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とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
第2章 一人よりも二人が良い
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事後処理をしてみる

「色々とやること?」

「はい、まずはあのエルフを保護します。また、盗賊団のことを報告しないといけません」

「そうね、早く助けよう」

「待ってください、助けるとかなり気が立っているはずです。エルフ語が判る者を呼んでいます。合流してからにしましょう」

「呼んでいる?」

「あ、はい、あなた達がピートと戦っているのを見て、あなた方ならバイアールと戦えると思い、ライルエル家に応援を要請しました」


見てたんかい。

それにしても連絡って、電話も無いのにどうやって?

まぁ、方法は後で聞こう。

スマホ持ってますか、なんて聞いてもわからないだろうし。

まぁ、エルフ語に関してはフラウがいるから大丈夫だが。


(アレン、私出ようか?)

(うーん、ちょっと待ってて)


フラウを意識したら問いかけてきたが、今はいい。

というか、フラウに翻訳してもらうにしても魔法力が枯渇している。


「応援が来るまで話をしましょう、それにあなた方は、懸賞金を受け取れますし」

「懸賞金?」

「あら?知らなかったんですか、この盗賊団には全員懸賞金がかかっています」

「まじか、でもなぜ?帝都ウィリアムは積極的に捕まえたいわけではなかったのでは?」

「懸賞金をかけているのは、ウィリアムじゃなく、ライルエル家単独です。引き渡しも大変でしょうから、呼んであるライルエル家の者がそのまま引き取ります」


ちなみに・・・と、セニアが、小声で補足してくれた。

懸賞金は個人で掛けようが、最終的には帝都ウィリアムに拘束される。

そのため、憲兵、兵士に渡せば懸賞金は支払われるようだ。

捕縛用ロープといい、この世界の対犯罪システムは良くできている。


「そうなんだ」

「ですから私には懸賞金かかっていないんですよ」

「それはいいが、ライルエル家はなぜ懸賞金をかけていたんだ?そもそもライルエル家ってどういう ?すまない、記憶が無いため、疎くてだな」

「記憶が?大丈夫ですか?腕のいい医者を紹介しましょうか?」

「いや、いい。戦闘や生きていくには困らないから」

「そうですか」


「では、そこらへんも含めて改めて自己紹介しましょうか。ライルエル家が懸賞金を掛けた理由は後程説明します」

「改めまして、リルム・ライルエルです。歳は19歳です、種族としてはフェザーフォルクになります。ジョブはクレリックです」

「え?フェザー・・・羽ないですよね?」


セニアも同じことを疑問に思ったらしい。

そうだよな、フェザーフォルクは翼と、容姿端麗、絶世の美人が特徴だ。

リルムは翼もないし、確かに美人ではあるが、絶世の美女には属さないだろう。

クラスに一人はいるマドンナ止まりくらいか。

悪いがセニアの方が美人だ、おっぱいもセニアの完勝だ。


「今は封印をしています。密偵していてフェザーフォルクだとバレるのは目立つので」

「封印?」

「はい、取り外しは出来ませんが、体の中にしまうことが出来ます。そういう魔法があります」

「便利だね」

「ただ、翼をしまうと魔力がかなり抑えられるので通常はしません」

「そうか」

「戦闘的には、回復魔法、補助魔法が得意です。先程も言いましたが、属性は水です。アップ系なら水属性以外でも出来ます」


水属性は、火属性には強く、木属性には弱い。


「武器と、攻撃方法は?クレリックだと殺しは出来ないだろう」

「はい、人は殺めてはいけないです。ですが、魔物とか不浄者は倒せます」

「そうなんだ」

「武器は鞭を使います。が、あまり攻撃力が高いわけではないので、基本は補助になります」

「わかった」


「ライルエルと言うのは?バイアールが貴族だと言っていたが」

「ライルエル家は帝都ウィリアムの4大貴族のうちの一つで、わたしは跡継ぎです」

「主な業務は、王族、貴族の監察です。今回のような密偵、潜入もライルエル家の使命です」

「ライルエル家は唯一王族、大臣格まで含めた逮捕権があります」

「今回の盗賊団の原因が帝都ウィリアムの新薬にあるのは知っているのか?」

「もちろん、ですが、当時の国王は崩御していますし、大臣も変わっていますので、どうなるかはわかりません」

「そうか」

「アレンさんたちはどう言った目的で盗賊退治を?」


かいつまんで話をした。

セニアがアリアナ出身であること、アレンはアリアナで世話になったことなど。

旅の目的も簡単に話をした。魔王討伐とまでは言わなかったが。

それはまだもう少し後にしよう。

あとは、勿論、アレンが別世界から来たことも伏せておいた。


ひとしきり話を終えたが、まだ援軍は来ない。


「まだ時間がありますからドロップの回収しますか」

「いいのか?貴族としてそういうのを見逃して」

「構いません、あなた達の戦利品ですから」


小道で戦闘をしていたときからのドロップがそのままだ。

リルムからも許可出たから手分けして拾うか。

よく考えてみるとリルムに許可を取る必要はないわな。


集めてみるとやはりかなりいい稼ぎだ。

人間が素材を落とさないのはわかるが、完全装備品だけは凄い。


鉄の槍☆2

アイアンフィスト☆3

鉄の鎧☆3

アイアングリーブ☆3

シャープエッジ☆3

バトルメイス☆3

エナジーワンド☆3

シルバースタッフ☆4

36854フィル


鉄の槍はもう一本あるし、今装備できる仲間もいないから売り。2400フィルなり。

ゴーリが使っていたアイアンフィストも汗臭そうだなぁ、まぁ取っておくけど。

あとはレッジの弓は燃やしてしまったから無し。

バイアールのシルバースタッフは流石に他より良い品だ。まだ、使うあてがないけど。

シャープエッジとバトルメイスと防具はありがたく装備しよう。

そして金がスゲぇ。

バイアールだけで20000以上持ってるって!

懸賞金がいくらになるかわからないが、装備を買ったりとか含めて旅がかなり楽になりそうだ。


ドロップ回収をし終えてから、ようやく援軍が来た。

捕縛した盗賊達を引き渡し、数を確認する。

結果、捕縛用ロープは2つ余った。一番最初に二人で一本にしたのと、リルムの分だ。


が、援軍の中に、エルフ語が判る者は居なかった。

リルムは手配していたそうだが、来る途中に落馬し、急遽来れなくなったらしい。


「困りましたね」

「やはり解放をすると大変なのかしら?」

「うーん、力づくってわけにはいかないです」


セニアとリルムが話し合っている。


「なぁ、リルム、魔力を回復するアイテムはあるか?」

「え、援軍が持ってきてると思いますよ、使います?」

「出来れば、あまりあの子をあのままにしておきたくないし、手持ちは全部使ってしまったからね」

「?」

「ついでに、僕ら以外はこの部屋から出ていってほしい」


リルムは首を傾げながら、魔力水の瓶をいくつか持ってきた。

さらに人払いもちゃんとしてくれた。

魔力水を貰い、口にし、フラウに呼び掛ける。


(フラウ?お願いできるか?)

(わかったよぅ、で?姿は見せた方がいいの?)

(そうだな、頼む)


心の中で会話してみるとアレンから光の玉が出て来てフラウになった。


「あ、フラウちゃん、こんにちは」

「セニア~元気だった?」

「あ、あの~アレン?これは一体なんですか?」

「フラウ、自己紹介」

「あたしはフラウだよぉ、アールブだよぉ」

「あ、リルム・ライルエルです」

「要するに、神の御加護の一部さ、フラウならエルフ語わかるからね」

「アレン、後で詳しく教えて、よくわからないです」

「後でね」


一回見ているセニアと初めて見るリルムではまぁ、こんなところだろう。


「じゃあ、外しますよ」


リルムがエルフに繋がれているチューブを外した。

どさりとエルフの少女が落ちた。

ふらふらで立ってられないが、

目を開き何か言っている。


「・・・××は××!」

「何言ってるかわからないね、アレン」

「××な!×××」

「怖がらないでいいよ?」

「×××!××××」

「フラウ、頼むわ、俺達3人の言葉を彼女にわかるように、彼女の言葉を俺達にわかるように、同時通訳してくれ」

「うん、わかった」


「俺達の言葉がわかるかい?」

『に、人間!許さない!』

「無事通じるようですね」

『貴様ら、人間が私にしたことは許さない、すぐにエルガルドから戦争をしてやる!』

「落ち着いて、私達は敵じゃないわ?」

「ごめんなさい、わたしは近くで貴女を見ていたのに、止めらなかったです」

『黙れ!私の魔力はどこへやった!』

「デミヒューマンの魔術師が自分の力にするために石に移していたんだ」

『返せ!』

「ごめんなさい、私達の知識じゃ、石から魔力を取り出すことが出来ないです」

『そもそも何故人間がエルフ語がわかる!?また騙すつもりか』


埒があかない。話を聞いてもらえる雰囲気じゃない


「ちょっと!あんた、アレン達が助けてくれなかったら、まだ繋がれて、魔力を奪われていたのよ、まずは感謝しなさい!」


フラウがブチキレて抗議しだした。


『人間に感謝?何を言って・・・』


一瞬、エルフの子の動きが止まった。フラウをじっと見つめている。捕って食ったりしないだろうか。


『ま、まさか、あなた、あ、アールブ様?』

「そうだけど?名前はフラウよ、今はアレン達と旅をしているのよぉ」

『ま、ま、誠に申し訳ありません!気が動転していて』


あからさまに取り乱した。なんだ、この対応は。


『アールブ様がついている人間・・・』

「だからどうしたの?」

『あなた方には無下な態度は取れません。申し訳ありませんでした』

「全く状況が理解出来ないんだが」

『アールブ様は、女神ユミル様の代行者です、その意思は正しく絶対です』

「フラウ、お前、凄かったんだな」

「何よ!今わかったの?失礼しちゃうわぁ」

『とは言え、あまり話す気力もないです。詳しくはエルガルドで話します。すみませんがエルガルド迄連れていってもらえませんか』

「一度、帝都ウィリアムにいく必要があります。すぐには無理ですが」

『急ぎじゃなくていいです、あなた方の用事が終わってからで大丈夫』

「じゃあ、付いてくるのか?そんなボロボロで?」

『姿を変えますから、荷物と一緒で構いません、』


そう言うと、エルフの少女は光りだし、最後には緑の宝石のようなものになった。


緑魔力の結晶


アレンも知らないアイテムだ。大事なものというカテゴリーだろうか。

アレンはそれを大切にストアに入れた。


「なんか良くわからんかったが、フラウありがとう」

「ユミル様は、エルフに取っては崇拝されてるからねぇ」

「そうなんだ」


「さて、終わりましたね、一度、帝都ウィリアムの私の家に行きましょう、外に馬車があります。お疲れでしょうからしばし、ごゆるりと過ごしてください」


そうリルムが言ってアジトを後にした。

外に出ると、夜の暗闇のなか、東の空が明けだしていた。

1日以上戦っていたことになる。


リルムが案内してくれた馬車でアレンもセニアも軽い食事をいただいた後、大爆睡をしてしまった。


リルムは馬車の後ろから一人、空を眺めていた。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 会話がとても読みづらい。 どうして同じ人が会話を続けてるのにカギカッコを別にするのか。 [一言] 残念。
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