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とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
第2章 一人よりも二人が良い
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夜の戦いをしてみる。

ちょっと運営からストップ入ったので、描写を大幅に変えました。本筋には影響しないので・・・

夕飯を食べながらこれからやることを決める。

メニューは選べないようだ。

今日はピリ辛の鳥料理のようなものと、ご飯、野菜スープだった。

マーレのご飯より濃いが旨い。

これで泊まりもいれて二人で240フィルは安いと思う。

この世界では普通に米が食えるのは凄い嬉しい。

やはり日本人だと飯だわ。日本人じゃないセニアも普通に食べてるけど。


「これから、夕飯食べたら、街の外に出よう」

「危なくない?」

「いや、イレイン周辺に出る敵レベルより二人とも強いはずだよ」

「そうなの?」


あくまでゲームと同じような敵が出ればだ。

目的はレベル上げじゃないが、

夜の方がエンカウント的にもいいし、敵も強い。

その上ラーニング出来る特技を持った敵も多い。


「でも夜だと、ここらへんは真っ暗だよ?私は夜目利くけど、アレン大丈夫?」

「いやいや、そんなに遅くまでは戦わないよ。あくまで日が落ちて暗くなるまでだよ」

「そう?じゃあいいかな」


そうか、ウェアタイガーは猫みたいに夜でも見えるのか。

じゃあ寝顔とかも見られちゃうじゃないですか、やだー。

ま、とりあえずセニアも納得してくれた。


「ちなみに明日はギルドにいくのと、魔法具屋を覗き、盗賊の情報集めだよ」

「え?盗賊?」

「イレインの方から来るって言っていたろ?」

「そうだけど・・・母には行かないって言っていたけど、行くつもり?」

「ああ、解決してないなら放っておけばまたアリアナが被害を受ける。見過ごせない」

「ありがとう、でも無茶は駄目よ、もちろん私も行く」

「助かる。大丈夫、二人ともかなりレベル上がってるし」

「帝都ウィリアムには向かわないのね?」

「すぐにはね、イレインでやることはやっておいた方がいい。盗賊達だって、帝都ウィリアムよりイレインやアリアナの方が活動しやすいだろうし」


気がかりとすれば、盗賊達のステータスがわからないことだ。

ゲームにはイレインで盗賊退治する場面はない。

しかし、アリアナの大人達で何とか対応しているのを見ると大丈夫なのかとも思う。

まぁ、いい、宿屋に部屋の鍵を預けて夜のフィールドに出発だ。


――――――――――

夜はかなりエンカウント率があがるらしい。

大蝙蝠

キラービー

フライアント

ビッグフライ

など、空を飛ぶ魔物も数が多い。

が、Lv10前後なのでゲームと同じ強さらしい。

多分楽勝だわ。



キラービーLv9×2

いたずらネズミLv8×5


セニアがメイスに力を込め、回転する要領でいたずらネズミを一気に倒した


「アレン、メイスを振るうときに上半身のバネを使って強く捻るとなぎ払うように複数攻撃出来るわ」

「俺も負けてられないな」


『なぎはらい』の特技を覚えたらしい。そりゃ、助かる。

『なぎはらい』はある程度近い複数の魔物を一回で攻撃する棍術で、ゲームにももちろんある。

使うにはそれなりの力と体のバランスが必要で人間戦士ではレベル23でやっと覚える技だ。

セニア、怪力じゃね?あとやはり体幹やらのバランスが虎そのものということか。


「はっ!火炎弾!」


火を吹いたシミターから火の玉が飛び、キラービーに直撃。


「出来ちゃったよ、やってみるもんだな」

「アレン、凄い!遠距離攻撃出来るんだ!」


アレンも火炎撃の応用技である空中に火炎を放つ火炎弾を使えるようになっていた。


「ふう、前より効率よく戦えるね」

「レベルアップのおかげだよ」

「それにしてもなぎはらい、便利だな、凄いよ」

「アレンこそ魔法無くても遠距離攻撃出来るんだもん」

「応用だよ」



フライアントLv9×6

ビッグフライLv10×4


「おっと、蟻にハエと虫だらけだな」


今度はシミターに火を宿らせ明るくすると、虫たちが寄ってきた。

そのまま左上段から切り下ろし、すかさず右上段からも切り落としV字に剣を振るった。

10匹の虫モンスターが一撃である。

こちらも火炎撃の応用技、火の明るさに虫などを集める集虫火と、

レベルアップで覚えたV字切りだ。

まさに飛んで火に入る夏の虫状態だ、夏じゃないけど。

シミターのように切れる刃物にしたことでこういう技も使いやすくなった。

レベルアップして覚えていたものの、切れない銅の剣では使いようがなかった。


技はレベルアップで覚えるものと、技を使ってるうちに応用し覚えるものがある。

応用技は4つ以上あったり、中には奥義クラスのものになる場合がある。

アレンは経験的にどの技がどう派生、応用出来るか知っているため、

慣れは必要だが、なんのことはなくやってみせた。

通常応用技は使用回数に依るため覚えるのが大変であるが。知っていれば閃く必要はない。

イメージは大事だが。



大蝙蝠Lv9×2

ラピットラビットLv10×3


複数いる敵はセニアが、空中はアレンが担当する。

敵がアレン達より弱いのもあるが恐ろしく効率がよい。

こんな調子でしばらく戦っていた。



毒イグアナLv12×2


これは意外と大変。苦戦までは行かないが、火もあまり効かないし、ここらへんでは防御も高い。

セニアと一匹ずつ確実に倒す。



あばれイノシシLv11×2


これも大変。体力はあるわ、攻撃力高いわ、油断するとかなりの大怪我をする。

が、セニアが避けまくり、その間に遠距離から燃やして倒していた。

うーん、セニアは前衛として至極優秀だな。


「アレン、ここで戦うのレベルあがらないし、あまり意味なくない?」

「いや、目的はレベルがじゃないよ。素材系ドロップとお金稼ぎだよ」

「そう言えばいたずらネズミは結構お金持っているね、あとはキラービーの毒針とか確かに素材は沢山だね」

「あと、たまにしかでないけどエアーベアーって敵がいるんだ、狙いはそいつだよ」

「エアーベアー?」

「風属性の特技を持っている夜行性の熊っぽい魔物だよ」

「風かぁ、私とは相性悪いなぁ」

「確かに。ただ、熊だけどそんなに強くないよ、そいつから特技をラーニングするのが目的だよ」

「そっか、じゃあエアーベアーでたら指示を待つね」

「ああ」


ところが、それからややしばらく戦ったが、エアーベアーにそもそも遭遇しない。マジかー。

ウサギの肉、毒針、蝙蝠の翼、鱗粉が溜まり、たまにイノシシの角、

毒イグアナが落とす革の腰巻きが売れば美味しいくらい。

ウサギの肉は普通に旨いらしい。

もっとも現実世界での話であり、

こっちで食えるかは知らんが。

蝙蝠の翼は後で必要になるはずだからどんなにあっても良いが。


あたりも暗くなり、イレインの宿に帰ることにした。


「エアーベアー出なかったね」

「いやぁ、ついてないな、38回戦闘して1回も出ないって」

「また数えてたの?余裕ね」

「くせなんだよ、数えだしたら」

「でも、それなりに素材集まったね」

「お金もね、エリートゴブほどじゃないが、悪くないな」


戦闘及び、革の腰巻きを売って得たお金は3288フィル。

まぁまぁかな。一応宿代としては14日分くらい。魔法具は買えないが悪くない。


「セニア、明日も夜戦おうか」

「いいけど、しばらくするの?」

「エアーベアーからは『キュアウインド』という回復スキルがラーニングできる。文字通り回復魔法だ。回復量は多くないけど、持ってるに越したことはない」

「なるほど」

「傷薬切れたときの保険さ、消費魔力は高いが、効果は仲間全員だ」

「それは必要だね」

「なぜか俺はヒールを使えないようだしね」


そう、必要なんだよ。

ただ、普通のゲーム時はまず要らない特技だ。

ラーニングは物真似士にならないと大変だし、回復量は少ない、消費魔力は16と高い。いいことない。

物真似士に成れるころにはもっと性能的にいい回復魔法があるし。

そもそも通常、勇者はレベル3でヒールを覚える。

単体回復とはいえ、ヒールの方が回復量は多いし、消費魔力はたったの2だ。

ヒールさえあれば、キュアウインドはまず要らない。


くそっ、劣等感だぜ、ちくしょう。

魔力はあってラーニングスキルなら使えるのに魔法が使えない、使い方がわからないなんて笑えてくる。


まぁ、今日は宿に行って・・・まぁ、そういうことだ。


――――――――――

宿に帰って鍵を受け取り部屋に。


普段着に着替えたあと、それぞれ風呂に入った。

宿風呂は部屋に無いため、一緒に入るのは出来なかった、ちくしょう。


そのあとベッドに座りセニアが話し出した。


「アレン、さっきの話だけど・・・」

「・・・うん」


急に気まずい。さっきまでの連携感はどうした?


「あの、私も子供じゃないから、その・・・男女が一緒ってやっぱり・・・」

「・・・」

「急には恥ずかしい・・・」

「それに好きな人としか、ダメだって言われていて・・・」

「セニアは俺が嫌い?」

「ううん、好きよ、助けてもらったし、格好いいし、優しいし」

「もちろん、セニアは好きだよ」


とりあえずは、仲良くなることが目的。

まぁ、今日はそのまま寝ることにする。


そのまま二人で抱き合い眠ってしまった。

今さらだがダブルにした親父、GJだぜ!



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