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とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
第3章 三人衆は戦いの日々へ
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特訓をしてもらってみた

やはり、セニアは敵に回してはいけない。

まずはそう思った。

アリアナ付近ではゴブ一体ですら苦労していたのが嘘みたいだ。

亜人は成長著しいらしい。


セニアと初めて戦ったが、まず体力が違いすぎる。

テッハはアレンには疲れてみようと言った。

まずはセニアの練気が先かと思ったが、先にアレンがバテそうだ。


かわすなと言われてもしばらくは癖みたいにかわすし、

攻撃も重たい。

とは言え、木刀だとセニアからしたら得物が違うから当たりにくいし、

当たっても防具あるから大丈夫だけど、あれがバトルメイスだったらと思うと怖い。

そしてあの胸だよ!あれは凶器だ。

常にぶるんぶるんじゃないか!

見ちゃうよね、どうしても。

いや、イヤらしい意味じゃなく、痛くないのかなと心配になってだよ、クーパー靭帯切れると形崩れちゃうし、うん。


しかしながらアレンも攻撃を出す。

主に腹を目指しての攻撃だ。

テッハ曰く、まずはタイミングを合わせて腹筋に力を入れる練習かららしい。

そこから力ではなく、生命力そのものを貯める訓練をするらしい。

だからセニアも攻撃を受けながら、力をお腹に入れるわけで、元から引き締まってるのにシックスパックになったらどうしよう。

あのスベスベでちょっとぷにぷにしてるのがいいのに。


時間にしてはおそらく1時間も戦っていないはずだ。

だが、足に疲労がたまっている。

運動不足ではないはずだが、セニアは敵ではないし、戦闘でもないから、重力的なメリットが働かないだけかもしれない。

いや、ボクサーだって、ウルトラマンだって3分だ。通常の戦闘でも動きっぱなしではないから動き続けてでは十分長いのかも。


昼休み。昼食を取りながらテッハがアドバイスをしてくれた。


「めくりはな、目で見てから動くんじゃ遅いんだ、なんでもいいから感じるんだ、相手がどう動くかを考えて、先手を打たないと間に合わないんだ、まだ無駄な動きが多いのを認識すべきだ」

「え、えぇ・・・わかりました」

「まぁ、無駄な動きしてる余裕がないくらいに肉体を酷使するんだ、そうすれば自然に最低限の動きが身に付く」

「はぁ、頑張ります。セニアはどうです?」

「まだまだな感じだな、セニアさんはもっと実戦に近い方が向いているかもな、よし、昼からは俺が相手になろう」

「はい、ありがとうございます、でもアレンはどうするんですか?」

「アレン君は後で教えるが、歩く練習をしよう、ひたすらな、目処が付いたら俺と戦う。君たちは二人、俺は一人だ」

「わかりました」


メアリーが作ってくれたレモネードのようなものは疲れに効くらしい。さっぱりしていて旨かった。


昼間からはアレンはひたすら足の運び方と、重心の取り方会得するため、左半身に重りをつけてよたよた回転しながら歩いていた。

右利きだから敵の左側からの方がめくりやすいらしい。

剣道をやっていたアレンにはなんとなくわかりやすい。摺り足も歩法の一つだ。

しかし、これは多分、筋肉痛になるパターンだな、普段使わない筋肉にも負荷がかかっているのがわかる。


そしてセニアは、テッハにより木に縛り付けられ、手足の自由が利かない状態になっていた。

テッハさん、多分これは実戦に近くないです。

そして端から見たらヤバい光景です。倫理的な意味で


「いいか?攻撃する前に必ずその

体の部位に意識を集中するんだ、俺は腹部にしか攻撃しないから、タイミングを図るんだ」

「はい」

「ダメージが蓄積したら傷薬を使うから申告するように」

「わかりました」


そんな訓練を2時間ほどしただろうか。

アレンもセニアもボロボロだった。アレンは疲れ、セニアはダメージ。


「アレン君、頃合いだろう。俺に向かってきなさい」

「は、はい、い、いきます」


テッハの大きな攻撃モーションを見ながら自然と風圧の変化が一番大きいところがわかった。

そこの下に左足を踏み込み、テッハに接近、そのまま体に力を過剰に入れないように勢いに任せ、右側から反転。

テッハの背中側に回り込んだ。


「で、出来た!」

「よし、今の感覚だ。疲れているから無駄に力が入らないんだ、後は常時そういう動き出来るように感覚を研ぐしかない、これがめくりだ。」

「アレン、おめでとう、でも私はまだみたい」

「いや、そんなことはない、セニアさんも練気を覚えつつある」

「え?本当ですか?」

「まだ、力を入れすぎている感じは否めないんだが、徐々に疲れてきて力が入らなくなってきているのは判るね?」

「はい」

「でもダメージは変わっていない、傷薬の使用頻度が変わっていないからね、でも実は最初より力を少しずつ足していっている」

「じゃあ?練気使えてるんですか?」

「まぁ、無意識で使うにはまだまだだ、アレン君と一緒だ。疲れてきたときの動きをいつでも出来るようにするしかない」

「少し休憩したら、実戦にいこうじゃないか」

「わかりました、お願いします」


昼からは2対1とは言え、実力差を思い知った。

まずは当たってもダメージになってないみたいだ、これが練気か。

後は剣の振り方だ。遠心力を上手く使う、重心を振れさせない、重戦士の戦い方だが、参考になる。


うん、頑張って強くなろう。 技だけじゃない、色々まだまだだ。


リルムが夕方に帰ってくる頃にはヘトヘトになってしまった。

あぁ、腹へったなぁ。

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