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  作者: 桃花
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巻き込まれ

朝、目を覚ますと右足と左手が思うように動かずなんだろうと見てみると腕や足に蛇の噛みあとのような刻印が四つ。やられたと思ってしまったのは悪くない

昨日仕事の帰り道に身なりのしっかりした中年の女性に話しかけられた。見知らぬ人だしただなぬ気配を感じてしまい無視を決め込んだが人の考えなど構わず身の上話をしてきた

最愛の息子が、蛇神を奉る巫女を仲間と共に強姦したせいで呪いを受けて全身を激痛に悩ませられていると言うことだ

「自業自得ですよね。それ。ちゃんと筋を通して謝罪を巫女側にいれて息子をいれるべき所にいれてちゃんと罪を償わせなければいけない。それをするのが親であるあなた方の仕事であって、見ず知らずの私にどうにかしろと言うのはお門違いでしょ」そう言えば

「我が当主である久満様が、あなたならどうにかなるかも知れないと言われて」

「無理ですね。人間がやっているものならば、人間で対応できるけれども相手は神ですし」すっぱり切り捨てて人間ではどうにもできないと言ってやったのだが、鈍い動きと時おり来る激痛を受けながら身代わりとしての贄にしやがったと愚痴りながら会社に腕と足に激痛があり動けないので病院に行くと言えば、整形があるので会社の提携している病院にいけと促された

親に連絡してそっち関係の病院を教えてもらいまずは、職場と提携している病院へ

レントゲンやCTを取っても異常はありませんが動きが鈍いのと痛みがあると言う症状にたいしての薬をもらう。会社には数日様子を見るようにと言う診断書を書いてくれたのでもらい受ける。で、そのままその道の医者にかかれば

「蛇神の呪いを受けていますが何かしましたか?」と言われて昨日有ったことを説明して身代わりの贄にされたようだと言えば

「あり得ますね。久満と言う当主で蛇の呪いを受けた分家がいるのは九条家でしょうね。でも、贄にされてこの程度で収まっていると言うことはなにかしましたか?」

「家には自分がすみやすい用に守りの石をおいてますし。厄よけで数珠を身に付けていいますし。それに、相談された時に屋良かした人間に罪を償えといったことぐらいでしょうか?」と言えばなにか納得したようにしている

「当院に来ると言うことはその道の関係者でしょ?当主には報告をしましたか?」といいながら会社用の診断書と本家に相談する用の診断書を書いてくれている

「いえ。末端過ぎる分家なので。それに現在の当主とは交流もしていませんから伝達してもあまり効果が無いような気がして。一応九条に喧嘩を売られたと言う報告まではいれておきますが」

「この症状一生続きますよね?」そうだろうと思っても一応確認しなければならないので聞いてみると

「そうですね。現段階でその状態であることと色々聞いてみて判断できるのはそれ以上悪くはならないけれども、良くもならないと言うことでしょう」そう言われてしまう

「撒き散らしてはいませんよね?」聞けば

「撒き散らしていませんね。本体である馬鹿者はどうか知りませんが飯塚さんの場合は撒き散らしていませんから普通に生活ができます」それを聞いて安堵した。痛みと動きが鈍いのはどうにか付き合っていけばいいだけだし。呪いを受けた身であれば結婚もできないが、撒き散らしていなければ家族の縁を切られなくても済むから。

有難うございます。そう言って診察室からでて待合室で会計を待ちながら一応本家に連絡をする

本家は札を扱う家であり私も一応作ることも施行することも出きるが、それほど能力が高くないので一般人としてその道から離れていたが、こうなってしまえば一般の仕事をすることができないので、食べていくには札を扱う道に戻らなければならない。その許可をもらうための連絡だ

分家で急な用件では無い場合の回線に連絡して今あったことを説明して札師として作成の方で復帰したいと言う連絡をしたらオペレーターが最初の女性ではなく男性に変わった

「失礼します。当主付き従者の飯村宗太ともうします。蛇神の呪いを受けたとか。先程北の方の病院から送られてきた診断書の方でしょうか?」

「その診断書の名前が飯村寿恵子ならば私です」末っ子だから寿恵子と名付けたそうな。安直と言われるが、いい漢字でつけてくれたのは親心だろう。

「ありがとうございます。身代わりの贄に勝手にされたと言う話ですが、どこのだれといわれましたか?」

「話しかけてきた人からは当主である久満様がといっていただけで名字までは言われていませんでしたが、病院では九条だと言われました」

「そうですか。そこら辺もこちらできちんと対応しておきますが、まずご自身を保護したいと思いますが大丈夫でしょうか?」

「呪いを周囲に撒き散らしていませんし、呪いを受けた印は隠れる場所にあり問題なので保護してもらうほど出はありません。札師として活動できるのであれば実家に引き込もって札を卸す仕事をしたいと思っていますが」

「勝手に贄にした相手がまた接触してこないとも限りませんので、一時的にこちらに避難されてはいかがでしょうか?」言葉を重ねて本家に来いと誘われてしまうがなにか思惑でもあるのだろうか。まあ、他家に喧嘩を売るのだからそれなりに準備も必要だからその間に何かあってはと言う考えなのだろうか?と思いながら了承した。

病院に迎えに来ると言うが、本家とは結構な距離があるので空港で落ち合うことにした。会社には杖をついて診断書を提出すると共にこの状態なら仕事ができないと言うことで退職届を出した。

直属の上司も私の姿に驚いていて杖をついてギリギリ歩いている私を仕事できる状態ではないとして退職届けを受理してくれた。退職は原則として1ヶ月前とされていたが、病気でと言うことで文句も言われずに本日付けで退職となった。部屋も本家で世話になり実家に戻ることになるので引き払うつもりでいるが、どうなるかは本家次第と言うことで間だ手続きはしていない

待ち合わせの空港で母親に連絡すると泣かれたがどうしようもできないので本家の指示を仰ぐと言えばやや落ち付き始めたので安心する。姉妹には通信アプリで連絡をすれば頑張れと帰ってきたが、今後姪や甥には会えないだろうと思うと寂しくなる。あーあっと思っていると声をかけられた

名前を確認されたので運転免許書を出して見せると確認している。本家の派遣してきた人間の名刺を見て本家に連絡して確認してもらう

どちらもきちんと確認できたところで、次の便で本家に向かうことになった

飛行機で1時間。車で2時間の移動を経て本家にいけばすでに夕方である。そのまま当主・先代当主と話をするために部屋に通される。末端である私にそれほどのことをしなくてもいいのにと思ったが、なにか考えがあってのことだろうと思って待っているとそれほど待たずに先代・今代が揃う

「お待たせした。君が蛇神の呪いを身代わりにと贄に出された寿恵子さんだね。今回はなんと言うか」

「ええ本当についていないと思いますよ。そもそもなぜ私がどうにか出来るとあちらが思ったのか不思議ですし」そう漏らすと

「あちらも何を考えて他家の人間に手を出したのか。我々も不思議だ。まず自分のところで不始末が出たのならばその者に罰を与えて先方に謝罪をいれるのが筋だろうに」と困ったものだといいいながら

「この件が落ち着くまでこちらで保護させてもらう。この後なにかいってくるかも知れないし。こちらでもきちんと抗議をしたいので」と部屋を与えられることになった

「無論こちらで札を作成しもて構わないですよ。道具も揃っているので」と言われたのでそうすることにした

借りているアパートに私物がまだあるのだと言えば、後日うちの親に連絡して送ってもらうように指示が有った。部屋はそのまま継続して借りていた方が良いのか契約を切った方が良いのかと聞くと

「問題が落ち着くまで借りておいてほしい。費用はこちらが持ちます」

「電気・水道はどうしますか?」と聞くと背格好がにた人間を私の部屋に住まわせてあちらの動きを見るためにそのままにしておいてほしいと言われてしまったので、仕方がなくそうする

翌日、両親に連絡して必要な荷物を私の部屋から送ってもらうこと。一時的に保護されたことを説明すると安心しているようである。荷造りはやってくれると言うことでお願いした

鈍い動きの手足をゆっくり動かしながらも日常生活を送るのは以外とイライラすることもあるが、利き手は無事なのでそれほど問題なく過ごせている

久しぶりに札を製作したのだが、最初は上手にいかなかったが最近はまあまあいい札が作れるようになり収入も安定している。呪いを押し付けてきた方との交渉はあちらが否定していると言うことがあり難航しているが、蛇の呪いを受けているのはその家の分家だと言うことは調査して判明しているので、言い逃れができないように物証を固めているらしい。被害に有った巫女もこちらで保護してカウンセリングをしたり普通の生活を出きるように支援しているので私の症状は落ち着いている。と言うか、身代わりの贄として捧げられたがそのあと適切な処置をしてあちらに強制的に結ばれた縁を断ち切ったので、症状は悪化しない

今日も依頼されている身を守る札を製作しながらのんびり過ごす。一時的にと言う話であったが普通に半年ほど滞在している。滞在中にちょいちょい男性を紹介されるのだが、何をたくらんでいるのか?と思いながら過ごす

どうしても動きが鈍い腕や足を抱えているので側に付き添ってくれる人間が必要になる。特に外出するときは

そう言うときに使ってほしいと側付きを付けられた。今も札を作成している間にお茶の用意や日常のあれこれを片付けてくれているのだが、普通は同性がつくはずなのに男性がついている。なにかあれば男性の方がいいだろうと言われてしまいそのままだが、なれるまで大変だった。

それでもあちらはプロであるので、嫌な感じはしないから問題なく過ごせているがと作った札を確認て納品用の箱にいれるとお茶をそっと出してくれて納品の箱を受け取る側付き

「出してきますのでお茶をお飲みください」と言って部屋を出ていった。作った札は本家を経由して販売されているらしく代金はそのまま私のメインバンクに支払われているが、こちらで保護されているのでたまる一方である。借りているアパートやなんやらのお金も本家からでているので私の懐はいたくないが、本家的にはそれでいいのか?と思いながらもお茶をすする。本来は和室での生活スタイルなのだが、足の負担を考えて与えられた部屋は洋風の生活スタイルである。

札の仕事もそれほど多くなく日に50枚程度作れば一人で生活していくには困らない程度の収入が得られれるのである。効果が高いものを製作していないが、数が出る効果がある札が消費されるが作成側が安い手間賃だからと嫌煙していていつも在庫が足りないと相談を当主に相談されてしまったので、主にそう言うものを作成している

札を使う人が常に使うのは回復系とか軽く身を守るものである。こまめに回復する人が多いので回復系は在庫が200とか300とかあっても困らないし身を守る系は子供に持たせる大人が多いのでいくつ在庫があっても困らないと言う状況だそうな。

それに通常のサイズの札ではなくてお守り的なサイズの札をつくってバックとかにしまえる大きさにしているので、好まれているらしい

普通サイズはA4サイズの紙を半分にしたくらいの大きさだから持ち運びに困る。お札サイズでもいいと思うがそれだと子供が持ち運ぶのには不便だろうとお守りサイズにしたのがよかったのだろう。装丁もお守りみたいにして販売しているらしくそれの売れ行きが結構いいと小耳に挟んでいる

そろそろ家に帰りたいなーと思いながらもお茶をのみ終え帰ってきていない側付きにメモを残して散歩へ

一人で出たら危険だと言われているが、庭に出るくらい何が危険なのだろうか?と思いながら庭をゆっくりあるく

整備されてきれいな庭なので急がなければ転ぶことも無い。梅雨の晴れ間に紫陽花が咲いているのを見ながらのんびり散歩していると敵意と憎悪の視線が刺さってきた。あら?と思って振り替えれば全身に呪いをかけられた人間がいる。人だとわかるが呪いのせいで細かく見ることはできない

「お前のせいで」等と言う言葉を一応聞き取りは出来たがそれ以上は無理で何を言っているのかわからないが、恨み辛みを言われているのだろうと突き飛ばされて踞りながら考える

そもそも自業自得でそうなったのになぜ私のせいなのだろうか?と思いながらも血相を変えて駆けつけた側付きに抱かれて部屋に連れ戻された

「危ないですからとあれほどいったのに」といいながらも着替えさせられてベッドに押し込まれた。おとなしくしていてくださいと言ってどこかに連絡をしているのをぼんやり見ながら意識が遠退く

夢の中で何かに謝れた感じかしたが良く覚えてない

ぼんやり部屋体を起こして部屋を見回していると側付きが気がつき水を飲ませてくれた。

「お目覚めになられましたか。良かった」そういわれてどれだけ寝ていたのか?と首を傾げている私に

「数時間ですが、相手が相手なので。そもそも呪いを受けて動けるのだからそれほど出はないはずですが」

「禍神になっているからね。あれは。すでに人として意識は無いんだろう」そう言えば納得している

「禍神なんぞになるってことは結構な事をしでかしてたんだろ?私のせいでってなんのことだろうね。私ね事がきっかけにとか言わないわよね」気だるい体をおこしながらそう言えば介助しながら

「違うと聞き及んでいますが、寿恵子様が縁を断ち切ったことで全ての流れが変わったのでしょう」そう言いつつ抱き締めてきた。

ちょいちょいこういうスキンシップをしてくる事が多かったのだが、倒れた私を見て驚いたのだろう。心配をかけたと背中を断ち切ったので軽くあやすように叩いてあげる。

禍神となったのは各家に連絡して邪気を払いそう言う人を監視する施設に入れられたと後日当主に話をされた

実家に帰ろうとすれば、側付きに告白されて気がついたら入籍していたが何で?式には家族や友人が参列してくれて嬉しかったが何で?と式が終わってから問い詰めると

「私以外が貴女に触るのは許せないからですよ。まあ、側にいて困らないだろ?」とそのまま美味しく抱かれたが、側にいてくれるのが当たり前になっていたので、まあいいか。と思いながら日々を過ごしている

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