁ、はぁ。」


無意味な時間が過ぎ,サクラはうめき声だけ吐いた。

周りを見渡すと大多数の学生が自分と一緒に倒れていて、少数だけが運動をしていた。残っている学生たちを見て、あきらめず最善を尽くして最後までやり通す姿を見て佐倉は重い体を起こした。


「...まだ、諦めたくない。」


震えがする両腕で床に向かって起き上がろうとした。腕に力が入っていなくてすぐ起きられなかった。それでもそれでも我慢して起きてスクワットに突入した。

それから20分経過、結果は50回だ。

20回程度から足も震えたせいで回数がまともに上がらなかったこともある。 記録上は50回だが,もっとたくさんしただろう。しかも太ももが破裂しそうだった。

でもまだ時間が残っていた。残った時間に最も自信がなかった種目を加えることにした。

ピィー

ゆっくりと時間の終了の時間を知らせる音がトレーニング室の中で響いた。


「ご苦労だった。記録は全部こっちに転送されたから結果は次の時間に知らせる。シャワー室で体を洗ってクラスに行って休め。」


私たちは話す気もなくて答えられなかった。しかしユーラはそれをそれを予想したのか何も言わずに外に出た。

更衣室の中にあるシャワー室で体を洗った後,制服に着替えてクラスに上がった。

その前に、汗でぬれ込んだジャージはどうするか悩んでいたが、【スポーツウェアはここに】という文字が書かれた紙を見てそこに置いた。

サクラはクレスに戻る途中、試験結果について考えた。途中で体力が不足して倒れたせいでおそらく記録も低くなるに違いない。

そんなに落ち込んでいるうちにクラスに到着した。やっぱりクラスメートたちはクラスに入るや否や、

体力トレーニングについて話し始めた。

それに対し,私は政府から支援されたお金で小学校だけ通ったので友人の少ない状態で学園に直学して話し合う友人がいないんだ。少し寂しそうな表情をして、窓の外の風景を頬杖をついて眺めているだけだった。

初日に姉の活躍で友人を付き合うタイミングを逃した。

私たちはクラスにいる間、授業が始まる鐘が鳴った。先の訓練のせいでほとんど疲れ果てた生徒らは授業を受ける準備をした。

悠富先生がクラスに入って机に俯せになた私たちを見た。

先生は訓練を訓練を上層でずっと見守ったという。 おそらく訓練室の上の方にガラスになっている空間で見ただろう。


「いや、驚いました。諦めず最善を尽くした姿、本当に素晴らしかったです。ご苦労さん」


一生懸命頑張ったと、私たちを褒めてくれた。

褒められた私たちは喜んでいた。おかげで、先生との好感度が現在進行形で上がっていた。


「はいはい。え、今回の時間はゆっくり休めばいいです。そして次の時間は食堂に行って昼食を食べればいいです。それでですが、まだ時間が沢山残っていますが質問を受けてみます。 まだ理解できなかったり,知りたい事聞いてください。」


椅子に座った先生は質問を受ける準備をした。当然、色々な質問がでた。その中、「エックスたちはいつから出没するようになったんですか。」とか「初代セイバーたちはどんな人達でしたか。」とか興味深い質問が聞こえた。でも先生の返事は。


「それは歴史授業の時に習います。」

ー「ええ?」


予想と違う返事をもらった私たちは先生にやじをした。もちろんいたずらをするのだ。


「へえ、先行学習が好きなようですね。じゃ、授業も大変にしましょうか。」


先生の言葉で皆が口を閉じた。

すると、ある女子生徒が一時的な沈黙を破って質問した。


「先生、世界一位のセイバーはやっぱり【黒い騎士】ですか?」

「ふむ。それはいいですね。」


全てのセイバーたちが憧れる対象であり、一般人も知らない人はいないほど有名人だ。。

先生は空咳をして言った。


「全世界セイバーの中最初でスターランクを獲得した伝説のセイバーは【黒い騎士】、彼の名前は『エスト』です。しかも【セイビア】と言われる称呼と一緒にその名声をまだまだ維持しています。しかし、講堂で校長先生がおっしゃったように彼は行方不明です。でもエストの学生証がここのコンピューターに記録されています。彼のランキングポイントは50万点、ちなみに世界ランキング2位はほぼ20万点です。」


1位と2位のランキングポイントの差異がほぼ30万点もあるなんて信じらんない。


「エストは才能もあったが、絶え間ない努力のおかげでセイバーの頂点というタイトルを得ました。 もし、今回の世代で50万点を超える学生が出てくれば,歴史は大きく変わるでしょう。」

「ランキングポイントって正確に何ですか。」


「ランキングポイントは減らしてRPって呼ばれます。エックスを格退のために出撃する時, 報酬をもらうのにそれがランキングポイントです。お金もある程度補償されますが、一定のポイントに到達すると追加のボーナスがあります。つまりランキングポイントはそれだけ大事です。」


水を飲んで喉を潤した後,続いて言った。


「さらに得られる方法はPVP、つまりセイバー同士で対戦し、そのゲームでかけたポイントだけ勝った方に回す形式です。そのせいでランキングポイントを全部失ったとしても退学ような無慈悲な規則はないが進級に困難があります。」


ランキングポイントの管理は【世界ランキング】に属しており、ランキングが高ければ高いほど全世界で認めるので弱い相手からポイントを奪ったような行為が確かに存在するだろう。


「そのランキングのせいで生じたシステムが【アクセプトーシステム(Accept System)】です。相手が対戦を受けるかどうかを選択できる権利が与えられます。そして受諾をすると時間とポイントの量を定めた後、対戦が始まります。」


学園の紹介書にこんなものがあった。エリアド学園の広場には大きな競技場があるという。多分そこで対戦をするだろう。


「他の質問はありませんか。」

「先生のランクは何ですか?」

「先生になる条件は最小Sランクです。次の言葉は省略します。」


先生がその答えをした一瞬、鐘が鳴った。

どうしてこんなに早く紙を打ったのかと思いきや、以前の時間の訓練の時次の授業時間まで使ったのだ。

タイミングがとても良かったが、これからは食堂に行ってお腹が空いたお腹を満たさなければならないので質問は次の機会に。

食堂には人が多かった。

自販機で食券を選ぶ人もいれば注文した料理が出てきて、その飲食店で食べ物を受け取っていく人もいれば、楽しく話をする人もいた。しかし、サクラは一人でご飯を食べなければならなかった。

それでも同級生に話をかけなかった自分のせいもあるのだから自業自得だ。

ひとりで食べることもそんなに悪いことじゃないのでお腹が空いただけでいいんだ。

素敵なセイバーになるため!と思って自販機の前で列を並んだ。

何分が経っただろうか、やっと自分の番が来た。

私が主文した食べ物はトンコツラーメンだ。私が大好きな食べ物なので買った。値段は800\だったけど悪くない値段だった。

コイン投入口に500円1個と100円3個を入れて食券を取った。そして空席に座って注文した料理が出るのを待った。

サクラは学園の生活に対して今後どうするか考えながら待っていたのだが、どこかで口論をする音がした。


「あなたが過ちをしたのにどうして私たちにするの?」

「つまりお前たちは過ちがないと言うことだな?」

「ここに席が空いていて座っているのに、考えてみるとあなたの過ちが妥当じゃない?」

「しばらく食べ物をもらいに行く間に席を取ったのがもっと悪くないか。」

「誰もいないのに席があるということを誰が知っているかな。」


その後も口論をを続けていった。

よく聞いてみると大したことでもないことで戦うというから、どちらか一方が譲歩すれば簡単に解決できるのに自尊心一つのために他人に被害を与えるのではないと思うんだ。

そんな中である男子生徒2人がけんかをやめさせていた。

興奮した男子生徒に代わって"ごめん"と謝る男と"興奮を去れ"と鎮める男、これで一段落した。

女学生たちは最初はなぜ代わりに謝罪するのかと問い詰めたが、丁寧に謝罪する態度を見て怒りが和らいだのかほかの座席に座った。優しいね。

口論が終わるやいなや私が注文したラーメンが出た。ラーメンをもらうためにしばらく席を外したが、さっきその女子学生たちが座ってしまった。仕方なく別の席に行くしかない。

ラーメンを全部食べてから授業時間まで余裕があって見物もしながら学園を見学した。

パンフレットで見たが、この塾の中心には大きな噴水帯と美しく飾られた花壇があるという。追加説明にはデートのコースに良いと書かれていた。この学園でデートのコースに指定するなんて、どんなに美しいならそうだろうか。

食堂から中央ホールまでそんなに遠い方ではないので一度気になって会いに行くことにした。

1階のロビーにある案内地図を見て目的地に向かった。

目的地に近づくほど人がどんどん増え始めた。 理性と交際をする人もたくさんいた。さすがにㅎ学園の名所だった。

廊下の縁にはきれいな花が育っている植木鉢が置かれており、壁には華やかな絵がかかっていた。まるで美術館に来たような気分だった。花はいろんな色があって美しいかった。ずっと来たいほどだった。

こんなに美しい場所でデートをすろことはいい考えだ。

しかし、まだ主人公は出なかった。私が私が見ようとしたのはまだ行かなければならない。


「この辺に......あ、あった!」


周りを見回しながら歩いたがついに見つけた。


「た、高い!」


私が探していたのは噴水台だった。しかしその噴水台はすごく高くてびっくりした。多分全体を見るには最上層まで上がらなければならないだろう。

エリアド学園は建物ごとに異なるが最下位層は5階,最上層は9階であり、その上は屋上だ。

サクラは全体を見るためにガラスのエレベートを使って9階まで上がった。

エレベーターに乗って上っていく間,噴水台の様子を見ることができて良かった。このような建築物が学園に存在するという事実に感嘆した。

9階へ到着して私は落死防止のために造られたガラスの塀に手を上げて噴水台を見物した。

魅力にはまってしまったあまり案内板があることに気付いたのは1分後だった。

案内板にはこやって書いてあった。


【エリアドーシンボル】

『高さ:27M。

 この噴水台はエリアド学園のランドマークに指定した噴水だ。セイバーの創設記念に建てられた噴水であり,国を代表するマークでもある。国家ごとに形態が異なる形であり,所有権は学園で最も優秀な成績と業績を残した人に贈られる。


エリアド学園代表:エスト』


や,やっぱりエストさんですね。

まあ、目的だった噴水台を見たので満足したから。


「.......そろそろ戻ろうか。」


そろそろ帰らないと間に合わないので残念だが今日の見学をここで終えなければならない。

授業の鐘が響かった。

トレーニング室に行かなければならない1年生たちは体育服に着替えた状態でホールで待機していた。

もともと午後の授業は練習ではない普通の教科の時間だが、先ほど食堂でラーメンを食べた時に時間割調整に対する放送が流れた。それでサクラはトレーニング室に向かった。

汗びっしょりになるはずのスポーツウェアはたちまち新しい服のように暖かい服に変わっていた。だからと言って服が変わったわけではないけど...。

まあ、それよい学生たちは先生が来るまで待機した。そして、ついに先生たちが到着して務台の上に上がった。


「授業の前に3時間目の体力鍛錬を試みていたことを今公開する、ポン。」

「はい,はい。」


ユーラはいきなり結果を公開するという言葉に私たちは慌てた。もちろん結果に対して期待する人もいるだろうが大多数が驚いた。しかし、サクラは結果が芳しくないと思われて気が楽ではなかった。

低い点数をもらうと、セイバーになるどころか進級さえ難しくなるからだ。今はできなくても今年中に良い成績を残せばいいが、最初から点数を取ればもっと有利になるんだ。


「それでは、カートライン見せてやる。」


ユーラがユーラが言うや,セリカはリモコンを操作して画面に基準表を映した。

『1等級ーシット・アップ:250回以上。プッシュ・アップー100回以上。スクワットー110回以上。

 2等級ーシット・アップ:200回以上。プッシュ・アップー80回以上。スクワットー90回以上。

 3等級ーシット・アップ:150回以上。プッシュ・アップー70回以上。スクワットー75回以上。

 4等級ーシット・アップ:100回以上。プッシュ・アップー50回以上。スクワットー60回以上。』


「見た通りだ。そして何人かは私がどうして基準値を示さなかったのか気づく学生たちも確かにいるだろう。 答えは,気づいた学生たちに質問せよ。」


基準を示さなかったこと、 それは数字だけ満たすためにすることと自分の限界を見るためにすることは明らかに異なるので全て限界を悟らせるためにそうしたと考えられるが、これが正しいことなのかは分からない。


「これから順位表を発表する。」


ポンは再びリモコンを操作した。


「第一位は...。」


この多くの学生の中で1位は果していくつをしたのだろうか。とても期待していた。 けれど、


「私はいくつだろう。」


誰にも聞こえない分、小さな声を出した。

不安な気持ちで顔を上げることができずにいたのに、スクリーンが変わる音が聞こえてきた。サクラは慎重に自分の名前を見つけようと瞳をあちこち転がした。

画面には画面には横5列に、縦60個の直四角形が並んでいた。それは今訓練試験を受けた生徒たちのリストであり,順位表でもある。

普通こんな名簿から自分の名前を見つけるのはちょっと難しいんだ。四角形の間隔も狭く,何よりも300個あるからだ。要領さえよければ分かりやすいが,残念ながらその方法を熟知しなかった。

その時、ポンは1位から3位の生徒たちを呼び始めた。

そして同時に、サクラは「1位は誰かな。」と思いながらリストの一番最初に視線を移ったのに驚いてしまった。




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