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とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
第3章 三人衆は戦いの日々へ
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エルフの国で引き続き訓練してみた(前半)

夜。食事をしながらセニアからギルとの戦いについて聞いてみた。


「うーんよくわからないんだ」

「え?戦ったんだよね」

「うん、ギルさんはさ、槍使いで魔法は使わなかった。それはわかるんだ。使えるのかはわからないけど。でもなんでああなったかがわからないの」

「確かに、セニアが膝付いて肩で息して、ギルさんは全く無傷だったしな」

「ギルさんには攻撃は当たってると思うんだ」

「思う?」

「うん、でもびくともしなかったんだよ」

「セニアには手応えはあったの?」

「うーん、反動はあったんだけど、あそこまで足から体まで動かないっていうのが、なんか腑に落ちないなぁって、結構全体重乗せて攻撃していたんだけどね」


セニアの打撃はかなり重たい。

連撃を無視した一撃の威力なら、アレンより全然上だ。

しかも多分的確にダメージを与えるような技を出しているはずだ。

後退りなりくらいはしそうだ。

そういう戦闘センスはウェアタイガーであるセニアはピカ一なはずだしなぁ。

後あり得るのは、セニアが殺しちゃいけないって無意識に力をセーブしたか。

それにしてはギルが無傷はおかしいか。


当たった反動があるなら、例えばミストのように攻撃がすり抜けるわけではないようだ。

となると、ギルはとてつもなく硬い外皮があるか、魔法で壁を作っているかくらいになる。


「それに、ギルさんの攻撃も見切って避けたと思っても予想していたのとは違うところから打撃が来るのよ 、どう言ったら良いかな・・・見えないところから打撃が飛んでくる感じ?」


?って言われてもなぁ。

テッハのスラッシュも似たようなもんだけど、あれは重戦士の特殊スキルだ。

槍でそんな技あったかなぁ。

とりあえず言えるのは、セニアに見えないならアレンにも見えないだろう。

おそらく動体視力の問題ではなく、攻撃の方向を錯覚させる何かがあるんだろう。

とにかく、ギルの戦い方は今までの常識から外れているみたいだ。

興味が湧いてきた。

明日は戦いに参加してみよう。

とりあえずは寝ようか。


------------


次の日もほとんど同じように過ごした。

まずは朝ごはんを食べ、マジャルのところで魔法の勉強をする。

ギルは顔を見せなかった。まぁ、午後会うのだからよいだろう。


「アレンちゃん、トネリコは咲いたかい?」

「まだみたいですね」

「そうかい、焦っても仕方ないねぇ」

「すみません」

「謝らなくていいよ、さて、今日はどうするかねぇ・・・まずはやはりアレンちゃんの魔力の有無を確認しようかね」

「魔法は打てないのでどうしましょうか」

「そうじゃな・・・何でも良いから魔力を使う技を見せてみるんじゃ」

「魔力を使う技?属性付与攻撃とか、ラーニングした技でも良いです?」

「十分じゃよ、では、そこの壁をターゲットにすると良いからな」

「わかりました」


まず、アレンは壁に向かって火炎弾、烈風波を遠距離から放ち、距離を縮めて、地砕斬、さらにリーフガードをやってみせた。


「こんなところです」

「・・・え?」

「あのぉ、マジャルさん?」

「・・・あ、す、すまんのぉ、びっくりしたわい、アレンちゃん魔力は確かに持っておるが、それよりも風と土属性の両方を使えるのかぇ?さらに火も?まぁ、補助の木属性はともかく」

「え?」

「確かに!何気なく気にしてなかったけど、そうだわ!」

「え?リルム、何の話?」

「おや、知らないのかぇ?いいかい、通常、攻撃魔法は主属性のものだけしか使えないんじゃよ、上手く複属性を持てたとしても、その属性を足して2つ、光か闇を足せても3つの属性までが普通じゃよ、まぁ、複属性持つ時点で普通ではないがな」

「あれ?でもリルムも色々な属性の補助魔法使えるわよね?」

「セニアちゃん、攻撃魔法はって言ったじゃろ。補助魔法と回復魔法は一応属性分類されておるが、実質意味はないんじゃ。体に直接魔力が作用するからの」

「なるほど」

「昨日アレンちゃんが言ったように、魔法はエクサ系とゴッド系に分かれる。そして、それぞれの中は三竦みじゃから、隣り合う魔法は一緒には出せないんじゃ」

「要するに、火属性の魔力からは水も木も出せるわけないし、風属性からは土属性や雷属性は出せないのよ、あたしも火属性攻撃魔法は使えないし」

「複属性として持つなら別の体系じゃな、エクサ系から一つ、ゴッド系から一つ、光か闇のどちらか一つで最大3つは持てる。じゃが、複属性をもつには厳しい修行をしないといかん」

「その決まりを無視できるのはハイエルフだけじゃよ、女王様はは主要6属性と闇属性を操れるんじゃ、魔力の質と密度が普通と違うんじゃ」


女王半端ねぇな、チート臭がする。

そうか、確かに、気付かなかった。

ゲームでもそうだった、魔法使いを最強にしても火属性と土属性を持つのが普通だった。

たまに水と風の場合もあるが。

でもラーニング技に関して言えばそんな決まりはないんだが、使う魔力が一緒なら理屈は一緒かもしれない。

ちなみに雷は魔法使いではなく、味方では勇者の専売特許だ。

あれ?ちょっと待て、ゴッド系の風属性付いた時点で雷属性覚えられない?

マジ?え、勇者に成れないじゃん。

いや違うか、勇者の技が使えないだけか?


「じゃからかもしれんよ、アレンちゃんが魔法を使えないのは。属性が色々使えることで互いに邪魔しとるのかもしれん」

「どうすれば?」

「まぁ気にしないことじゃ。一つの属性を使い込み、鍛えるのも手じゃが、おそらくそれも魔力バランス的にあまり良くないじゃろ」

「なんかもっともだけど、どうすれば・・・」

「どうせなら時間かけてでも色々使えるまで魔力を増やすのも手かもしれん。本当にそれが原因かはわからんし。」

「うーん、属性付与を極めるか。あとはラーニング技だけで乗り切るか」


冒険が進めば、ラーニング技だけでかなりの数や種類がある。攻撃や回復も含めてもやっていけるはずだ。


「ま、まずは特訓だね、今日からは3人とも魔力量と密度をあげていこう」

「はい、何をしましょうか」

「床に魔方陣があるじゃろ、あれは魔力を封印するための物じゃ」

「封印?」

「そうじゃ、この中に入るとお前さん達の体から魔力が漏れなくなる、まずは体内で魔力を循環させる必要がある。まぁ実際は真ん中に座ってひたすら瞑想をするだけじゃ」

「ええ~つまんないなぁ」

「まぁ、セニア、しょうがないじゃないか」

「瞑想中には頭の中で魔法を使うイメージをし、何でも良いから詠唱をひたすら繰り返すんじゃ。ワシは色々気を散らしように邪魔をするが、集中するんじゃ。これは静の訓練じゃ。」

「静の訓練?」

「そうじゃ、静の訓練は乱れた魔力を整え、流れを良くするんじゃ。まずは昼まではやるぞい、終わりの合図は魔方陣を消すからな」

「長い・・・」

「終わったら動の鍛錬もするでの、動の鍛錬は魔力をひたすら込めて魔法を形成、魔力を酷使するんじゃ、こっちはあまり時間がかからん。」

「魔法が使えない俺はどうすれば?」

「心配しなくてもワシが強制的に引っ張り出すでの、大丈夫じゃ」

「なんか怖いんですが」

「心配はいらん。この二つを繰り返せば、魔力量、密度は劇的にはあがらないが、確実にあがるはずじゃ」


3人で魔方陣に入り、円になり座った。

座りかたはなんでもいいらしい。

・・・


詠唱か、・・・風属性初級魔法ブリーズは

『風の精霊よ、我が声に応え、囁きとしてその力を示せ』


だそうだ。風属性を使えるエルフにマジャルが聞いてきてくれたらしい、

そう言えばマジャルは何属性なんだろう?

それに詠唱ってエルフ語でもヤパナ語でも、もっと言うと日本語でも一緒なんかなぁ。


まぁ、いいや、集中しよう。

マジャルが何かうにゃうにゃ言っているが妨害だろう。

放っておこうかな。

あれ?マジャルの言っている言葉が分からなくなった。

ま、いいや、集中しよう。

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