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とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
第4章 四人は荒野をひた走る
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探し物を求めて。その3・・・竜の火酒 中編

まだまだアレン不在。

ローシュ家に着いてからクリス殿が説明した

闘技場クロセウムのルールをまとめると、

以下のようになる。


正直、(リルム)は帝都ウィリアムに

住んでいて長いけど、

存在からして全然知らなかった。

それだけ口外されないと言うわけかしら。

やっぱり、ルール説明も往来のある

道すがらではしないわよね、普通。


---クロセウムルール---

・闘技場クロセウムは個人、チーム戦、共に毎日開催される。

・チーム戦は3人まで出場が可能。

1人でもチーム戦に出れるが少ないからと言ってハンデなどのメリットはなし。

・ランクがあり、望む賞品の価値により、

出場ランクが自動的に決められる。

勿論、高額な賞品にはそれなりのランクが求められる

・ランクは賞品の価値で決まるから

ランク高いからと言って強い敵ではない。

但しある程度はランク=強さである

(低ランクに強い人が出るメリットがないため)

・出場には参加費がかかり、

ランクが上がれば参加費も上がる

・戦いには8つの場所に分かれた闘技場で

それぞれ総当たりの予選があり、

最後まで残った8人・組で

本戦はトーナメント戦となる

・予選中は殺しは不可、場外負け有り。

殺した時点で失格かつ、奴隷落ち。

・本戦中は基本的にはなんでもあり。

殺しもあり、殺されても文句は言えない。

場外負け無し。

・武器、防具の持ち込みはあり。

無い場合は、借りることも可能。

・回復アイテムや消耗アイテムは持ち込み不可。

・勝者には、望む賞品の他、ランクに応じた一定額の賞金が支払われる。

・敗者かつ、生き残ったものは、誰かが身柄を買い取らない限り奴隷行きが確定する。

・賞品は、物は勿論、借金帳消しや、

懲役刑の軽減などを含むある程度何でも可能。

・例外として、伝説級の武器みたいに物理的に手に入らないものや、誰かの命のような非人道的な物、金自体は賞品登録が拒否される

・望む賞品は物であれば遅くとも次の日には得ることが可能

・出場は、登録をすれば貴族当主、嫡男以外は、犯罪者も含め誰でも可能。(観客としてなら立ち入りは可能)

・代理のものを出場させることも可能

・観客は、出場者に金を賭けることができる。

・どんな理由があろうとも闘技場内では舞台外での私闘は厳禁。

もし私闘した場合は両者ともその場で強制的に最上位(マスター)クラスの出場者にさせられ、賞金、賞品はなし。


さらには、合法ではないが、

ほぼ国営でやっており、ダーティな部分は

敗者に対する扱い以外はあまりない。

敗者の奴隷落ちも制度として問題ないし。

一方で、クロセウムでは起こったことは

基本的に口外は許されていない。

勿論、誰が出たとかも漏れないし、

死人がでても、内密に処理される。

国が関与と言うのは、クロセウムがあるから、

ウィリアム内での他の場所では

軽犯罪率が落ちたデータがあるため、

暗黙の了解でOKにしてると言う意味だ。


改めて考えると、ローシュ家は間違ったことはしないとの話は、イマイチ信用出来ないわ。

闘技場自体が間違ってるとは思わないし、

金銭的なトラブルはないのだろうけど。

ま、闘技場は色々な救済システムでもあるわけよね。

犯罪者を扱う側にはよく考えられたシステムだし。

犯罪者が減刑を望むとしても、期間が長くなれば、ランクがあがるし

ランクがあがればリスクはあがるわね。

だから自分に見有った減刑しか難しいのだろうな。

そもそも犯罪者には参加費の用意だけでも大変そうだわ。


さて、ローシュ家のメイドさんに案内してもらい闘技場クロセウムに着いた。

また、気休めにしかならないけど・・・

と、フード付きのコートを貸してくれた。

何故親切にしてくれるのか分からないが、

素直に借りておこう。

クロセウムに出場すること自体は問題にはならないが、

やはり(リルム)は姿を隠していた方が良いかもしれないわね。

着ていても魔法は使えるしね。

ちなみに、セニアは動きにくいから要らないとのことだった。

元からそういうのを気にするセニアじゃないし、

立場的にはこうなるわよね。


受付時に、希望商品を伝えると

『エキスパートクラス』に分類された。

エキスパートクラスは上から3番目、下から6番目だ。


なかなか、高いところに入ってしまったわ。

後の問題は人数だわ、チーム戦に出るなら3人の方が有利なんだけどな。

アレンも居てくれたらな・・・。

いや、アレンはアレンで頑張ってるはず。

順番を呼ばれるまでの間、甘えないで二人で勝てる作戦を考えよう。

装備を借りることも必要ないから時間はある。


「リルム、絶対勝とうね!リルムは私が守るから」

「セニア、ありがとう」

「リルム、作戦があるなら従うよ、ないなら私に任せて」

「うん、まず私の話を聞いて?予選では・・・」


話を他に聞かれないように、小声で話した。

セニアも頷いている。


「予選では、場外を上手く使おう、早く終わらすなら、ひたすら落としていこう。その方が殺さないで済むし」

「じゃあ、私は棍装備でなぎはらったがいいね、せっかく爪新しくなったのにな」

「爪は殺傷力が強いから本戦用ね、出来るなら決勝まで使わない方が、敵に対策考えられないからいいかも」

「分かった」

「始めは端の方に居た方が良いかもね」

「私達が端にいれば他同士で戦って数が減るかもしれないしね」

「それもあるかも知れないけど、ある程度は総攻撃を受けると思う」

「え?そうなの?」

「多分ね、ほら、セニアは女性と丸わかりな格好だしね。簡単に倒せそうとか、いやらしい考えで襲ってくる男は多いんじゃないかな」

「なんか、やだね、近づいてきたら痛い目に合わそう」

「まぁまぁ。だけど、その方がセニアも敵を落としていきやすいはずよ」

「分かった、そうする」

「それから、会場に依るけど、私は飛べるから場外になりそうでもセニア一人くらいなら拾い上げることが出来るかな、あまり場外までの高さがないと駄目だけど」

「うん、なるほど、それは反則じゃないよね?うん、頼もしいね」

「うーん、そもそも反則っていうのが存在しないんじゃないかな」

「そっか。でもリルムだってバレるよ?」

「翼の封印を応用して、色だけ変えておくわ、流石に青い羽は私の特有だけど、フェザーフォルク自体は珍しい種族じゃないから大丈夫だと思う。どちらにしろ翼は出しておかないと魔法の連射は出来ないし」

「若干封印するってこと?それでも飛べるんだ?」

「うん。速力を出すわけじゃないし、ちょっと移動するだけだから、大丈夫よ、浮き上がる位だし」

「それから翼の封印を少ししたらいつもより魔法発動遅めで考えた方がいい?」


やはりセニアは頼りになるなぁ。

私の翼云々もちゃんと理解している。

知らないことは多いけど頭は悪くないんだよね


「うん、多少は遅くなっちゃうかな、事前に貯めといて頑張ってみるけど」

「分かったわ、始めだけ少し様子見るね」

「それでも、普通にアップ系は駆使するわ。常にプロテクション、シャープネス、ヘイストはセニアにかかった状態にしておくし、セニアの攻撃が当たる前には基本的に全部クリティカをかける」

「OK、シンプルだけどいい感じかも、リルム信頼してるわ」

「私もよ、セニア、無事に竜の火酒ゲットして帰りましょう」


作戦はこんな感じで大丈夫だと思う。

問題は本戦だな、殺すのは抵抗あるし、

逆に殺されない人は奴隷になるから

死んだ方がマシかも知れないし。

うーん、どうしたものかしら。

後でセニアに相談だけど、

あまり深く考えさせると遠慮して負けるとか

あると困るよなぁ。うーん。


そうこうしている内に順番となり呼ばれた。

さ、行こう。まずは予選だ。

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