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とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
第4章 四人は荒野をひた走る
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カッシームを出発・・・

案の定、あまり眠れなかったわけだが。

夜はとても涼しかったが、朝は早くから気温があがっている。

砂漠とかに見られる気候みたいだ。過ごしやすいとは言えない。


とりあえず、朝ごはんだ。

寝てない、腹減ったでは戦は出来ぬ。

ディアナ以外はすぐに起きた。

ディアナも朝は苦手ではないらしいが、アレン達の方が早い行動になっているらしい。

着替え、装備を整える。

ディアナは男のアレンが居ても関係なく着替えようとしたが、

リルムに一端部屋から出ていて?と言われた。

昨日風呂上がりに見てるけど何を今さら・・・

いや、恥じらいは大事だ、うん。

そういや、セニアもリルムも着替えはアレンから隠れてやってるな。

そのうちどうなるかは分からないけどね、ぐふふ。


朝食はカフェのようなところでパニーニのような物を食べた。

中はふわふわで外はパリっとしており、塩気のあるベーコンと、ソースがかなり合う。

そして飲み物はかなり甘い紅茶のようなものだ。インドであるチャイみたいな感じかなぁ。

朝は甘い物、夜は辛いものが普通なんだそうな。

確かに朝は脳が糖分を必要とするんだろう。


まずはテッハと合流することにする。

街を歩いて探すがなかなかいない。

あんな目立つおっさんなのに。

港とは反対側、街の南側入口まで来て、キョロキョロしていたら、若い兵士に呼び止められた。


「もし。あなた方がアレン殿一行でしょうか?」

「そうだが?何か?」

「申し遅れました、私はアルベルト様の部隊におります、サクヤといいます」


兜をとって一礼した。お、女だ。

それなりに可愛い。

それなりと言っても普通には可愛い部類だろうが、パーティーメンバーのせいで目が肥えてしまった。

サクヤはクラスに一人はいるくらいの可愛さだ。


サクヤ・ヒナギク

16歳 ヒューマン 女

Lv15 一般兵☆2


ずいぶん和風な名前だな。

ヒューマンとある。年の割にはかなり幼く見えるし、レベルも低い。


「探しました、アルベルト様から言付けがあります」

「はぁ。それでアルベルト卿はどこに?」

「先に進んで待つとのことでした」


いや、テッハ、早くね?

ウィリアムを出たときにはまだオードリーにいたんだよな。

カッシームまでの船旅は変わらない時間かかるだろうし。

それがすでにカッシームを出てるのかよ。

戦士のテッハにはエスパシオは使えないだろうしな。

しかも一人で砂漠越えかよ、やりかねないな。

まぁ、部下なりは連れてるだろうが。

貴族だし、個人用船とか持っているのかもしれないな。


「そうか、ありがとう。で、テッハさんはなんて?」

「はい、ガルハック地下洞穴にて待つとのこと。場所はクード側の地下2階南西の小部屋とのことです」

「ありゃ、クード側のガルハック地下洞穴か。じゃあ、砂漠までは行かないのか」


既にサキが砂漠越えの準備をしているはずだが、まぁ、腐らないらしいし、いいか。

きっと後で使うだろうし。


「アレン、場所わかるの?」

「なんとなくな、マップは頭にあるからわかる。ただ、そこは、行き止まりのような気がするが」

「それから、カッシームで大量にホウリクッキーを仕入れてから来るようにとの話でした」

「ホウリクッキー?・・・まぁ、とりあえずありがとう」

「リルム、ホウリクッキーって?」

「カッシームの名産ですね、甘酸っぱい果物を使ったクッキーで美味しいですよ」


よくわからないアイテムだが、リルムは知っているみたいだ。

また例によってアイテムではなく、日用品の部類だろう、ゲームでは買えないから知らないわけだ。


「アレン殿、私はアルベルト様から途中までの道案内を仰せつかっております。この後はどうされますでしょうか、すぐに出立でしょうか?」

「案内?」

「はい、私は御者です、砂漠越えには馬車は必須ですから」

「なるほど、テッハさんは知らないんだな、そうか。サクヤさん、僕らには優秀な御者と馬車がすでにある。だから案内は大丈夫だ」


レベル的にも足手まといになるのも間違いない。でもだから帰れとは言えないが。

強ければ仲間にしても・・・いや、ヒューマンは辞めよう。

ディアナはアレン以外のヒューマンを仲間にいれるには良い気分しないはずだ。

余程の能力がない限り、必要ない。

御者としても、そもそも、サクヤは一般兵で色々雑用をやる兵隊だ。

メイド中にも御者の力を認められ、かつメイドを辞めて御者専任をしているサキに能力的に勝てるわけがない。

可愛さ的にも前述の通りだ。


「そうですか、わかりました、仕方ありません、では私はこれで失礼いたします、お気をつけて」

「ああ、ありがとう」


なかなかに聞き分けがいい。

テッハから深追いは不要とでも言われてそうだ。

進む方向も分かった。


後は、普通に準備だ。

言われたとおりのホウリクッキーは直ぐに見つかった。

ホウリって、鳳梨なわけね。要するにパイナップル。

パイナップルを蜜漬けにしてクッキーに練り込んでいるらしい。

確かに旨いが、本場ハワイのやつよりパサパサしている。

ハワイみたいに南国というよりは砂漠気候に近いからかもしれん。

これは恐らくルーアへの手土産という意味が強そうだ。

安いし買い込もう。観光客か。

荷物としてはサキに渡しておけば大丈夫だろう。


次は魔法具屋にいく。

魔石はまだ無理だが、アクセサリーやらには手が届くだろう 。

耐属性付き、耐状態異常付きなんかは持っておいて、必要に応じて変えていけばいいし。

ちなみに、アクセサリーは同じ部位で無ければ複数付けられる。

例えばイヤリングを二種はダメだが、イヤリングとネックレス、ネックレスとアンクレットとかなら可能だ。

リルムのスカイリングは指輪だが、指輪カウントされないらしいし。まだ、付けれる要素はある。

あまりじゃらじゃら付けても邪魔だから今は複数つけていないが。


「どうする、アレン?買うもの決まった?」

「とりあえず、リルムにはパラライチェックは買っておくかな、砂漠には麻痺を使う敵が多いからな」

「分かった」

「ディアナはマジカルバングルでいいか」

「はい、大丈夫です」

「セニアは、スパイクアンクでどうだ?爪攻撃時に足での蹴りも使えるようになるはずだ」


チェック類は状態異常対策だ。砂漠からは遠距離攻撃もしてくる。

勿論、後衛のリルムも標的になる。

リルムに麻痺られると途端にピンチになるだろうし。

バングルは繋がっていないブレスレットみたいなもんだ。

攻撃魔力があがるし、詠唱も早くなる、魔法使いの基本装備だ。

スパイクアンクはトゲ付きのアンクレット。

そろそろ足技を覚えてもらってもいいだろう。


「闇耐性の法具はあるかな?」

「ああ、オニキスピアスならあるが・・・」

「ピアスか」


オニキスは、古来より魔除けや邪気払いとして重用されていた宝石だ。

アレンは勇者になれるなら光に属しそうだ。闇耐性の法具は欲しい。

悪くはないんだがピアスをつける趣味はない。

まぁ、急いで買うこともないか。


「悪い、趣味じゃないな。出直すよ、とりあえずはオニキス以外を貰おうか」

「毎度。全部で12000フィルだ」

「いいの?アレンは無くて」

「ま、無駄に買ってもな。必要に迫られてからでもいいしな」


買ったアクセサリー系は長く重宝するしな、金はある。

武器屋は必要ないしいいや。


「さて、行くか!」

「はい」

「よし、頑張っていこう、暑いけど」


カッシームの南側の出入口でサキと合流し、まずはキリアルを目指す。

その後は、クードまではいかないことを伝えるとサキは「そう、分かったわ、とは言え、暑いから体調に気をつけてね」とだけ言った。

特別ショックを受けているとかそういうことはないらしい。

サキは仕事人間だなぁ。


「サキ、キリアルまではどれくらいかかるかわかるか?」

「荒野を走るからなぁ、早くは移動出来ないかな、夜は休むとして、そうね・・・3日くらいかな」

「分かった、よろしく頼む」


出発だ。ディアナの戦いぶりもチェックしたいところだしな。


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