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とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
第2章 一人よりも二人が良い
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引き続きアジト探しをしてみる

岩に座り、ブリトーの様なものを

食べながら作戦会議だ。


「セニア、どう思う?」

「うん、美味しいね、ピリ辛でいい感じ」

「・・・」

「・・・あれ?」

「いや、確かに美味しいね。でもそうじゃなくて、盗賊団のアジトの話!」

「あぁ、そっちね」


普通に考えて、そっちだろう。

そっちってどっちだよ。

やはり少し天然の気があるな


「やはりなかなか見つからないな、帝都ウィリアムの兵士たちが見つけられてないだけのことはあるってことかな」

「うーん、結構かかるね、方向は合ってると思うんだけどな」

「なんでわかるの?」

「匂いとかで。今進んでいる奥に人は居ると思う」

「凄いな、セニア」

「えへへ、でもそれが盗賊達なのかまでは分からないな、数も少ないしと思うし」

「見張りだけ外に居るとかかもしれないね」

「うーん、よく分からないや」

「そうか、俺も気になることがある」

「うん?なぁに?」

「森に入ってまだ半日だけど、盗賊に全く会ってない」

「うん、確かに」

「まっすぐ進んでる訳じゃないとは言え、近づいてはいるんだよね?」

「うん」


寄り道はしてる。それはわかってるが何があるかわからない。

実際、少しのお金や、アイテムが落ちていた。

質の良い装備品とかがないのが残念だが。


「それに、結構忍び込むとかじゃなくて、暴れてるよね、俺たち」

「うん、多分うるさいよね」

「それなのに、盗賊は全く出てこない。本当にここに盗賊はいるのかな」

「うーん、わからないわ」

「それに、盗賊達がイレインやアリアナを襲うのにこんなに時間をかけて出掛けるものか、半日以上往復でかかるのはダルいんじゃないか?」

「確かに。でもまだ居ないとも限らないよね?」

「うん、散策は続ける。でも、考えられるのは、盗賊のアジトはここにはないか、別の抜け道があるか、よほど早く移動できる手段があるかくらいかな」

「アレン、ご飯食べたらどうする?進むよね?でも帰りを考えると夜は大変だと思うよ?早めに引き返す方がいいかな」


夜は掛け値なしに真っ暗だろう。セニアはともかく、アレンには夜目が無理だ。気を使ってくれている。

しかも松明もない。あっても怪しまれたりするから使えないが。

ストアに、テントもあるし、保存食もある。

最悪は森で一泊して長い時間探るのもアリっちゃあアリなんだが。


だが、準備はしっかりしておくべきだろう。

盗賊が相手だ。こちらは捕まえるつもりでも向こうは殺すつもりで来るはずだ。


「もう少し進んだら引き返そう」

「うん、わかった」

「イレインでもう少し準備して、明日以降は長めに入ろう。幸い金も、憲兵所に返してもまだ残る。テントと携帯食、保存食、傷薬、魔力水を中心に準備しよう」

「はい、じゃあ、暗くなりだしたらイレインに着くくらいに引き返す時間も考えないといけないわね」

「帰り道はダンジョンウォークで敵に会うのを減らすから、まだ気にしなくていいよ」

「わ、便利ね、アレン、そんなこと出来るんだ」


そう言えばセニアにダンジョンウォーク説明してなかった。

まぁいいや、シーカーのスキルでエンカウント率を下げられると簡単に説明しておく。


全体の広さが判ればまだいいのだが、このダンジョンは全くわからない。

しかも時間もセニアの腹時計が目安となる。意外と大変だ。

後2時間進もうとか言ってもわからないのは厳しい。


―――――――――――――

ご飯を食べ、一休みしたので、再出発だ。

傷薬と魔力水での回復ももちろん忘れない。

少し奥に進むとまた雰囲気が変わった。

出てくる魔物にもゾンビ系が混じりだしてきた。

なんでこんな森にゾンビ系が?

気にはなるが歩みを止めるつもりはない。


「セニア?匂いとか大丈夫?」

「うーん、気分は良くないけど大丈夫よ」


ゾンビLv20×3


うあ、いきなり敵のレベル上がった。

しかしゾンビ。気持ち悪いことを除けばあまり恐れる強さではない。

ゾンビ系はHPと攻撃力が高く、毒などの状態異常を誘発する攻撃もしてくるが、防御力は低く素早さも遅いのが多い。

しかも分かりやすく火と土に弱い。火葬と土葬だ。打撃的にも属性的にも今のアレン、セニアには大分戦いやすい部類の敵だ。

火炎弾を中心に攻撃を組み立てて、セニアには力一杯なぎはらってもらえば、楽勝だ。


ただの布☆1

24フィル


ドロップがこの上なくしょぼい。死体だから仕方ないが。

しかし経験値は美味しいはず。少しレベルあげしておくのもアリ。


オークLv18×2

人面樹Lv18


オークだ!小型でレベルは低いように思うが、持っている斧の威力はバカに出来ない。

これはきちんと戦わないと痛い目に遭う。

セニアと一匹ずつ担当する。

人面樹はさしあたり放置だ。

シミターでV字切り、反動を生かし足蹴にしてオークを撥ね飛ばし、火炎弾を飛ばす。

しかしオークは倒れない。

斧を振りかざし一刀両断しようとしてくる。

大振りなので難なく避け、そのまま喉元をシミターで突き!

倒すことが出来た。

我ながら結構えぐい連続攻撃だ。

そのまま人面樹に向かう。

火炎撃マジ優秀。人面樹よく燃える。

断末魔の声もあげてるが、無視だ。

人面樹を倒す頃にはセニアの方も片付いた。


鉄の斧☆2

鉄兜☆3

木の弓☆1

236フィル


ドロップは装備品が充実している。

が、弓は二人とも使えないし、斧は重くて素早い攻撃が得意な二人には扱いにくい。よってストアで保留。

鉄兜はありがたく装備しておく。

鉢金の方がまだ軽いからこれをセニアに。

銀の髪飾りよりは多少重いが守備力的にはこっちだ。


進みながらそんなこんなでかなり戦った。

臭い。とりあえず今日は帰ろう。


「セニア、アジトはまだ先かな?」

「人間の匂いには結構近くなったよ」

「凄いね、この悪臭の中でもわかるんだ」

「なんとかね、でも気分は悪いわ」

「一旦帰ろう。戻ったら良い時間になるだろう」

「わかった」

「明日は寄り道せずに一気にここまで来れそうだな」

「うん、そうしよう」


ダンジョンウォーク!と念じて帰ることにした。

帰りは多少の戦闘にはなったが、案外すんなり帰れた。

ただ、イレインの宿についたら大分暗くなっていたので、引き上げタイミングはベストだったかな。


宿の店主に鏡を借りることが出来たのでステータスを見てみる。

そう言えば、ずっとステータス見てなかった。

鏡のようなものが無かったから仕方がないと言えばそうなんだが。


アレン・クルス 17歳 ヒューマン 男

Lv23 シーカー☆3

主属性 無

シミター☆1

鉄兜☆3

鎖帷子☆1

ニードルグラブ☆2

硬質ズボン☆1

青銅の膝宛☆1


セニア 17歳 ウェアタイガー ♀

Lv24 ビーストウォーリア☆3

主属性 土

メイス☆1

鉢金☆3

ブロンズキュイラス☆2

ピンクミトン☆1

レギンス☆1

革の靴☆1

木の腕輪☆1


二人ともレベルもジョブ習練度も上がってる。

良いことだ。多分、技やスキルなどやれることが増えているはず。

確認は明日だな。

後は武器を少し強化したいのと、セニアの足装備くらいか。

武器屋を明日再び訪ねてみよう。

今日は疲れた、風呂入って飯食って寝よう。


あ、もちろんセニアとは仲良くしました。当然だろう。


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