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とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
第4章 四人は荒野をひた走る
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砂漠越え1日目・・・。

夜になった。

砂漠の夜は意外と冷えるもんだ。

外套は砂嵐だけではなく、冷えにも有効なのか。

それでも春から夏にかけての今が一番砂漠越えはしやすいはずだ。

しかし乾燥はしまくっているから水分は必要なのか。


事前に攻略ミーティングは済ませておく。

まずは、魔物の説明だ。

砂漠の魔物は、独自の生態系があるからか、ここでしか会わないものが多く、さらに種類も豊富だ。

デザートデーモンというのは中級中型悪魔、

サボ・キサボ・アカサボのサボテン型植物の魔物、

ドレイクの強化版であるドレイクナイト、

鷹型魔物のデザートイーグル、

虫系も、サンドワーム、レッドスコーピオン、アントライオンと多岐に渡る。

アントライオンは本当にライオンなわけではなく要するに蟻地獄を英語にしただけが。


スキル、ドロップともに魅力的な敵もそれなりにいる。

デザートデーモンが落とす砂塵の槍は今後増えるであろう重戦士用に欲しいし、スキルも悪魔斬りという対悪魔種へのダメージ強化攻撃はラーニング出来る。

実はゲームでも種族への特化攻撃が登場するのはここが初めてである、ゲーム中にラーニング出来るかは別としてだが。

通常、勇者一行は人間種なので余り脅威には感じないが、

うまく弱点を突く種族に使えば攻撃力は2倍以上になる。

今後、悪魔種と本格的に戦うのはまだ先だろうが、覚えておきたい。

まぁ、その技を悪魔種であるデザートデーモンが使えるのはどうかと思うが、きっと中級悪魔はパワハラとか、軋轢が凄いのだろう、それ対策だよ、多分。

まぁ、人間種にも悪魔斬りを関係なく使ってくるデザートデーモンの頭の悪さがパワハラされる原因だろうが。

いや、パワハラがあるかはわからないが。


他にはドレイクナイトが良い武防具をドロップし、さらにフレイムガードを使う。

フレイムガードは、既に覚えているリーフガードの属性違いで、防御力と木属性の耐性を同時にあげる技だ。

その他、素材も結構あり、デザートイーグルの黄尾羽はその他の素材もかなり必要になるが、終盤防具の虹色の衣などに必要不可欠だったり、

サボ系は回復アイテムになる素材を落とす。上級な回復薬も作れるはずだし、買うよりは断然安いから稼いでおくのも手だな。

でもなぁ、パーティー内に薬師がいないからな。

流石に鍛冶屋のブラミスでは作れないだろうし。まぁ、素材だけ集めて後で考えようか。


注意を要するのは虫系。砂の中からの不意打ちをかなり受けるし、後衛もお構いなしに襲われるし、

更に猛毒、衰弱などの状態異常を引き起こし面倒だ。

とは言え、デザートデーモンやドレイクナイトも鋭い武器を振るうし、当たったら痛いのは間違いない。


という説明をかいつまんでしつつ、エンカウントについてはセニアとサキと認識を合わせておく。


「まぁ、無理に戦いの回数を増やすことも、戦いを長くすることはないよ、先にケリューンに無事着くことが大事だ」

「わかったわ」

「数日いるんだから、頑張らなくても、スキルもドロップもそれなりにうまく行くだろうしな、サキ、最短距離でいこう」

「わかったわ、でもアレンとセニアは体力温存でいく必要もあるわよ、焦らずじっくり行くわね」

「サキの言うとおり、急いで砂漠を抜けようとすると体力が持たないわ、前衛は特にね。傷は私が治せるけど疲れは十分注意してね」

「確実に無事に渡るなら、なるべく疲れないことということだな、わかった。ダメージとかよりそっちを気をつけようか」


疲れとか体力というステータスはないが、所謂、体調管理だ。

リルムが言ったのが正しいだろう。

歩きだしすぐにサボ軍団に襲われる。


サボLv33×8

キサボLv33×3

アカサボLv34


無駄にわらわらと多いわ。

因みに、緑、黄色、赤の順に強くなり、個体数も少なくなる。

熟れているのか。

とは言え、アカサボが最上種であり、ここしかでないわけであまり強い種族ではない。

トゲ飛ばしがダメージ量はともかく痛いし、遠距離攻撃だし、かなりうざったい。

植物だから燃えるかと思いきやあまり、効果はない。

生木だし、水を蓄えるサボテンだからな。

分かったこととして、いつもならセニアが縦横に大暴れするわけだが、慣れない外套と砂靴のせいで動きが鈍い。

それはアレンも一緒だ。戦闘中に移動すると地味に砂地に足をとられ、無駄に疲れていく。

これは予想通りだ。

やはり打点を稼ぐ戦い方じゃなく、堅実に行こう。

一方、後衛は相変わらず元気だ。

リルムは砂靴を履いてはいるが砂漠ではずっと浮かんでいるため必要ないかもしれないし、

ディアナに至ってはそもそも戦闘中に全く移動しない戦いの方が得意なくらいだ。

そのため、アレン、セニアは派手な動きを避け、一度敵の近くに移動したら、倒すまで一点集中し、

敵が寄ってきたら待ち基本のカウンターを仕掛けるようになった。

ダメージの基軸はディアナのリーフランサーになり、

結局、サボ一味はディアナが一掃した。


サボテンの皮×8

サボテンの果肉×4

サボテンのトゲ×10

25フィル


サボの色が違ってもドロップは変わらない。どれも薬の材料だ。

一回の戦闘で落としすぎだろ。

果肉は焼いて食えるが特に食いたいとは思えないし必要はない。


「戦闘時間、明らかに長くなったな」

「アレン、あんな感じでいいかな?もう少し動いた方がいい?」

「いや、今くらいで倒せてるなら問題ないね。跳び跳ねてもかなり疲れるはずだし」

「体力的には私は余裕だけどなぁ、まだ始まったばかりだし、慣れないけど抑えるわ」

「うん、俺もだな、敵の懐まで切り込むのがダルい、遠距離攻撃しつつ、待ちが基本かな」

「それがいいかもね」

「ディアナ、魔法は使用回数が増えるかもしれないが、大丈夫か?」

「全く問題ありません、自然回復力の範疇内ですから」

「そうか、頼む」

「じゃあ、私も二人にかけるアップ補助はあまりいらないよね?」

「さしあたりな、ディアナにワイズアップが優先だな。ドレイクナイトのときはプロテクション、スプラッシュを頼む」


何も回りにないため、戦闘をすると方向を見失いがちになる。

サキがしっかりと馬車を進行方向に向けているから助かる。

しかし、ウマも歩きにくいのかいつもより遅い。

そう言えば機械仕掛けのゴーレムだ。足の間に砂が入って起動不能とかにはならないのだろうか。

サキが心配してないなら大丈夫なんだろう。健脚だ。


ひたすら長い道を進む。

おしゃべりしながら行きたいが、余分な体力は食わないに越したことはない。


ドレイクナイトLv35×2


ドレイクに比べ、デカイし、装備も立派だが、鈍い。

地面が砂だからだろう。

なかなか動かないで重い一撃を繰り出すのだが、

しっぽでなぎ払う攻撃なんかは、遅すぎてどうぞ攻撃してくれと言っているようなものだ。

お互いに動かないわけにはいかないので攻めることにする。

近づいた所に大振りな一撃が来るが、アレンもセニアもなんなく避ける。

それぞれアレンは白蓮剣、セニアはスクリューブローを中心に戦い、

リルムとディアナはスプラッシュを使い、敵の体力を削る。

スプラッシュを使いたいのはダメージよりも目眩ましだが。

戦闘時間は長くなったが、危なげなく終了。

問題は疲労だ。

ドレイクナイト戦では結局動いてしまっている。

砂地のせいで地味に足に来る。

いっそ、ディアナにメガスプラッシュを基軸にしてもらい、そちらで大火力を確保するか。

連発は厳しいかな、でもギガが使える木属性は耐性的に意味がないなぁ。

フレイムガードは一度も使ってくれなかったからギガリーフランサーで誘発させるのもありだが、

倒すという意味で決定力に欠けるな

ドレイクナイトだけならともかく、他の魔物も一緒だと尚更課題が残る。

最悪なのはアントライオンとの組み合わせだな。

足場は悪くされ位置もずらされるし、ドレイクナイトは居るしで心も体も疲れてしまいそうだ。

まぁ、ゲームでドレイクナイトが他の魔物と一緒に出ることはないので、危惧しすぎか?

でも可能性はあるよな。考えよう。


スネークソード☆4

コアプレート☆4

454フィル


ドレイクナイトのドロップはランダムであり、当たり外れがある。

当たりでも☆5はなかなか出ないし、☆2や3もあるので、

☆4は十分に当たりだ。

スネークソードはなかなかに良い武器ではあるが、

歪曲し、緑の刀身と蛇の形をした柄はかなり格好が良い。

同じような武器はインドやパキスタンにタルワールというのがあるはずだ。

慣れれば、歪曲した形状は人を斬りやすい形状らしいが、直線刀とはそもそも剣の抜き方、さし方、引き方、全てが違う。

アレンには使いにくいだろう、ブラミスに持っていこう。

コアプレートも守備力的にはあがるのだが、アレンにしろセニアにしろ重すぎる。

使い方は素材にしろ、まだ見ぬ重戦士用に取っておくにしろ、売るにしろいくらでもあるし。


他の魔物とも交戦したが、やはりドレイクナイト以外は待ち基本でやれそうだったが、

アントライオンは弱いくせに流砂を使い、陣形が崩れるからうざったいし

デザートイーグルは自由に空から来るから地面が砂とかは関係ないからとてもうざったい。

また、この日はデザートデーモンには会わなかった。

従ってラーニングは成果0。


そしてもう一つ課題が見つかった。

昼夜逆転生活だ、普通は眠くもなってくる。

アレンは意外と徹夜経験があるため大丈夫だ。

受験勉強なんかでは夜遅くなる経験はまったくなかったが、

読書やゲームでは日が跨ぐことはザラにあるし、天体観測はそもそも夜やることだし。

ディアナは『睡眠ですか?特別、取らなくても大丈夫ですが・・・取らないと魔力の回復が悪くなるだけなので寝ますが』

と宣った。

寝なくても食わなくても大丈夫とは、それはもはや植物ですやん。

サキも全然、平気らしい。猫は夜行性なところあるし、

そもそも戦闘中の超短時間で寝れるサキは昼だろうが夜だろうが大丈夫みたいだ。

戦闘時間延びてるから余計にサキは寝れるはずだし。

しかし、リルム、セニアは夜は眠そうだった。

特にリルムだ。半分鳥だからか、後半は戦闘解消時に居眠りをしていることもしばしばあった。

密偵時とかに困ることはなかったのか心配になるが、

翼を封印すれば人間とほぼ同じなんだろう。密偵時は人間だとすれば、多少の夜更かしは大丈夫なんだろうか。


こちらも対策を考えておく必要があるな。

明日以降の課題だな。

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