表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
第4章 四人は荒野をひた走る
86/404

炎の魔神イフリート・・・。

二つ目の休憩ポイントは水源はあるが、かなり熱いし、有毒かは別としてガスもある可能性が高い。

そんなところでは正直休まらないし、他で野営しても半分のメンバーは見張りをする必要がある。

それならば、きちんと休むために、サキの所に帰り、丸1日は休憩をとることにする。

一人負担がかかるディアナもその方が良いと賛成してくれた。


だから、今日は戦闘も探索もしない。全員でゆっくり体を癒すつもりだ。

あの環境に体が慣れてきたということは見えない疲労が溜まっていると判断したからだ。

滞在している時間的に長くなるとディアナには悪いが、

彼女は寝ていれば大丈夫とのことだから甘えさせてもらう。

むしろディアナの肉体を一番休ませたいわけだが。

サキはカッシームで買ったスパイスを上手く使い、肉料理を提供してくれた。

これは、元気になるな、特にセニアは大好きだろうな。


休みつつも、基本的な戦略を確認しておく。

但し、イフリートがゲーム中で戦うやつと同じという前提の話だ。

リルムはいつもとアップ系魔法の順番を変える。

イフリートで怖いのは、物理攻撃より、全体への炎の魔法とブレスだ。

魔法に関してはギガまでは来るはずだし、火の深化属性も低確率でありえる。

従って、レジストを全員に、その後前衛3人にシャープネス、プロテクションだ。

シャープネスはレイチェル、アレン、セニアの順だ。

その後はヒールオールを基本に、火傷の治療もしつつ、手が空いたらメガスプラッシュにする。

ディアナに関しては、まずはダウン系をイフリートにかけまくる。

順番は、フール、レデュガード、ダウンレジストで、魔法攻撃力、防御力を落とす。

その後基本的にはメガスプラッシュ連発、必要ならレイチェルにスペシェアを考えておく。

ダウン系を使うのは初めてだが、総力を結集しないとヤバいだろうし。

レイチェルは魔力水を所持限界数の10個持たせ、無くなるまで自分で回復しつつ、スピリットキラーを連発する。

イフリートに対してアイスコフィンでのスピリットキラーはエグい。

間違いなく一番打点を稼ぐだろう。

セニアへの指示は特に必要はないだろう。任せておくのが最善だ。

雑魚が一緒に来たらすべてセニア担当というくらいか。


次の日、各々準備をし終わり、覚悟を決め、火山へ三度向かう。

リルムは既に魔力を翼に貯めだしているようだ。

準備の完了を伝えると、ディアナが静かに頷き、コンフィレンシアを唱えた。


着いた先は勿論、2個目の休憩場所。

休憩場所から出て階段をおり、

大きく曲がるとイフリートの居る溶岩ドームだ。


『ヴォォォォォォ~!』


曲がり角の途中から凄く耳障りな雄叫びが聴こえる。

これ、イフリートの声か?

かなりイケテるおじさんがCVを当てたはずだが、面影はないな。

溶岩ドームについたが、そこには、誇り高き屈強な炎の魔神イフリートは居なかった。

逞しい姿をしているはずのイフリートは

体からは黒い炎を出し、獣のように4つ足で移動する正に堕ちた姿だった。

正直哀れだが、ギャップがありすぎてドン引きだ。

もう一度けたたましい雄叫びをあげると溶岩から魔物が出て来る。


洗脳されしイフリートLv55

ハイ・ヘルハウンドLv50×2


なんか、また知らん敵になってる状態なわけだが。

洗脳している親玉がわからん以上、まずは黙らせるしかない。

そもそも、イフリートみたいな精霊クラスを洗脳出来るってどんな奴だよ?

それは後から本人に聞こうか。

それにヘルハウンドもイフリートの悪い影響か、ハイなんて付いてる知らない魔物と化してるし、デカイ上にレベルも高い。

まぁ、ここは作戦通りに進める。


リルム、ディアナの魔法チームは補助魔法をそれぞれ詠唱に入る。

リルムはしっかり翼に魔力を蓄えていたようで、流石に早い。

あっという間にレジストをかけ終わり、シャープネスに入る。

ディアナのフールもかけ終わり、その間にアレンとレイチェルがイフリートに対峙する。


二人してスピリットキラーを放つのだが、スピードが違いすぎた。

アレンはアクセルスパイクで距離を一気に詰め、そのままスピリットキラーを放つ。

その後イフリートの爪攻撃をかわしたら、やっとレイチェルが追い付いた。

レイチェルは元々素早い方ではないが、

素早さが売りなセニアとの戦いが基本になっているアレンとは戦闘スピードが違いすぎるわけだ。

流石に3手遅れだと、合わせる必要はない、

バラバラな攻撃でもとにかく削ればいいが、

セニアならアクセルスパイクにも着いてくるだろうと考えてしまう。

レイチェルがスピリットキラーを放つと、

反撃とばかりに、メガファイアが来た。

魔法を防御するのは難しく、全員がダメージを受ける。

リルムはセニアへのシャープネスを止め、すぐにヒールオールを唱える。

フールの影響もあるんだろう、これくらいならまだ、なんとかなるな。


イフリートとアレン達の戦いを見ていたヘルハウンド達も

レイチェルに後ろから襲いかかったが、

レイチェルが反応する前に、セニアが進行を妨害し、

そのままフラッシュシュートで叩き落とされる。

流石に一撃で倒すまではいかないまでも、背中はセニアに任せておけば問題ないだろう。

やはりセニアは獣を相手にすると滅法強い。レベル差があっても、複数だろうがお構い無しだ。

うちの副官はセニア以外ないな。


そうこうしているうちに、ディアナもダウンをかけ終わり、

メガスプラッシュを唱え出した。

イフリートはファイアブレスで対抗する。

ブレス、防御もできないし、全体攻撃だしやっかいだな。

大防御使うとしばらく動けないしな。


そういった調子で戦いが続く。

セニアが雑魚を倒すと、また召喚される。

が、幸いなことに、ハイ・ヘルハウンドか、ハイ・フレアリザードなので、セニアに任せておける。

流石に爆弾の塊みたいなボムボムボンや、ガス集合体のメタンクラウドは溶岩からは現れないだろう。

出た時点で誘爆しそうだしな。


イフリートは中盤くらいになると炎の腕で叩きつける攻撃を繰り出してきた。

かなりダメージがでかいように見えるので、剣で受けながらいなした。

が・・・

アッチぃ!!

ふと、手元を見ると、ドワーブンソードがチョコレートのように

どろどろに溶けていた、わ~おいしそ~!

いやいや、マジかよ!武器破壊だと?そんなんありかよ。

ゲームで武器破壊は終盤の敵が低確率で行うくらい、

しかも通常はその時には☆7くらいの武器になっており、破壊されないことが多い。

☆7以上には精霊か神かのなんらかの加護が入っているからだ。


こんなことは想定してなかった。

火傷もしたが、それはすぐにリフレッシュがリルムから来たので問題ない。

ヤベェ、全ての技が剣技なアレンは丸腰だと攻撃が出来ない、

イフリートを殴るのも、絶対火傷するから気が進まないしな。

ストアから別の武器・・・いや、ドワーブンソードの前だと、かなりランクが落ちるな、

えっと、テッハと初めて会ったときのバゼラートか!?

無いよりはましか。いっそ槍とか持ってみるか、

いや、余裕はないし、しかもストアから出すときは完全に無防備だ。

丸腰の人間をほったらかしておくほど優しくはないだろう。


万事休すか!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ