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とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
第4章 四人は荒野をひた走る
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探し物を求めて。その2・・・ヘパイトスの火種 前編

「アレン様、何があるか分からないので、戦闘仕度をしてきます、しばしお待ちを」


アレンはテッハの部屋にて待機。


解散してから、ディアナ・レイチェルチームは報告を兼ねて、一度武器を調達しにケリューンに戻った。

防具は適当に渡したのを着けたが、

片手剣はやはりアレン達も使えるような手持ちが少なく、実質使えるのは、フレアバゼラートくらいしかない。

炎の素材集めるのにそれは流石にないだろう。

その他はスネークソードは使いにくいし、かなりランクが落ちるためだ。

ただ、レイチェルだったらスネークソードでも使いこなしたかもしれないが。

ところで、アイスコフィンはアレンが持っているわけだが、それは貸したままでいいらしい。


また、セニア・リルムチームも既にライルエル家に向かっており、

テッハも書簡を用意しだすし、

ミチルが帰ってくるまでやることがない。

解散してから思った、リルム達は良いとして、ディアナ達に金を渡してないな。

まぁ、なんとかするだろう。


「では行きましょうか」


しばらくすると、ミチルが装備を整えて、ドアを開けた。

きちんと準備したらしい。


ミチル・ヒナギク 20歳

ハーフリング♀

Lv52 フェンサー☆6

ポリティシアン☆6

主属性 無

聖銀のレイピア☆5

ガードグラディウス☆5

ブルーラインリボン☆4

ハードクロムレザー☆4

ハードクロムスカート☆4

ロングブーツ☆3


いや、可愛いな。

かんざしを刺したスタイルも良いが、

リボンにポニーテールもなかなかいい。

鎧ではなく服装というのも新鮮だな、ミニスカにブーツか、いいよぉ!

そして、見た目がさらに若く見えるようになった。

歳上なのにな。レイチェルのお姉さん風とはまた違う魅力がある。

うん、どちらかというと俺はミチル派だな。


「以前とは装いが違いますね」

「国を背負っての任務ではないですから、ドレスアーマーだといささか華美になるので、変えました、防御力は落ちますが。その分は攻撃力でカバーします」

「あまり目立たない方がいいです?鎧姿は目立ちますか?」

「アレン様は平気です。別段サルトベルクにも鎧の男性は普通に居ますし」

「しかし、鎧姿の女性は少ないのと、サルトベルクは兵士の中には私を見知る人もいますからね、隠れる必要はないですが、あえて見つからないでもいいでしょう」


サルトベルクは綺麗な水の都だ。町中には清らかな水が流れており、

移動には小型船が循環しているのを使う。

各家も壁や屋根まで統一され、景観を損ねないように決められているそうだ。

しかし、中身は打って代わり、かなりの軍事独裁国家である。

ウィリアムやケリューンよりも軍人色が強い。

さらにはかなりの強硬な政策もするため、なかなかに懐柔は難しいだろう。

そして、水の大陸をほぼ一手に担っていおり、

水の大陸にはサルトベルク以外に街や村が存在していない。

所々に宿場があり、そこを利用することは可能だが、

大陸内は馬車移動が基本だ。


ミチルのエスパシオでサルトベルクに飛ぶ。


「知ってるかもしれないですが、俺はアイテムストアが使えるから、それなりに重たいです」

「そうですか、すぐにどうこうとはならないでしょうが、魔力切れを起こさないよう気をつけますね」


ミチルのエスパシオで飛んだ先はサルトベルクの入口だ。

聞くと不思議そうに、『入口に着くのが普通ですが』と言われた。

やはり、ディアナのやつは性能が段違いな気がするな。

ストア内の重さにしろ、同じエスパシオでもディアナには必要ない気を使うことになるな。


街で情報を集める。

サルトベルクは基本的にヒューマンが多いようで、

ドワーフは該当する人物はすぐに判明した。

名前はドワンダというらしい。

しかし、数ヶ月間、行方不明だそうだ。

怪我で引退ししばらくは居たようだが、

いつからか姿を見せなくなったと。

怪我で動けないならチョロチョロするなよ、ったく。


「どうします?近くを探しましょうか?」

「いや、すぐには見つからないでしょう。数ヶ月行方不明なら、もしかしたら既に生きていないかもしれない。大人しくテトゥルジャに飛びましょう」

「ですが、せっかく来たのですから武器や道具など見ていかれたらどうです?」


察するに、エスパシオの連発は辛いんだな。

アレンのストアが想像以上に重たかったか。

時間がない、急げ!と断るよりは優しさを見せておこう。

しばし、休憩がてら、武器屋、魔法具屋、道具屋をながめ、

素材として使える、武器、防具類を買おうかな。

ああ、また重たくなってしまった。

優しさ駄目じゃん。

武器、防具はまたにしよう。

しかし、魔法具屋ではオニキスリングを買った。闇耐性のある腕輪だ。

指輪ではないからゲイルリングとも併用できる。

よし、これでダサい兜はやめれるな、すまんブラミス。

ダサい兜は素材に回して、黒耀の兜に戻そう。


アレン・クルス 17歳 ヒューマン 男

Lv38 エレメンタラー☆6

剣豪☆1

主属性 風

アイスコフィン☆5(水+1 氷+1)

黒燿の兜☆4

シルバーメイル☆4

竜の手甲☆4(火+1)

翡翠ズボン☆3(水+1)

ダマスクスグリーブ☆4

ゲイルリング☆3

オニキスリング☆3(闇+1)


久しぶりにみたな、自分のステータス。

レベルアップもしてるが、

エレメンタラーもランクがあがってるし

やはり剣豪がセカンドジョブに付いてる、よしよし。


「では、そろそろテトゥルジャに行きましょうか」

「お願いします」


しばらく時間を置いたら魔力が多少は回復するんだろうな。

それか、浪費すると戦闘に差し支えるからか。


テトゥルジャは炭鉱と職人の街で、ドワーフも多いし、

鍛冶屋も必然と増える。

大体の家は煙突があり、煙を出しながら何かを作り、生計を立てている。


「アレン様、ここは情報を集めつつ、是非とも道具屋に行きましょう。何せ、鉱石がかなりのレベルのものまで売っていますから」

「重くなりますがいいですか?」

「頑張ります、ですがせっかく来たのですから。ただ、今日戻ったら、アイテムストアの中を整理お願いしますね」

「分かりました。ところで鉱石買うんですね」

「うーん、ドワーフはかなり気難しい方が多いですから、買い物とかした方が情報を聞けるはずです」

「確かに。ブラミスも今は好好爺みたいですが、最初はめんどくさい感じでした」

「そうなんです、ブラミスさん、私が尋ねた時、いきなり『兵士がなんじゃ?帰れ!』と怒られまして」


うわ、言いそう。


「それと、ここの鉱脈には街の人以外は手を出せない決まりなんです、必要になるなら買ってもいいのでは?」

「そうなんですか、何故です?」

「旅人に採掘されると荒らされたり、万が一怪我や、死人が出ると、街の人が世話をするはめになるからですね」

「なるほど、あとはそれで収入を得てる人への配慮でしょうか」

「はい、その通りです」


安くはないが、貴重な鉱石が手に入るのだ。金はあるしな。

ミチルがいいなら行こうか。

とは言え、ミスリルやオリハルコン、ブルーメタルなどの希少メタルは売ってない。

結局、ルーンメタルを10個、火緋色金を5個、グリーンダイヤを5個、黒檀を10個、琥珀金を10個、ラピスラズリを10個を買った。

かなりの出費だが、装備を強化するには必要だしな。

ま、全部ブラミスに預けるが。


道具屋から情報を聞くと、

亡くなったドワーフはドルビンという爺さんで、

墓は街の北外れにあるらしい。

街の北に向かうと、墓に一人の女性がお祈りをささげていた。

しばらく待つかと思っていたら、向こうから声をかけられた


「あんたら、ヒューマンね?ヒューマンがドルビン先生に何用かしら?」

「あ、貴女は?」

「人に名前を尋ねる時には、自らが名乗るのが礼儀では?」

「あ、すみません、僕はアレン・クルスといいます。こっちはミチル、お察しのように両方ともヒューマンです」

「あたしは、ドワンダ、ドルビン先生に鍛冶屋にしていただいた、見ての通り、ドワーフよ」


ドワンダ 42歳 ドワーフ 女

Lv40 ブラックスミス☆5


ドワンダいた~!

それにしても、風貌が凄いな。

赤茶色の髪はすごいボリュームだし、

身長は小さいが、腕や足腰はしっかりしている。まさにドワーフだ。

そうか、サルトベルクから居なくなって、ドワーフの多いこっちに来ていたのか。

故郷なのかも知れない。

確かに鍛冶屋ではあるらしいが、ジョブもランクもブラミスには大分劣る。

年齢もドワーフとしては若いしな。


「実は、僕たちは・・・」

「待って、あんたらに事情があるのも理解はするわ、でも、急に来て、なぜそれに耳を貸さないといけないの?」

「確かにおっしゃる通りです」

「それに、ドルビン先生に用事というなら、見ての通り既に亡くなっているわ。他を当たった方が良いわよ」

「いや、さしてドルビン殿に用というわけではないのですが・・・」

「では、あたしにかな?なら、あたしには話を聞いてあげる義理はないわね、それに、見ての通りあたしは怪我をして鍛冶屋は辞めたのよ、他を頼りな」


見た目ではあまり怪我と言われてもな。

確かに腕を吊っているから、骨折か脱臼はしてそうだが。

治るだろといいたい。


「その通りですが、さして鍛冶をしてもらいたいわけでもないんです」

「ならあたしの出る幕は尚更ないわね、余計早く帰った方がいいわよ」

「ではどうすれば、話を聞いてもらえます?」

「そうね・・・じゃあ、あんたらはお酒は飲めるかしら?ドワーフはお酒で語り合うの。まずはあたしと勝負しましょうか?ハンデとしてあんたらは二人、あたしは一人でいい。あたしに勝てたら話くらいは聞いてあげるわ」


マジかよ、飲んだことないし。

大体が蟒蛇(うわばみ)と言われるドワーフに勝てるわけない。

あんたらの話なんか聞きたくない、でもしつこいからとっちめようと言われてるのが丸わかりだ。


「アレン様、お酒は行けるクチでしょうか?」

「いや、まだ飲んだことがないのでなんとも・・・ミチルさんは?」

「嗜む程度です。ですが、ここは私がやるしかないようですね、お任せください」


ミチルも20歳だ。

酒を飲んでそんなに経つわけでもないだろうが。

彼女に任せよう。


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