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とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
第4章 四人は荒野をひた走る
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方針決めとチーム分けと・・・。

次はテッハに会いに行く。

とりあえず執務室にいってみよう。

城に入ると、ミチルと遭遇した。

うむ、ミチルに会えたのはラッキーだ。

彼女はエスパシオを使えるはずだし、テッハに着いて色々な都市に行っているに違いない。

そしてやはりちっさくて可愛い。

是非とも上手く巻き込みたい。


「おや、アレン様?」

「ん?おお、ミチルさん」

「今日はどうしました?」

「ちょっと所用でテッハさんにお会い出来ませんか?」

「アルベルト卿は、外に居ますよ、外壁工事がそろそろ大詰めですから。呼びましょうか?」

「可能ならお願いします」

「可能でなくても私が呼べばアルベルト卿は来ますが」


ミチルはなんかテッハの弱味でも握っているんだろうが。怖っ。


「それから、ミチルさんにも同席して欲しいんですが?」

「それは構いませんが」


その後、テッハの執務室にディアナも含め、全員で集合。

軽くレイチェルを一時的な仲間として紹介し、

ケリューンでの概要を伝え、

必要な物についての相談をした。

ちなみに、ミチルが議事録を取っていたため、進行も彼女だ。

テッハのミチルにしろ、ルドルフのレイチェル、うちのセニアなど副官の女性陣は優秀である。

セニアはもっぱら戦闘面でだが。


「事態はわかった、君たちのレベルアップのためなら助けない方がいいが今回は事情があるんだね。仕方あるまい、協力しよう」

「テッハさん、ありがとうございます」

「なに、アレン殿達から礼は要らんだろう、ケリューンに潰れてもらっては、我がウィリアムとしても都合がわるいし、恩を売っておくのも悪くないしな」

「アルベルト卿・・・そういうことは隠れて言うものです」

「いえ、私は気にしませんし、実際にケリューン側は感謝します」

「いや、すまん、レイチェル殿、ほんの冗談だ」

「どちらにしろテッハ・アルベルト卿、感謝いたします」

「お気になさるな。それにしても、アレン殿達がイフリートなんかに喧嘩売ってるとは思わなかった」

「いや、喧嘩売った訳じゃなく、あくまで成り行きですが」

「アルベルト卿、今はそういう話をしてる場合ではないようですが?」

「あ、すまん、ミチル、続けてくれ」


だから何か弱味・・・ま、いいか。

とにかく、ミチルは敵に回しちゃいかんってことだな。


「全く・・・ごほん。まず、ヘパイトスの火種を得るために、ドワーフで鍛冶屋を辞めた人が居ないかを探す人手が必要ですね」

「ブラミス曰く、二人は心当たりあるようだ。一人目はサルトベルクに怪我で引退したドワーフがいるらしい。二人目はテトゥルジャで最近亡くなったドワーフがいるようだ」


テトゥルジャは4つ目の大陸、大地の大陸にある貿易街だ。

炭鉱も盛んで、鉱石もかなりのレベルまで手に入るところだ。

言うまでもないが、アレン達はまだ行けるわけがない。

普通に移動したらまずタイムアップだ。


「この二人で駄目ならドワーフはかなりバラバラに点在してるらしく、手間どるだろうな」

「ヘパイトスの火種自体で探すのは駄目なんです?」

「セニア、元々ヘパイトスの火種が手に入る場所は、イラガジェン火山と魔大陸だけなんだ。他にドロップする魔物はいるが、まだ戦えないし、狙うには厳しいかな」

「加えて、魔大陸にはまだ行けないですし、イラガジェン火山のは一時的でしょうが、無くなったでしょうから」

「今は、加工後のヘパイトスリングを手に入れる方が可能性が高いわけだな」

「ところで、テッハさん、エスパシオで飛べる人はウィリアムに居ないでしょうか?」


ケリューンにもサルトベルクへ飛べる人がいるのは知っているが、

面倒だからウィリアムで用意してほしい。

ミチルを見て言うのも忘れない。

凝視だ、可愛いなぁ。

ミチル、行けるんじゃないの?


「アレン様、私を見てるのはわざとですか?」

「ん?まぁ、色々期待してるよ、ミチルさん」

「こういう話になるの分かってましたね?お察しの通り、サルトベルクとテトゥルジャには私がエスパシオで行けますよ。私が担当します。ですが、アレン殿のパーティーからも、最低一人は同行願います」


よし、流石ミチル。

狙い通りだし話も早い。

同行はそりゃそうだろう。

丸投げするつもりはない。

話し合いの結果、サルトベルク、テトゥルジャはミチルがエスパシオで飛び、アレンが帯同することになった。

アレンが一番説得に向くだろうとの意見が多かったためだ。

ちなみに、リルムにも説得力はあるが、ライルエル家の名前はもっと有効に使えるはずだ。貴族とかはドワーフには関係ない話だし。

また、ディアナは絶対、対ドワーフとの説得には向かないし。

よし、ミチルとのツーショットだ、デートだ!

いいよぉ!テンションあがってきた。


「次に、竜の火酒ですが・・・たまに貿易品で出るはずなので、ローシュ家に頼むしかないかと」


あ、ミチルは意図的に焔の珠を後回しにしたな。

手に入れるのが難しいの知ってるんだな。


「はい、ですから、私が父を通し、ローシュ家に話をします」

「ならば俺からもローシュ卿に協力を仰ごう」

「お願いします」


竜の火酒の入手方法にそんな裏技があるのか、知らんかった。

竜の火酒は通常手に入れるためには、火竜と戦う必要がある。

火酒はドロップを狙うか、作るかしかゲーム中は手に入れる方法がない。

作るのは時間的に却下。どうせ材料は火竜が落とすわけだし。

戦うべき火竜は、数種類居るが、場所に難がある。

エクストラダンジョンの飛竜の森、第5の大陸である風の大陸、魔大陸にしか出現しないのだ。

飛竜の森は火の大陸にあるが、行き方が乱数で定まるため、

行けるかは完全に運であるし、他はまだ到底行けないし。

アレンとレイチェルはドラゴンキラーを使えるが、火竜に勝てるレベルでもない。


一方、ウィリアム四大貴族のローシュ家はウィリアムに関わる貿易品を管理している。

そのため、リルム曰く、四大貴族中で一番力を持っているらしい。

しかし、間違ったことにその権力が向いたことはなく、

さらに不正などもないとの話だ。

ローシュ家には国王の血筋の者が作ったらしいし。

こちらにはリルムとセニアが向かうことになった。

セニアが行くのは荒事になった時の用心棒としてらしい。

ローシュ家が正しくとも何か起こらないとも言えないわけだし。

レイチェルはこれからケリューンで起こす水の件もあるため、

ローシュ家に顔が割れるのは避けたいので外したし、

ディアナもヒューマン同士の政治的摩擦に対して有効とは言えないためアウト。

ちなみに、テッハは立場上、表だっての同行は難しいらしく、

書面での援護射撃になるらしい。

もちろんテッハが用心棒になるわけにはいかない。


「最後に焔の珠ですが・・・どう手に入れるんでしょうか、私は知らなくて、アルベルト卿は知ってますか?」


難しいのをわかって後回しにしたのではなく、そもそも分かってなかったんだな。


「物自体はな、ただな、うーん、流石に入手は難易度が高いな」

「どうしてでしょうか?他のと同じようにまだ私達が手に入れる場所に行けないためでしょうか?」

「いや、リルム殿、『今はもう』 と言った方が正しいな、魔大陸とかにあるならまだ可能性は0じゃないんだが」

「アレン、どういうことかわかる?」

「焔の珠は、プロミネンス、

イグニートゴーレムという二種の魔物がドロップするんだ」


何故アレンが知っているんだという疑問は既にレイチェルやミチルにもないらしい。


「なんだ、方法はあるんじゃない」

「いや、問題はそいつらの出現場所なんだ。地名としては『旧アルフレッド研究所』という場所なんだが、リルム、どこにあるかわかるか?」

「うーん、わからないわ。そもそもそんな研究所、聞いたことがないわね」

「そういうことだ。俺たち老兵ならともかく、今の世代には馴染みがない名前だろうな」

「そこは、48年前、勇者レンが訪れているんだが、なんらかの装置が故障し、大事故が発生しこの世から消え去った、つまりロストエリアなんだ」


勿論、大事故が100%起こるイベントがゲームに組み込まれているわけだが。

ちなみに、旧アルフレッド研究所はゴーレムと放射線の研究施設で、

ゲーム中に行く場所でもっともハイテクな場所だ。

勇者レンは勇者の鎧の材料を手に入れるため、そこを訪れることになり、

素材を手に入れたら、魔族の横槍により、何らかの装置とした『放射線吸収装置』が暴走し、大爆発。

研究所所長のアルフレッド女史が勇者パーティーだけを転送し逃がすという仕様である。

何故アルフレッドと言った名前で女性なのかは不明だが、

実はこのアルフレッド女史は勇者の産みの親であることが、レアエンディングの一つで発覚する。


「つまるところ、ドロップする魔物はいたが、今はそこに行けず、出会うことができない。と言うわけだ」


皆、無言。実質的に絶望的だから何も話せないよな。


「そこで」

「え?アレン?」

「ディアナには、まずエルフ女王に協力を仰いで方法がないか、何かエルフ独特の魔法でなんとかならないかを当たってほしいんだ」

「分かりました」

「私もディアナさんに着いていきます、戦いしかできませんが」

「レイチェル、知っての通り、エルフと人間は仲が良くない。俺たちは平気だが、レイチェルがエルガルドに入れてもらえるかはわからないな」

「では、私は何を・・・私だけ指をくわえて何もしないなどあり得ません!」

「エルフ女王が駄目なら、別の方法も探さないといけないし、方法が有ったとしても何かアイテムが要るかもしれないし、そういうのはレイチェルに任せるよ」

「では、私はひとまずエルガルドの入口で待機します、ディアナさん、入口にお願いします」


ディアナは頷いたが、

その前にレイチェルは鎧を何か着てくれ。

追い剥ぎしたのは俺だけど。

アンダーアーマーには覆われてるが、

前がぷるんぷるんしていて気になる。

デカくはないが良い形してるな、うん。

これをルドルフは好きにしてるのか!

ちくしょう!

なんか助けるのバカらしく成ってきたな。

いや、冗談です。


「多分、焔の珠が一番厄介だ。残り二チームもゲットできたら合流しよう。とりあえず2日後、ここに集合にしよう」


と、解散となった。

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